はじめに
こんばんわ、最近めっきり資産運用に興味がなくなってきたmakoです。その原因は、maneoの延滞遅延が多すぎること。延滞が収まる気配はないし、延滞している案件の資金回収もほとんど進んでいません。本当にイライラしますね。投資なんかもうやめようかなと感じているこのごろです。
年金が2000万円以上足りないことが明らかになって国民の投資熱が高まっているようですが、投資は絶対に儲かるものではないのであまり解決にはならないと思います。運が悪ければ資産形成どころか資産半減になりかねないのが投資です。
老後資金を確実に確保したいなら、今の時代にあったスキルを身につけて稼ぐ力をつけるしかありません。自分に投資をして稼ぐ力を身につけることに力を注いだほうがいいと思いますよ。
株式、債券、コモディティ
運用成績は以下の通りです
順位 | 投資先 | 先月損益 | 今月損益 |
一位 | 積立NISA | −0.66% | 2.54% |
二位 | iDeCo | −1.8% | 1.5% |
三位 | ウェルスナビ | −3.48% | 1.14% |
四位 | 特定口座投資信託 | −2.74% | 0.56% |
五位 | THEO | −1.47% | 0.07% |
米中貿易戦争が続いているせいか、なかなか株価は上がりませんね。一年以上運用しているにも関わらず、一番成績の良い積立NISAでも3%以下の利回りしか出せていません。暴落リスクを背負っている割には、リターンが小さいなというのが正直な感想です。
ロボアドバイザー
ウェルスナビもTHEOもキリがいいところで解約したいですね。ただ、解約(売却)するときは税金を20%引かれますから悩ましいところです。
それでもロボアドバイザーは手数料が高すぎる(評価額の1%)ので長期間保有には向きません。ネット証券で信託報酬の安い投資信託で運用した方が絶対にいいと思います。ロボアドバイザーを解約したらその解約資金を元手に楽天証券で少しづつ先進国株式、新興国株式を積み立てていきたいですね。
ネット証券で海外株式、海外債権、リート、ゴールド(金)のインデックスファンドでポートフォリオ組んだら信託報酬を0.3%以下まで下げることができるので長期間1%の手数料を払うのはさすがにバカバカしいです。
もうすぐTHEOは資産評価額に応じて0.65%まで手数料を下げるのですがこれでもまだ高いですね。0.5%以下くらいまで下がればやってみようかという気分にもなるのですが。
ウェルスナビ(先月-3.48%→今月1.14%)
年金不足2000万円の問題が噴出して国民の間で資産運用の熱が高まっているようです。ウェルスナビは絶好調で資産総額が1500億円に達したとのこと。すごいですね。THEOや楽ラップはほとんど存在感はないと言っていいと思います。ロボアドはウェルスナビ一強状態です。
ただ、この状態は我々投資家からすると好ましくありません。いろんな会社が出てきて様々なサービスを競うのが健全なマーケットのはず。しばらくはウェルスナビのサービスが良くなることはないでしょう。
もう少し強力なライバルが出てくれば高い手数料も下げるはずですが、今のままでは手数料は下げないでしょうね。
私はウェルスナビは一番高いリスクで運用しています。(株式80% 債権・コモディティ20%)。もちろん。、運用リスクは投資を始める前に自由に決めることができます。ウェルスナビに投資するなら一番リスクを高くして運用することをお勧めしたいです。そうしないと手数料負けしてしまう可能性が高まるからです。債権、コモディティの比率を高くすると経済成長の波に乗れませんから高い手数料だけ取られて資産の値上がりはほとんどないということになりまねません。債権、コモディティの比率を増やすのは中高年以上になってからでも問題ないでしょう。
日欧株はずっと低迷したままです。このままズルズルと低迷を続けるのでしょうか?
米国だけではなく、欧州も保護主義の政党が勢力を伸ばしていますから、当分は日欧株は低迷するかもしれませんね。


THEO(先月-1.47%→今月0.07%)
THEOは株式60%、債権・コモディティ40%とウェルスナビよりリスクを下げて運用中です。運用リスクは投資を始める前に自由に決めることができます。
ウェルスナビよりも株式の比率を下げて運用しているので、ウェルスナビよりも値下がりは抑えられました。株価下落時は債権、コモディティの比率が高い運用はやはり安全です。若い人はともかく、年配の方は株式だけの運用はやはりリスキーです。
運用における株式比率の目安は、年齢を株式比率にすれば良いという考えが昔からポピュラーです。私は現在、50歳なので株式比率は50%くらいが無難ということですね。

今月は米国株、日本株、中国株、メキシコ株が大きく値を下げました。

債券は可もなく不可もなくという感じですね。

コモディティは米国リート、金が好調でした。コモディティの不調を充分補っていますね。

THEOは現在、新手数料体型に移行中です。資産運用額が高くなると手数料が下がる仕組みです。現在は運用額に対して1%の手数料です。これもウェルスナビに対抗するためでしょう。でも、今の状況を見るとウェルスナビをビビらせるレベルには達していないのでしょう。ウェルスナビが1500億円の資産を達成したのが何よりの証拠です。
投資信託(SBI証券)
特定預り(先月−2.74%→今月0.56%)
先月の暴落からだいぶ回復しましたね。先進国株式はある程度回復しています。一方、新興国と日本のレオスひふみプラスは低迷したままです。
債権、リートは大きな変化はありませんでしたが、ゴールドは大きく値上がりしていますね。それにしてもひふみプラスの低迷は長すぎますね。ひふみプラスに大金を投資している人はかなりの損失を出しているはずです。

積立NISA(先月 −0.66%→今月 2.54%)
楽天全世界株式とニッセイの世界株式インデックスファンドとの運用益差がかなり開いてきましたね。楽天全世界株式は実際の運用手数料が高いので(0.5%)、手数料負けしている可能性が高いです。全世界株式に投資するならeMaxis Slimシリーズの全世界株式を購入した方がいいと思います。
私のお勧めのNISAのポートフォリオは
ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.11772%) 90%
三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(信託報酬0.20412%) 10%
ですね。投資信託のコストを最低限にして世界経済成長の恩恵にあずかれますから!!

NiSAを運用する上で一番注意すべきことは出口戦略です。ある程度含み益が出たら勇気を持って売却することが重要と思います。というのもNISAは損失が出たら、節税効果も受けれないし、特定預かり口座の投信などと損益通算できないのでデメリットしかないんです。
あまり欲をかかずに、ある程度の含み益が出たら売却することを検討した方が良いと思います。20年間、馬鹿正直に運用して終了直前に株価が暴落したら目も当てられません。
iDeCo(先月−1.8%→今月1.5%)
先進国株式の回復で3%以上アップしました。iDeCoは今の所、先進国株式を中心に運用しています。

こちらはiDeCoのポートフォリオです。
除外される予定の債権商品があるので、これらは近いうちに現金化する予定です。iDeCoは株式、債権、コモディティ以外に日本円を積み立てられるのがいいですね。リスクのコントロールがNISAと異なり自由にできます。
私はアラフィフという年齢上、債権、現金の比率を少しずつ増やしていく予定ですが、若い人なら、先進国株式だけか先進国株式+スパイス程度の新興国株式でいいと思います。その方が世界経済の成長を取り込めるし若いうちは暴落しても時間をかけて株価回復を待つこともできますからね。

毎月の積立は株式の比率を下げて海外債権の比率を高めています。この比率もWEBサイト上で簡単に変更が可能です。iDeCoの大きな欠点は60才になるまで資産を引き出せないこと。人生には急にお金が必要になることが運が悪ければありますのでそういう時に引き出せないのは非常に大きな欠点と思います。
これからiDeCoは制度もどんどん変わっていくことが予想されます。60歳まで引き出せないという制度は是非変えて欲しいです。年金とはいえ自己責任で厚生年金、国民年金とは別に運用しているわけですから、どう考えても引き出せないのはおかしいです。
60歳まで引き出せない制度を廃止すると若い人も加入者ももっと増えるのではと思います。

投資信託(楽天証券)
SBI証券以外にも楽天証券にも口座を持っています。カードが使える店では楽天カードで買い物をして極力現金を使わないようにしていますから少しですけど毎月一定額の楽天ポイントが貯まります。貯まった毎月の楽天ポイントで楽天証券で投資信託購入しています。
少額ですけど少しづつ小遣いが増えていく感覚で楽しいですよ。
私はウェルスナビやTHEO、SBI証券で運用しているレオスひふみプラスなど手数料の高い商品を解約予定なのでそれらの資産使ってを楽天証券で先進国株式の投資信託を購入予定です。

ソーシャルレンディング
消費税増税と五輪バブルの影響で日本の景気後退が噂されている日本。私の感覚としては今新規でソーシャルレンディングに投資することはお勧めしません。私も新規の投資はここ数ヶ月全くやっていません。
ソーシャルレンディング検討している人に言いたいのは、そもそも論としてソーシャルレンディングってリスクが高い投資だということです。よほど良い物件の不動産担保を押さえている案件は別ですけどそういう案件は多く無いでしょう。
株式のように時間を味方につけて株価を回復させることもできないので、株式投資よりもリスクが高いことは理解しておきましょう。
ソーシャルレンディングはリスクの低い美味しい案件なら銀行が貸していますよ。銀行が見送るリスクの高い案件を貸し付け型クラウドファンディングにするのがソーシャルレンディングです。ソーシャルレンディング投資するなら、元本割れして当たり前の感覚で投資することをお勧めします。
今月のソーシャルレンディングの分配金、元本償還内訳は以下の通りです。
ソーシャルレンディング業者 | 分配金(円) | 元本償還(円) |
maneo | 2258 | 169260 |
クラウドバンク | 402 | 9417 |
オーナーズブック | 0 | 0 |
クラウドクレジット | 642 | 0 |
LCレンディング | 211 | 0 |
合計 | 3513 | 178677 |
maneo (分配金2258円)
今年の分配(元本+利息)の一覧です。大体、毎月2回分配があります。

maneoは6月度の分配金は税引き後に2258円、元本は170000円ほど戻ってきました。
maneoは延滞がとにかく多すぎますね。これからも増える可能性も十分にあります。また、延滞している案件の進捗もお寒い限りです。定期的に連絡は来るのですが、ほとんど進捗がないので、あまり連絡する価値のない情報ばかりです。
原則、maneoに投資するのはやめたほうがいいともいますよ。他にもソーシャルレンディングの会社はいくらでもありますから。
もし投資するなら案件あたりの投資額を極力下げて徹底的に分散投資することを勧めます。
関連記事1:maneoの延滞案件の回収状況連絡ありました。meneoの毎回の報告は結論を先に書かずにだらだらと事実を書いてあるだけなのでイライラしますね。
関連記事2:maneoの延滞発生祭り継続中。本日また2件の案件で被弾。maneoは今、一番危険なソーシャルレンディング業者の一つと思います。
関連記事3:maneoの返済遅延の件。担保物権売却なかなか進みません。ソーシャルレンディングへの投資はやめた方が無難。
ソーシャルレンディングを勧めないのは私自身、元本割れの洗礼を受けて損失を出しているからです。
まだ、100万円弱貸し出しているのでどれくらい戻ってくるかですね。最近のmaneoの対応を見ると非常に不安になります。

maneoは延滞遅延する案件がどんどん増えていますし、訴えられて裁判沙汰になっています。裁判の結果次第では多額の賠償金を投資家に支払わなければならなくなりmaneoが破産してしまう可能性だってあるのです。
私はまだmaneoに100万円弱投資している最中なので破産だけは勘弁して欲しいです。仮にmaneoが破産したら元本はほとんど戻ってこないでしょう。
関連記事:ネット融資仲介大手maneoを提訴
クラウドバンク(分配金402円)

6月度の分配金は402円、元本償還が9417円でした。
maneoと違ってクラウドバンクは順調に元本償還が行われています。
クラウドバンクには一時期150万円ほど預けて運用していましたが順調に元本償還が進んで今は運用額が10万円ほどになりました。

クラウドバンクは今一番のオススメの業者かもしれません。元本割れはないし、一万円から投資できるし、短期案件が多いので安心感があります。分配金や償還金の引き出しも他の業者のように手数料を取られないので良心的と思います。
現在募集中のファンドを載せておきます。

クラウドバンク はエネルギー関係のファンドが多いのですが、現在は不動産や上場企業支援のファンドだけになっています。5件とも連帯保証があるので安心感が増しますね。
オーナーズブック (今月は配当なし)
オーナーズブック は3ヶ月ごとの分配のソーシャルレンディング業者です。毎月分配の業者が多いので珍しい存在ですね
私はこの業者にまだ、70万円投資しています。元本が無事に戻ってくるといいのですが。

オーナーズブックは利回りは4〜5%程度と決して高くありませんが、元本割れの可能性が低いだろうということで投資家から人気があるんですよ。5000万円程度のファンドだと数分で募集が終了することも珍しくありません。
クラウドクレジット(642円)
クラウドクレジットは毎月分配ではありません。ファンドによって不定期に分配があります。

クラウドクレジットは投資先が全世界になります。
米国のような新興国も投資先にありますが、新興国が主ですから利回りが高めです。その分、リスクも高いと捉えるべきでしょう。そうはいっても一万円から投資できるので色々な案件に分散して投資すればリスクはかなり抑えられると思います。
この業者は伊藤忠商事などがバックについているので比較的安心な業者と言えると思います。
私はこの業者には40万円投資しています。
今現在募集しているファンドです。


東南アジア、アフリカ、東欧などこれから経済成長するであろう地域に投資するファンドが中心です。先進国はほとんどありません。特にアフリカは今後、大きく経済成長することが期待されています。経済成長が期待されている地域に少額投資できるのはクラウドクレジットの大きな魅力です。
投資するなら償還実績と為替ヘッジのあるファンドがオススメです。私もそういう案件を中心に投資しています。
10%超える利回りの案件も多いですがその分元本割れリスクは高まりますよ。またクラウドバンクなどと異なり運用期間が長い案件(一年半〜二年)が多いのもデメリットです。当たり前ですが運用期間が長いほど元本割れリスクは高まります。
海外案件に投資したいなら、安心できる業者は今のとこころクラウドクレジットくらいしかないと思います。
LCレンディング(分配金211円)

LCレンディングはmaneoファミリーの一員です。地方の商業施設(不動産)に特化したファンドが多いのが特徴です。この業者には投資額が低いので5月度の分配金は税引き後で211円でした。
この業者には投資額を増やす予定だったのですがmaneoファミリーの返済遅延が続発しているので、ちょっと新規で投資する気にはなれません。そうはいっても比較的安全な業者と思っています。
親会社のLCホールディングの連帯保証が付いている案件が多いので不動産担保だけの案件よりはるかに安全と思います。
今現在募集しているファンドです。2万円から投資できるし運用期間も短く利回りも5〜6%と常識的な案件も多いので比較的低リスクで投資できると思います。

LCGFの案件は親会社のLCホールディングの連帯保証が付いていますのでLCホールディングが倒産しない限り元本が保証されます。不動産担保だけの案件よりは安心できますね。
今ならmaneo本体よりもLCレンディングの方が安全な投資先と言えるかもしれませんね。
