はじめに
こんばんわ、梅雨明けしてめちゃくちゃ蒸し暑くなりましたね。
私が住んでいる関西も梅雨明け後は朝から異常に蒸し暑くなって、アラフィフの私には堪えますね(泣)。
夜も毎晩熱帯夜でエアコンつけっぱなしにしていないと眠れません。
私はアパートの最上階(といっても3階ですが)だからか異常に蒸し暑くて困っています。
さて、肝心の資産運用結果ですが、昨日米国の金利引き下げに伴い、米国株が大きく下がりました。
米中貿易戦争の最中ですから世界株式に投資している私としては今後も目が離せないです。
株式、債券、コモディティ
運用成績は以下の通りです
順位 | 投資先 | 先月損益 | 今月損益 |
一位 | 積立NISA | 2.54% | 4.79% |
二位 | iDeCo | 1.5% | 3.8% |
三位 | 特定口座投資信託 | 0.56% | 3.09% |
三位 | ウェルスナビ | 1.14% | 1.32% |
五位 | THEO | 0.07% | 0.58% |
7月は比較的堅調だったと言えます。昨日の米国株式暴落がなければ更に1%以上成績が良かったんですけどね。
ロボアドバイザー
ウェルスナビ(先月1.14%→今月1.32%)
今月はほぼ横ばいでした。昨日の米国株の暴落がなければ3%弱の成績だったと思いますが、ちょっと残念ですね。
米国の利下げが今後、どのように世界株式に影響するのか注視する必要があります。


日欧株、新興国株はずーっと低迷を続けています。米国株、金、不動産が比較的好調なので総額ではマイナスにはなっていませんが。
ウェルスナビはウェブサイトが使いやすいし(特にスマホアプリがいいですね)、入金するだけで分散投資してくれるので楽チンですが手数料が高いのが玉に瑕(資産総額の1%)。資産総額が低い状態では手数料はあまり気になりませんが、私のように150万円以上預けていると毎月の手数料(1500円くらい)が気になります。
ある程度の金額の投資信託を購入して長期投資を希望する人はネット証券に口座を作り、世界株式を購入した方がいいと思います。手数料が圧倒的に安いので(先進国株式の手数料は0.1%程度)。長期で積み立て投資すると総資産額が大きくなっていくので手数料も比例して雪だるま式に増えていきます。
投資信託を購入するなら徹底的にコストを意識した方がいいと感じます。
ウェルスナビは株式投資をやったことがない初心者が10万円〜30万円くらい預けてみて資産ポートフォリオの組み方などを勉強するには大変良いサービスです。あとは、高い手数料が気にならない忙しい富裕層の方にもオススメできます。
ウェルスナビのおすすめポイントは
◆手続きはすべてオンラインで完結
◆10万円から世界水準の資産運用が可能
◆従来の資産運用をすべて自動化 さらに現在キャンペーン実施中
預かり資産・運用者数No.1のロボアドバイザーです。TVでも宣伝しているのでみたことある人も多いのではないでしょうか?
実際凄い人気で、 預かり資産は1400億円を突破しています。

THEO(先月0.07%→今月0.58%)
こちらもウェルスナビと同じく、ほぼ横ばいと言っていいでしょう。
全世界に投資するスタイルはウェルスナビと同じですが、THEOの方が投資する資産クラスが多いのでウェルスナビよりも分散が効いている感じですね。そのため、値上がりもしにくいが値下がりもしにくいと感じます。
まあ、これはどちらが良いか悪いかというよりも好みの問題と思います。

THEOはお金のデザインという企業が運営しているロボアドバイザーです。
ウェルスナビの陰に隠れて目立ちませんが、ウェルスナビにはない特徴もいくつかありますよ。THEOは以下の4点の特徴を謳っていますね。
1.スマホで、1万円からはじめられる。
自動積立もできるから、ほったらかしで資産運用
最短3分、パソコンやスマホから口座開設を申し込むことができます。
2.プロレベルの資産運用を誰にでも。
―機関投資家も採用している高度な運用手法を、アルゴリズムの力で全ての人に―
・ノーベル賞を受賞した学者が提唱した、2つの理論を利用して、THEOのアルゴリズムは開発されています。
・最大30種類以上のETFを組み合わせて231通りの中から、お客様に適したポートフォリオをご提案。
・手数料は年率・税抜きで1%のみ。
3.AIを活用してさらなる安心を。
―国内主要ロボアド唯一のAI搭載(2018年8月末時点)。AIが資産の大幅下落を予想して、リスクを回避―
・AIが特定の銘柄が大幅下落すると判断した場合、ポートフォリオの最適化条件をより保守的にすることで、ポートフォリオの下方リスクを抑制することが期待されます。
4.ますます加速する、THEOブランドの拡大
―大手事業会社との提携実現や、スタートアップ支援プログラムに採択。―
・THEOの地域金融機関や事業会社との提携サービス(THEO +)の提携数が2018年8月末時点で19社に。
・経済産業省が政府関係機関と共同で運営する、世界で戦い、勝てるスタートアップを創出するためのJ-Startupプログラムの対象企業に。2018年6月に株式会社メルカリ、株式会社ビズリーチ、株式会社マネーフォワードなど92社と共に認定されました。

私がこの一年使った感触ではウェブサイトの使いやすさではウェルスナビに軍配が上がります。THEOは入金してから運用するまでにタイムラグがあるのでそこがちょっと・・・という感じですね。
AIによる資産の下落リスク回避を謳っていますけど、その効果は正直感じることができませんでした。
運用成績はウェルスナビと大きく変わらない印象です。
THEOの良いところは、最近、資産総額に応じて手数料を下げるサービスを始めたことです。基本はウェルスナビと同じ1%ですが、最大0.65%まで下がります。これはウェルスナビにはない魅力ですね。
積み立て投資する場合、積み立て額が大きくなると手数料も比例して高くなりますから、手数料を気にするのは大事です。
投資信託(SBI証券)
特定預り(先月0.56%→今月3.09%)

先進国株式が先月よりも大きく値上がりしたおかげで堅調でした。日本株(レオスひふみプラス)は半年以上ずーっと低迷していますね。一時期の勢いは全くありませんから寂しいですね。
ゴールドが14%を超えているのも凄い。たまたま購入した時期が値下がりしていたのでしょう。運が良かったですね。
積立NISA(先月 2.54%→今月 4.79%)

先進国株式と全世界株式の運用益に段々と差が出てきましたね。新興国株式の伸びが今ひとつなのが大きな原因です。中国の経済成長は凄いものがありますけど、米中貿易戦争の影響が今後、どう中国の株価に影響してくるのか気になるところですね。
株式投資をやったことがない投資初心者に投資を進めるとすれば、積み立てNISAでニッセイ外国株式インデックスファンドを毎月購入していくのを勧めたいですね。何故なら、
1 手数料が安い。 資産総額のおよそ0.1%です。数ある投資信託の中で一番安い部類ですよ。
2 米国、日本、EUなどの先進国企業に分散投資できること
3 リスクの高い新興国が入っていない。
4 積み立てNISAで20年間積み立てて運用益が出れば運用益は非課税になる。但し、運悪く元本割れしたらメリットは全くないので注意が必要です。
とにかく手数料を安く、リスクもそこそこの投資信託といえば、ニッセイ外国株式インデックスファンドが最右翼でしょう。この商品より手数料やリスクのバランスが優れている投資信託はないんじゃないかと思っています。
実際、人気のファンドでSBI証券の週間人気ランキングでも大体ベスト5には入っていますよ。今週は第二位でした。
iDeCo(先月1.5%→今月3.8%)


老後年金の2000万円問題でiDeCo(個人型確定拠出年金)に興味を持っている人も多いと思います。
掛け金が全て所得控除されるので節税になるのが大きなメリットですね。
一方、iDeCoの最大の注意点は60歳まで引き出せないことです。急にお金が必要になった時に引き出すことができないというのは結構大きなデメリットだと思うんですよ。人生は短いようで長いので急にお金が必要になる時は必ずあると思うんです。
だからiDeCoはあくまで余剰資金で積み立てるのが良いと思います。掛け金は5000円からになります。途中で積み立て額を変更することも自由にできます。資産のスイッチングも自由にできます。
60歳まで資産を下ろせない以外は結構自由な制度なんですけどね・・・・
投資信託(楽天証券)

私は楽天カードや楽天PAYでほとんど買い物をするので、毎月1000ポイント以上は確実に貯まります。通信費、電気代、ガス代も楽天カードで払うようにしています。
毎月溜まるポイントで生活必需品を購入するのも節約になりますが、投資信託を購入するのも悪くないですよ。楽天証券の投資信託は少額で購入できるので便利です。私は毎月のポイントで投資信託を購入するようにしています。
今は現金で買い物をするのは全くポイントが付かないので明らかに損な時代です。
クレジットカードや楽天ペイ、PAYPAY、LINEPAYなどのスマホ決済などを積極的に利用していきましょう。
ソーシャルレンディング
今月のソーシャルレンディングの分配金、元本償還内訳は以下の通りです。
ソーシャルレンディング業者 | 分配金(円) | 元本償還(円) |
maneo | 1460 | 0 |
クラウドバンク | 285 | 0 |
オーナーズブック | 5945 | 0 |
クラウドクレジット | 4830 | 100000 |
LCレンディング | 59 | 28999 |
合計 | 12579 | 128999 |
maneo (分配金1460円)

今月は元本返済がありませんでした。
maneoはご存知の方も多いと思いますが、ここ半年くらいで延滞をたくさん起こしています。私も御多分に洩れず、11件のファンドで延滞に巻き込まれ総額は57万円です。
これらのファンドは全て不動産担保を取っているファンドですが、担保不動産の評価額もいい加減で、価値のない不動産を担保に我々不動産からお金を巻き上げていたことが明らかになりつつあります。
おそらく、この57万円はこれまでのmaneoの対応を見る限りほとんど戻ってこないと思います(泣)。
maneoの延滞に巻き込まれた件についてはまた、記事にしたいと思います。
関連記事:ネット融資仲介大手maneoを提訴
クラウドバンク(分配金285円)

maneoと違ってクラウドバンクは順調に元本償還が行われています。
クラウドバンクには一時期150万円ほど預けて運用していましたが順調に元本償還が進んで今は運用額が10万円ほどになりました。

クラウドバンクは私は結構気に入っています。
何故なら、とにかく使いやすいからです。オーナーズブックやSBIソーシャルレンディングやファンズほどメジャーではないので募集開始から数分で応募終了ということはないんですよ。
常に数件は募集がかかっているので自分の好きなファンドに余裕を持って応募できると思います。
エネルギー関係のファンドが多いですが、中小企業支援、不動産、海外案件(米国にドル建て)もあります。
全てのファンドで一万円から応募できますし、利回りもまずまず(平均7%くらい)ですから魅力はあると思いますよ。
貸し倒れも今までゼロですから比較的安心な業者ではないでしょうか?
不動産担保と連帯保証の2つで保全を効かせているファンドも多くあるので、初めてクラウドバンク で投資するなら保全をダブルで効かせているファンドを選ぶのがオススメです。
オーナーズブック (分配金5945円)


ファンドごとに配当と引かれる税金が示してありますね。
オーナーズブック は3ヶ月ごとの分配のソーシャルレンディング業者です。毎月分配の業者が多いので珍しい存在ですね
東京都心の不動産に対する投資がほとんどです。日本で一番の不動産優良エリアへ少額投資できるのがこの業者の魅力でしょう。
オーナーズブックは利回りは4〜5%程度と決して高くありませんが、元本割れの可能性が低いだろうということで投資家から人気があるんですよ。5000万円程度のファンドだと数分で募集が終了することも珍しくありません。
私はこの業者に70万円投資中です。元本は10万円戻ってきていて、利息は25000円ほど貯まっています。オーナーズブックは口座から引き出す時に手数料がかかるので注意が必要です。ある程度元本が戻ってきて数十万円溜まってから引き出した方がいいと思います。

貸し倒れのない無傷の業者なので大変お勧めしたいと言いたいところですが、人気すぎて投資しにくいところが玉に瑕。
忙しいサラリーマンが利用するのは正直難しいですね。
フリーランスや主婦の方など時間に余裕がある人にはオススメしたい業者です。
クラウドクレジット(分配金4830円)
クラウドクレジットは毎月分配ではありません。ファンドによって不定期に分配があります。

7月は無事に2つのファンドから元本と配当が支払われました。
比較的リスクの低いファンドだったので利回りはあまり高くなかったのですが、元本が戻って来れば大満足ですよ。
クラウドクレジットは投資先が全世界になります。新興国の案件が多い業者です。
大手総合商社の伊藤忠商事が株主なので安心な業者と言えると思います。
ただ、新興国案件がほとんどなので、為替リスクや通貨リスクは常に付きまといます。とは言っても海外に安心して投資できるソーシャルレンディング業者は少ないと思いますからクラウドクレジットは貴重な存在です。
私はこの業者には30万円投資しています。
今後も気になるファンドがあれば少額で分散投資をしていくと思います。
LCレンディング(分配金59円)

LCレンディングはmaneoファミリーの一員です。地方の商業施設(不動産)に特化したファンドが多いのが特徴です。
この業者には投資額を増やす予定だったのですがmaneoファミリーの返済遅延が続発しているので、ちょっと新規で投資する気にはなれません。そうはいっても比較的安全な業者と思っています。
と思っていたのですが・・・ maneoマーケットの意向を受けて、現在は新規ファンドの募集を停止しています。
しばらくは投資できないと思っていいでしょう。
再開時期もまだ分かりません。
maneoファミリーの中では堅実経営していたソーシャルレンディング業者と思いますから、我々投資家としては大変に残念ですね。
まとめ
7月度は末日に米国株が大きく下がりました。
とはいえ、先月よりはある程度成績は良かったのでホッとしています。
株式は下落するのは早いんですけど、株価が上昇するのは極めてゆっくりです。持ち直すのは結構な時間がかかるでしょう。
気になるのは勿論、米中貿易戦争、ブレグジットですね。
英国はメルケル首相から新首相に変わりました。新首相はブレグジット推進派なので
EUの経済にある程度影響はあるでしょう。世界株式に投資している人は世界情勢から目を離せないですね。
ソーシャルレンディングはオーナーズブックとクラウドクレジットから久々の配当が7月はありましたので嬉しい副収入でした。
maneoの多量延滞が今後どうなっていくのかを注視して行きたいと思います。
関連記事
ソーシャルレンディングで海外投資したい方はクラウドクレジットが候補の最右翼となります。
クラウドクレジットから一年越しで償還がありました。元本割れもなく利回りもほぼ予定通りで大満足ですね。