五月病というのは昔からある言葉だ
新入社員が職場や仕事内容に馴染めずに5月になると憂鬱になるという意味だろう。
今はまだ4月の上旬だが既に職場や仕事に違和感を感じている新入社員も少なくないのかもしれない
ゴールデンウィーク明けまでに職場や仕事内容に違和感が消えないようならば転職やセミリタイアを考えた方が良いと思うんですよ
嫌なこと、興味を持てないことを3年以上も継続するのは馬鹿げている
こんな事を主張すると、最低でも3年くらいは我慢して仕事を継続してみるべきだ!と反論されるだろう
昔から石の上にも3年という格言があるくらいですから、何事も直ぐに投げ出すのは良くないと我々は子供の頃から教育(洗脳)されている
しかし、私は”石の上にも3年”という言葉の解釈には注意が必要だと思う
確かに自分の好きなことや手応えを感じる事を3年程度頑張るのは必要だと思う
好きなことやある程度手応えを感じることに対して成果や結果が出ないから直ぐに投げ出すのは確かに良くない
どんな物事も習得するには多くの時間や労力が必要だからだ
しかし、嫌なことや違和感を感じることに対して3年以上も我慢して継続するのは、はっきり言って馬鹿げていると思う
いうまでもなく、人生は有限です
若い時には感じにくいことだが、人生で使える時間や労力は思っている以上に少ないのです
特に20代、30代の若者にとって嫌なことや違和感を感じることに3年も時間を費やすのはあまりにも勿体なさすぎます
若い時の貴重な時間を無駄に捨てているに等しい行為です
50代半ばに差し掛かっている私が身にしみて感じることだが、人生は20代、30代の過ごし方で決まる、と言っても過言ではないと思います
新卒で入社した会社の仕事が合わないと感じたら、自分の適性を考えて何度かは転職した方が良いと思うし、何度か転職しても組織で働くことに大きなストレスを感じるようならば、会社員生活(組織で働くこと)が貴方には合っていないのですよ
その場合は転職では問題は解決しないので、セミリタイアも真剣に検討した方が良いと思う
適性が無いことをダラダラと継続しているとあっという間に40代、50代になってしまい人生が再起不能になってしまいます
短期間で仕事を辞めるのは悪いことではなく良いこと
私は適性がない会社員を継続してしまって50代に突入して人生が再起不能になりました
私のような中高年になりたくなければ20代、30代で自分自身に真剣に向き合う必要がります
今の仕事をずっと継続することが自分にとって最適な選択なのか否かを真剣に考えて欲しい
今の仕事に手応えを感じている、楽しい、やりがいを感じるのであれば継続してキャリアを重ねるのが一番です
転職はとても面倒くさいので今の職場で自分の確かな居場所を見つけることができるのならば転職などしないに越したことはない
しかし、全くやりがいや楽しみが感じられなかったり、組織で働くことに疲弊するようであれば、転職やセミリタイアを考えた方がいいでしょう
だからと言って、嫌な仕事を今直ぐに辞めろ!と言いたいわけではありません
ちょっと嫌なことに遭ったからと感情的になり衝動的に退職するのは極力避けたいところです
感情のままに行動すると人間は論理的な考えができずに間違った行動をしやすいのです
転職、又は、セミリタイアというのは進学や結婚や住宅購入と並んで人生において非常に重要な決断です
頭の中は氷のように冷静になって転職活動、セミリタイアの準備をする必要があります
カッとなって感情を優先して行動すると転職活動やセミリタイアは間違いなく失敗するでしょう
可能であれば会社員を継続しながら、転職やセミリタイアの準備をして、転職やセミリタイア目処がついた時点で退職するのがベストです
私が参考にしているセミリタイア関連サイト
短期間で辞める人を沢山見てきました
私が新卒で入社した会社の同僚の1人は入社後1年で退職しました
彼は入社早々に会社の将来性が感じられないと思っていたようで、在職中に公務員試験(郵便局員)の勉強を始めて見事に合格して、その後に退職したのです
彼のその予見は見事に的中し、入社して3年後に会社は大幅リストラ(希望退職者を募集)を始めました
私も会社の将来性の無さは入社当初から感じていましたが、転職は面倒くさいし職場の居心地も悪くはなかったのでダラダラと会社に居座っていました
しかし、リストラ後には会社の体制は大きく変わって非常に居心地が悪くなりました
仲の良かった先輩社員の多くがこのリストラの時に希望退職制度を利用して辞めてしまったのが痛かった
希望退職を募集した時に会社を辞めなかったことを大きく後悔したものです
私はこのリストラをきっかけに会社に居場所が無くなって2年後には退職を余儀なくされました
会社の将来性に疑問がある、自分が成長できる環境ではない、と感じたら早めに転職を決断することが非常に大事です
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私自身は入社後半年で退職したのが最短ですね
43歳の時に契約社員として入社した会社(中小製造業)なのですが、とにかく酷い会社でした
職場のマネジメントが全く機能していない職場で課長、部長などの管理職は出張ばかりでオフィスに全く出社しない
私に対する職務指導はゼロでした
今思い出しても猛烈に腹が立ってきますね
オフィスに出社しても何もやることがないのでネットサーフィンばかりしていました
たまに、上司である課長から連絡がある時は、工場で人手が足りないから単純作業のお手伝いをしてくれ!と指示されて地方の工場に長期出張して単純労働を行うだけでした
この職場はクソだ!と3ヶ月で見切りをつけましたが、なかなか退職を言い出すきっかけが掴めずに入社後半年で、上司である課長に退職を申し出ました
今は、退職代行業が流行っているようですが、それも良く分かりますよ(笑)
クソな職場って退職を伝えるタイミングも難しいんですよね
また、私は、派遣社員を9年弱継続していますが、今の派遣先でも超短期で辞める派遣社員を多く見てきました
一週間未満で会社に来なくなった人も数名いましたし、3ヶ月未満で辞めた人も沢山いました
自分にとってクソな職場に居続けることは何のメリットもありません
会社から時間と労働力を搾取されているだけであると早めに気づきましょう
日本には、一つの職場に長く居続けることが大事なことだ、立派なことなんだ!、という謎の慣習がありますが、これは経営者に都合が良いだけの価値観であって我々労働者には不都合な価値観です
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居心地が良い職場に居座る危険性を認識せよ!
会社を辞めるか否かを決める際に重要な要素は、会社の将来性か?、自身の成長が感じられる環境下?、長く働ける居心地の良さがあるか?、など、多岐にわたります
私が重視しているのは、自分の成長が感じられる職場かどうか、です
抽象的な言葉で分かりいくいと思いますが、言い換えれば、自身の専門性を発揮できる仕事なのか、自分の得意な特性を発揮できる仕事なのか?、ということです
会社の将来性がイマイチだったり、職場の居心地が多少悪くても、自身の成長に繋がる職務経験を積める仕事ならば簡単には退職しないで継続すべきだと思うんですよ
逆に言えば、会社の将来性が高くても、職場の居心地が良くても、自分の成長に繋がる職務経験を積める仕事でなければ転職を検討した方が良いと思いますね
会社の将来性がいくら高くても、自信が関わる仕事が単純作業ばかりのクソ労働ならば、何の意味もないですよ
会社の都合で貴方の時間や労力が使い潰されているだけだと認識するべきです
また、居心地だけが良いだけの職場も非常に危険だと思います
確かに職場の居心地の良さは重要な要素です
あまりにギスギスした職場は心身が消耗するだけで長期的に良い仕事ができるはずがないからです
しかし、幾ら職場の居心地が良くても、会社の将来性がなく、自分の成長に繋がる業務を与えられていないのならば転職した方が良いと思いますよ
貴方のビジネスマンとしての市場価値が下がり続けるだけなので、そういった職場はさっさと見切りをつけるべきですね
組織で働くことが向いていないと感じたらセミリタイアの検討が必要だ!
何度か転職を繰り返しても、貴方が職場に居場所を見つけられないようならば、残念ですが貴方に組織で働く資質がない可能性が高いです
組織で働くには専門能力と同じくらい、ヒューマンスキル(共感力、協調性、コミュニケーション力、胆力など)や記憶力、物事の理解力が重要です
私がそうなのですがヒューマンスキルや記憶力、理解力に乏しい人は会社という組織で働くのは残念ながら向いていません
ヒューマンスキルに乏しい人が組織で働くと周囲で働く人(上司や同僚)はイライラするし、本人もそれに気がついているので非常にしんどいです
キツく言えば、ヒューマンスキルに乏しい人は会社員として生産性のある仕事を継続することは難しい
ぶっちゃけ、幾ら頑張っても空回りして職場のお荷物になってしまいます
私自身がそうだったし、そういう人を数多く見てきました
こういう人は中高年になったら真っ先にリストラ候補者になります
このような人は歳を重ねているだけで高い給与に見合う仕事ができないし、中高年以上の人には組織を率いるリーダーシップや部下の指導力など、ヒューマンスキルが若い時よりも遥かに求められるからです
私自身、40歳の時に肩叩き(希望退職を勧められる)に遭いましたからヒューマンスキルの重要性はよくわかっています
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ヒューマンスキルに乏しい私は、今まで転職を繰り返して8社の会社で働いてきましたが、どこでも良好な人間関係を作ることができませんでした
私は頭の回転が悪く物覚えが悪いし、コミュニケーション能力が低いので、同僚や上司をイラつかせるようなんですね
また、他人の気持ちに鈍感な為、同僚と協調して業務を遂行することも難しかった
一言で言うと知らないうちに多くの人に嫌われるようになります
私のようにならないためには、ヒューマンスキルに乏しい人は20代、30代のうちに会社員生活を諦めて組織で働かなくても生活できるように人生を変える必要があります
ある程度の資産を築いて節約生活をしながら生きていく覚悟(準備)が必要です
節約生活だけでは生活が破綻すると思うので、ブログやYouTube、UberEatsなどの副業収入も模索するべきでしょう
できれば起業して稼ぐのがベストですが、これができるのはごく一部にラッキーな人や天才だけなので一般の人は忘れて良いと思います
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最後に 〜20代、30代で自分の適性、能力を厳しく評価すること〜
新入社員の中には、すでに組織で働く事に対する息苦しさ、業務内容が自分の適性と合っていないなど、何らかの違和感を感じている人も少なくないでしょう
しかし、賃金労働というのはそういうものです
大なり小なり、自分の職場や業務に対して違和感を感じて働いていることが殆どです
雇われの状態で職場や業務内容に100%満足することなど所詮幻想なのです
ただ、その違和感を放置して見て見ぬふりをするのは良くないと思います
自分なりにその違和感を分析してみるのは非常に大事なことだと思う
組織で働くことがそもそも向いていないのか?、それとも、業務内容が全く自分に適性がないのか?、それとも、その両者なのか・・・ を考え続けるのは重要です
業務内容が向いていないと感じるのならば、働きながら転職活動を行うのがいいでしょう
幸い、現在は多くの業界で人手不足なので30代前半までの若い人ならばそれほど転職に苦労はしないはずです
自分なりに副業を模索するのもオススメです
運が良ければその副業が貴方の将来の生活を支えることになるかもしれませんから
業務内容は比較的適性があると感じるにも関わらず、仕事や職場に大きな違和感を感じるのならば要注意です
貴方は組織で働くために必要なヒューマンスキル(共感力、コミュニケーション能力、協調性)や記憶力や物事の理解力が平均以下の可能性が高いです
専門知識などの取得は勉強すれば何とかなるけど、このような能力は先天的な要素が大きいので努力ではどうにもならないです
残念ながらサラリーマンには向いていないと諦めるしかありません
副業を真剣に模索するか、節約生活でお金を貯めて30代でセミリタイアを目指すのが現実的でしょう
サラリーマンに向いていない人が無理に職場に居座ると、間違いなく職場のお荷物になって邪険に扱われるようになります
中高年以上で(運が悪ければ30代で)リストラされたり、醜いパワハラやいじめに遭って会社を辞めざるを得なくなるでしょう
中高年以降惨めな人生を送らないためにも若いうちから自分の適性、能力をシビアに見極めることが大事だと思います
適性がないにも関わらずダラダラとサラリーマンを継続するのは最悪の選択と言って良いでしょう
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