3社目を希望退職した後の半年間の失業期間。やはりしんどかったですね。

転職

こんばんわ、リストラ経験の豊富なmakoです。

3社目の会社は大手の上場企業で待遇良かったのですが業績不振が続いたので希望退職を募集始めました。希望退職とは言っても会社の本音はできない社員の整理です。私は一回も昇進したことないくらいに人事考課が低かったので当然リストラの対象になり、管理職との面談でも、やめた方が良いことを暗示されました。

私はそれに応じて退職しました、退職金の上乗せや再就職支援があったので助すぐに路頭に迷うということはなかったですが、このとき既に私は44歳。大して仕事のできない中年のおっさんを雇用する企業がそんなに多いわけではないことは頭の悪い私でもわかります。だから先行きは非常に不安でしたよ。

家探し

会社を辞めてまず困ったのが住居の問題。都内の独身寮に住んでいましたが会社辞めたので当然出ていかなければならない。色んなエリアを見て回りましたがなかなか住みたい家が見つからなくて困りました。そうしているうちにも退去日は近づいてきます。独身寮のあった世田谷区は環境はよかったのですが家賃相場が高く諦めました。東京を諦めて神奈川県や埼玉県にするか、東京でも世田谷より家賃が安い場所にするか死ぬほど悩みましたが、結局中央線の高円寺の駅近の古いワンルームマンションに決めました。

あまり周りの環境も良くなくてマンションも古く、正直住みたいマンションではありませんでしたが、これから暫くは無職の身。贅沢は言っていられません。高円寺に決めたのは新宿や渋谷に近く便利だからです。世田谷に住んでいたときも週末によく渋谷に行っていたので土地勘があったし。再就職支援の会社が新宿にあって通うのに便利なのも大きかったですね。ただ、このマンション、上階に小さい子供が住む家族が住んでいたので子供の騒ぐ騒音には悩まされました。管理者会社通じて文句を言ったこともありますけど効果は全然無かったです。うるさいときは図書館によく避難していました。あと、高円寺という土地柄、駅の近くに飲み屋が多くて夜中に酔っぱらいが騒いでいることもありました。閑静な場所に住みたい人に高円寺はお勧めしません(笑)。

パソナキャリアで再就職支援

希望退職制度にはの再就職支援制度がオプションで付いていたので利用しました。人材派遣会社は色々と選べましたが私はパソナキャリアを選択。期限は2年間です。要は2年以内に再就職を決めなければいけないということです。

私は高円寺に住んでいて、新宿にパソナの拠点があったので毎日のように通いました。朝から夕方までそこで過ごしていました。何をするのかというとパソコン上で職探しです。リクナビ、dodaなど主要な転職サイト以外にもあまり一般に知られていない転職サイトに導入するPCが完備されていたのでWEB上での転職活動はしやすかったですね。また、我々求職者全員にキャリアコンサルタントが付きました。毎月一回、面談を行い転職活動状況を共有して転職活動のアドバイスを受けます。また、不定期に模擬面接や履歴書添削、各種セミナーがありましたね。孤独になりがちな無職の転職活動をサポートしてくれるので再就職支援を利用できる人は絶対に利用すべきです。再就職支援がなかったらハローワークか自宅のPCで活動するしかないですから。

また、何より環境が素晴らしかった。各種新聞は読み放題だし、ソフトドリンクも飲み放題、履歴書や封筒など文具も使い放題で助かりました。新宿の超高層ビルの最上階にあったので眺めも抜群。東京に住んでいる人ならパソナキャリア再就職支援の新宿支店はおすすめですよ。

大変な転職活動、内定貰えた企業もあったが辞退

とにかく、色々な転職エージェントに登録しまくりました。リクナビNEXT、マイナビ、enjapan、JACリクルートメント、DODA、日経キャリアネットなど有名どころにはほとんど登録しましたね。

気になる案件は片っ端から応募しました。ほとんどが書類選考で落選しましたが数社からは面接に呼ばれましたね。都内だけではなく、関西や九州の会社まで面接に行きましたよ。都内に勤務地を絞ってしまうとただでさえ少ない案件を余計に少なくしてしまいますからね。年齢などハンディのあるひとは勤務地等を絞らないで(国内に限らず海外に目を向けても良い)応募しまくる方が良いですよ。

この結果、2社から正社員として内定を頂くことができました。ただ、結論から言うとどちらも内定を辞退しました。一社は私の3年間の医薬品営業のキャリアを買われて内定した中小企業でした。小さな会社でしたが面接官の対応もよく良い会社と思いましたが、この会社に行くことは私の化学系技術者のキャリアを完全に捨てることを意味します。

死ぬほど悩んだのですが、やはり化学系技術者のキャリアを捨てる決断ができずに辞退しました。

もう一社は化学系技術者のキャリアを買われて内定した関西の中堅企業です。エンジニアとして働ける企業から内定を貰えたことは確かに嬉しい話でした。年収的にも文句ない提示でした。ただ、面接を受けて先方の話し振りからかなりのハードワークを覚悟しなければならないような雰囲気だったんですね。人間関係も複雑そうですし、簡単に内定を受けてしまっていいものかとこちらも死ぬほど悩みましたね。

こちらも悩みに悩んで結局辞退しました。この2社の内定辞退は未だに私は失敗だったと思っています。あたり前のことなんですけど、結局会社って入社して働いてみないと何にもわからないんですよ。あれこれ入社前に考えてもほとんど意味がないことは断言できますね。

この後私は非正規雇用でずっと働くことになるんですけど、面接時に感じが良くても入社したらクソみたいな環境の場合もあるし、面接時の対応はイマイチでも入社したら思いの外働きやすい会社もあります。

転職は多大なリスクを伴うので内定しても入社を悩むのは誰でもあることですが、私の経験から言えば、あれこれ考えずに飛び込んだ方がいいです。もちろん、入ったらブラック企業だったと後悔するかもしれませんがそレでもいいじゃないですか。そうなったら辞めればいいだけですから。

悩むより、入社した会社に飛び込んだ方が良くも悪くも経験が積めるのでいいですよ。何れにしてもブログのネタにもなりますしね(笑)。

この内定の自体の後、しばらくして某企業から契約社員で内定をいただきました。1年間の契約社員の後、正社員への登用の可能性もあると言われたので入社を決めました。この案件は化学系エンジニアの案件でしたがそれほど専門性が高いわけではなく、正直、それほど入社したい企業ではなかったのですが失業生活にも疲れてきていたので内定を受けることにしました。