関西に来てもう五年になろうとしています。派遣先を4回も変わり波乱万丈でしたが何とか生きてこれました(笑)。

転職

はじめに

こんばんわ、東京から関西に引っ越してきて五年になろうとしているマコです。

東京から来た人間として関西(大阪)と東京を客観的に比較してみて大阪の良いところやイマイチなところを挙げていきたいと思います。

関西の人は気を悪くするかもしれませんが、広い心で読んでください(笑)。

東京に比べて関西の良いところ

⭐️家賃が安い

これはいいですね。東京と同じ家賃を出せば広くて綺麗で駅から近くて環境の良い部屋を借りることができます。

⭐️中高年にも雇用が比較的多い

これは非常に助かりますね。東京よりも人手不足の職場が多いことが原因でしょうがとにかく関西は中高年雇用の味方です。

⭐️電車が東京に比べたら空いている。

これも助かる。御堂筋線やJRの京都ー大阪間は通勤ラッシュ時の混雑は東京並みのことも多いけど、それ以外はそれほど醜い混雑は少ないと思う。まあ、それだけ少子化が進み、若者が東京に出て行くから人口が減っているということなので、手放しでは喜べないけどね(笑)。

東京に比べて関西のイマイチなところ

⭐️様々なイベントが少ない→東京が中心なのでこれは仕方ないか・・。行きたいなと思うイベントは圧倒的に東京が多いですね。イベントは人を集めないといけないので仕方ないとも言えますが、もうちょっと関西でも開催して欲しいな。

⭐️(移動費)交通費が高い→私鉄もJRも関東に比べて高いです(泣)。関西は移動にカネがかかる。東京だと都心部の移動は山手線で事足りることが多い。関西の人も都心の交通費の安さには驚くんじゃないかな。東横線や田園都市線などの私鉄も安い。

⭐️図書館などの公共施設が貧弱→東京は自習ができる図書館が都内に沢山あるのですが大阪は本当に少ないですね。使える税金が少ないからと思いますが、もうちょっと投資して欲しいですね。私が関西で一番の不満は大人が使える図書館が少ないことです。逆に関西の人が上京したら都心の図書館の充実度に驚くと思います。

なぜ東京から関西に引っ越したのか?

当時は失業中でした

五年前、東京都心にオフィスがある中小企業で契約社員(一年契約)として働いていましたが、私にとってはめちゃくちゃブラックな環境(毎日のように二次会まで強制の飲み会、管理職が私のことをほったらかしで出張ばかりなど・・とにかく醜かった)だったので半年で退職することになりました。

辞めたはいいのですが、自己都合退職だったので失業給付はしばらく無いので、急いで職を探す必要がありました。

年齢的(45歳)にもキャリア的(マネージャー経験なし)にもホワイト企業で正社員で働けるはずもなかったので、派遣社員に絞って探すことにしました。

テンプスタッフなどの大手から中小まで数社の派遣会社に登録して、東京をはじめ関東圏の気になる案件には積極的に応募してみたものの反応は鈍い。職場見学(正社員でいう一次面接)にすら引っかからない始末・・・。

あまりにも反応が鈍いので派遣会社に突っ込んで話を聞いてみたところ、以下のような返答が・・・

先方(派遣先)は経験(スキル)は十分と感じているようですが、年齢で門前払いのようです

転職35歳まで説というのが一般にありますが、派遣就業においても30代後半からはかなり就業が厳しくなるみたいですね。

年齢や性別で就業を差別するのは法律違反と思いますが、これが日本企業採用現場の現実なんですね。

現状に文句を言っても状況は変わりませんから、我々求職者が柔軟に対応していくしかありません。

派遣先としてもよほどの人手不足の職場でも無い限り、頑固な中年よりも素直にいうことを聞いてくれそうな若い人がいいに決まっています。

プロフェッショナルな専門職ではまた事情が違うかもしれませんが、派遣就業では特殊なスキルを要する仕事は少ないわけですから、経験積んだベテランより仕事の覚えの早そうな若い人に関心がいくのは仕方ないと思います。

東京での就業が難しそうなので関西の企業も応募してみることに

若者に人気の就業地である東京や関東では派遣就業は難しいかなと感じたので、関西の企業にも思い切って応募をしてみることにしました。

私は材料系(化学系)の技術者なんですが、化学系の企業は関西にも多いんですよ。東京よりは私のような中年でも応募できる企業があるかもしれないと思い関西の企業2社に応募しました。

この狙いは見事に当たり、2社から職場見学に来て欲しいと言われました。

2社は別々の日に職場見学だったので東京からの新幹線代が痛かったですが、こちらも失業中ですから必死でした。

その甲斐あってか、大阪の某大手企業から内定をすぐに貰うことができました。

ただ、この直後に東京都心の会社からも職場見学の話が来てこちらもすんなりと内定しました。

ただ、どちらかを選ばなければなりません。

条件は大阪の企業の方が圧倒的に良かった。時給も高いし残業も殆どないとのこと。ただ、東京から大阪に引越しをしなければなりません。

東京の企業は時給がだいぶ安いし、休日出勤や残業も多め。ただ、私が住んでいる自宅(杉並区)から近い上に電車一本で通勤することができます。

散々迷った末に、大阪の企業に行くことに決めました。

この5年間で派遣先は4回も変わることに。たらい回しにされて本当に大変だった。

大阪の派遣先は半年ちょっとでクビに(泣)

大阪の企業からは直ぐに就業して欲しいと言われていたので、しばらくはビジネスホテルに泊まりながら就業しました。週末に職場の近くの不動産屋で部屋探しをしました。

職場から歩いていける部屋に決めて東京から引っ越しました。

この部屋が思いの外快適でした。東京よりもだいぶ家賃が安くて広くて新しい部屋に住むことができて感激しました。

職場の派遣先には歩いて10分で行けるし、駅、スーパーには2分で行けたしクリニックや歯医者、コンビニも直ぐ近くにあり生活には困りませんでした。関西最大の街、梅田にも30分くらいで行くことができたので週末は大体、梅田に行っていましたね。

ここの部屋も絶対的に家賃が安いわけではありませんでしたが、東京の家賃が高すぎるんですよね。

肝心の派遣先は、特に変な人もいなくて快適だったのですが、私の働きぶりが気に入らなかったようで半年ちょっとでクビ(契約終了)になってしまいました。

仕事は分析や実験の単純作業だったのですが、派遣先としては単純作業以外の仕事をやってほしかったみたいなんですよね。ただ、社員のような立場で自由に働けるわけではありません。様々な制約がある中で派遣社員が正社員のような働き方をするのは無理があるというものです。

時給が高めの仕事だったので、派遣先ももっと積極的に仕事に絡んで欲しかったのだと思います。

私としては、職場の雰囲気もよかったし、社員食堂は安くて美味しかったし、長期就業したかったのですけどね。

この経験を通して、派遣就業は高い時給に飛びつくのは危険だなと感じました。

いくら時給の高い仕事にありつけても、長期間就業できなければ何の意味もありません。

時給の高い仕事は求められるスキルも当然高くなりますので、職場見学で仕事内容をはっきりと聞くことです。

求められるスキルに対して自分が答えられるか冷静に考えることです。難しそうなら就業を諦めることを大切だと思います。

また、仕事内容を曖昧にしか答えられないような職場は、受け入れ態勢ができていない可能性が高いので安易に就業すべきではないと思いますよ。

3ヶ月の失業期間に突入

会社都合の退職だったので失業給付は直ぐに貰えましたが、貰っていた給料は派遣就業で安かったので失業給付も微々たるものでした。

派遣だけでは無く、正社員も数社応募していましたよ。

正社員はインテリジェンス経由(DODA)でいくつか紹介してもらい、気になる企業を応募したら2社から面接に来て欲しいと言われたんですよね。一社は一次面接でボツでしたし、もう一社は2次面接まで行きましたが最終面接前に落とされました。

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この企業はなんと無く面接中の面接官の対応でブラック企業の雰囲気が感じられたので、仮に内定を貰えても入社はしなかったと思います。

色々な会社に就業してきた私だから言えることと思いますが、面接時に任せる仕事を明らかにしない職場は間違いなくダメな職場です。これだけは例外はありませんでしたのではっきり断言できます。

この記事を読んでいただいている方も、面接で任される仕事を明らかにしない企業は、仮に内定しても蹴った方がいいですよ。職場の受け入れ態勢が整っていなかったり、部下のマネジメントができていない証拠です。

毎日仕事がなく暇でしたので、大阪市内の図書館まで行って一日勉強して過ごしていましたね。

失業期間はまとまった時間が取れる貴重な機会でもあるので、勉強でも旅行でもなんでもいいので、自分のやりたいことを時間をかけてやってみることをお勧めします。

次の派遣先は神戸市まで行くことに(泣)

3ヶ月間の失業期間の後、神戸の某大学の研究室で実験補助の仕事を9ヶ月ほどしました。時給はそれほど良い仕事ではなかったけど、3ヶ月の失業期間があったので贅沢は言っていられませんでした。学生や大学の先生は気さくでしたが、一部の女性の派遣社員から軽いイジメに遭いました。さえない中高年のおっさんの派遣社員なんて、若い女性派遣社員からしたら格好のストレス解消の獲物だったんだろうね。挨拶しても無視されたりすることがよくありました。

私も、彼女らのことを完全に無視したので、直ぐにイジメは無くなりましたけどね。

ここの派遣就業は色々な最新設備を使うことができて(NMR、XPS、SEM)仕事は面白かったんですけど、通勤が大変でしたね。片道一時間半以上かかるし、交通費は月に4万円弱かかりました(泣)。朝遅く、夜も遅い職場だったので、帰りは最寄りの駅の居酒屋とか回転寿司、ラーメン屋で食事することが密かな楽しみでした。

次の派遣先も滋賀県まで行くことに(泣)

この派遣先は比較的直ぐに決まりました。というのも大阪からだいぶ離れていて滋賀県だったからですね。人気がなかったのでしょう。ここも私の住む大阪郊外の年から電車を乗り継いで一時間半以上。この職場は朝が早かったので大変でした。6時前には家を出ていましたね。就業は8時からでした。

ただ、朝が早かったこともあり前日は早く寝る習慣が自然に身につきました。これは良かったと思います。

とは言え、やはり遠いし交通費も高い(毎月4万円以上)ので職場の近くとか京都市内で結構部屋を探したのですが住みたいアパートが全然見つかりません。

結局、この職場にもいつまで居られるかも分からないし我慢して通勤することにしました。

 

肝心の仕事内容は結構面白かった。指導者もいい人だった。ただ、現場に問題が多かったな。意地の悪い中年のお局様みたいな人が数人いたし、そのおばさん達からは結構嫌がらせというかイジメられたかな。

まあ、派遣なんてどこ行ってもバカにされるだろうしこんなもんでしょと達観していたから、正直それほど気にはならなかった。

ここはとにかく現場に人が多すぎて、限られた測定装置や実験スペースが奪い合いみたいな状態だった。だから待ち時間も多かったし全然効率的に仕事を進めることができなかった。

それが原因かわからないけど半年でクビ(契約終了)になってしまった。

指導者の正社員はいい人だったし、仕事そのものは面白かったから残念だったですね。

職場から家は遠かったので、夕食は毎日、途中の乗り継ぎ駅の高槻駅近くの居酒屋で食事をしていました。これが結構な楽しみでしたね。毎日居酒屋に行っていると自然に行きつけの店が多くなって顔覚えられるようになった。

一人暮らしで友達も全然いない私にとって、そういう居酒屋でのわずかなコミュニケーションも嬉しいものでしたよ。

次の職場は現在も勤めている派遣先:もう三年近く就業しています

滋賀県の企業をクビになったタイミングで次の派遣先が運よく決まりました。

職場は神戸だったのでまた遠かったのですが(通勤時間は一時間半)、滋賀の職場ほど朝が早いわけでななかったので助かりましたね。ただ、交通費は月に4万円弱かかっていましたし、就業半年くらいで思い切って引っ越しました。引越し先は大阪と神戸の中間地点で職場までは一時間弱とかなり近くなりました。本当は職場から歩いていける場所が良かったのですが、良い部屋を見つけることができませんでした。

仕事は化学メーカーで文献調査業務です。今までは実験補助業務ばかりでしたので新鮮でしたね。

1日中、PCの前で座りっぱなしの作業で疲れますが、仕事内容はそこそこ面白いので、まあ満足しています。

派遣就業なので、いつまで就業できるかも不透明ですが、居られるまで居てやろうと思っています(笑)。

まとめ

東京から関西に引っ越して五年。派遣先も4社も経験して何かと忙しかったですが、まあなんとか生きてこれました(笑)。いつまで関西にいるのかも全然わかりませんけどね。

東京よりは家賃もだいぶ安くて、中高年向けの雇用も東京よりは充実している感じがするので、職がある限りは関西に住むと思います。

ただ、正直に告白すると派遣就業はもうやりたくないかな(笑)。派遣ってどの職場に行っても軽く扱われるのがわかってしまったので、私も50歳だし、もう嫌ですねぇ。

できればアフィリエイトやブログで食いつないで行きたいですがそれも一筋縄では行かないようだし。これからどうなることやら。

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