身も蓋もないタイトルで恐縮ですが、私の経験上、事実だと思うので書かせて頂きました
知能に劣る人が無理にホワイトカラー職(営業職、事務職、研究職、商品開発職などの企画技術職)を目指しても何も良いことがないのです
知能に劣る人が企画技術職に無理に就いても仕事で成果を出すことは極めて難しいでしょう
職場のお荷物になりリストラされるか窓際に放り出されるかのどちらかになりかねません
多くの人には目を背けたい事実でしょうが、これが結論になりますね
知能は先天的な要素がとても大きく努力ではどうにもならない
理由は、知能というのは遺伝子や育った環境で殆ど決まるので頑張っても報われる可能性は低いからです
要は知能というのは先天的な要素がとても大きく後天的な努力ではどうにもならないのですよ
”知能”といえば多くの人は学歴を思い浮かべることが多いでしょう
しかし私が言う”知能”は学歴のことではありません
仕事で必要な能力全てのことです
専門知識、頭の回転力(瞬発力)、論理的思考力、批判的思考力、コミュニケーション能力、共感力など全てを含みます
学歴とは専門知識を限られた時間で習得する能力を表す指標にはなるとは思います
それも重要な能力ですが、会社で仕事をするには専門知識だけでは不十分です
専門知識の習得は、個人の頑張りである程度はカバーできると思います
あまり頭の良くない人でも時間と労力をある程度かければある程度のレベルには達すると思います
しかし、瞬発力やコミュニケーション能力などは先天的なもので、大人になってから頑張って向上させるのは難しいです
この辺の事は、数年前にベストセラーになった、”言ってはいけない残酷すぎる真実”に詳しく書かれているので興味ある人は読んでみることをお勧めします
知能に劣る私も企画技術職に就いて苦労した挙句、リストラされる
知能は先天的に決まるから、知能の低い人がホワイトカラーを目指すな!という事実はマスコミでは報じられません
しかし、私は30年の社会人経験でそれが事実であることを確信しています
私は、都内の中堅大学の理学研究科化学専攻を修了しました
こう言うと頭が良いと思う人もいるかもしれませんが全く違います
私は非常に頭の悪い人間です
私は所謂、ガリ勉タイプの学生でした
要は時間をかなり掛けないと物事を理解できないし、時間をかけても理解できないことは沢山ありました
中学、高校では多くの人が放課後は部活動をしていましたが、私は勉強の差し障りになること、また、部活動という組織に入ることが嫌だったので、部活動には入部しませんでした
他者とのコミュニケーションも中高生の頃から苦手で50歳過ぎた現在でもそれは変わりません
コミュニケーション能力といえば知能よりも性格の要素も大きいのではないか?と感じる人も多いかもしれません
確かにそうですが、私は知能の要素も極めて大きいと感じています
コミュニケーションとは、他人の話の内容を瞬時に理解して、自分の考えを瞬時に言語化する能力です
他人との円滑なコミュニケーションとは極めて高度な言語知能能力が必要な行為なのです
私は他人の話が瞬時に理解できないことが多いし、また、自分の考えを短時間で言語化することも非常に苦手です
だからコミュニケーション能力が全くないんですよね
言語能力という知能が劣った私が他人とうまくコミュニケーションできるわけはないのです
会社という組織で仕事をするには言うまでもなく高度なコミュニケーション能力が必要です
ブルーカラー職などの単純作業が多い職ではコミュニケーション能力はそれほど重視されませんが、企画技術職(営業職、事務職、商品開発職、研究職)では高度なコミュニケーション能力が欠かせません
私は理系の大学を卒業したので、商品開発職、研究開発職に就いたので、コミュニケーション能力に劣る私は非常に苦労しました
開発職の現場を知らない人は、専門知識が豊富なら務まる仕事だろう、と思うかもしれませんが実態は全く違います
営業職のように顧客とのコミュニケーションを求められることは少ないですが、上司、同僚、他部署
(製造部、知的財産部、営業部など)との緊密なコミュニケーションを取らないと業務を効率的に進めることができないのです
実験室に一日こもっている研究者などは多くの開発の現場を知らない人が描いている幻想に過ぎません
企画技術職では日々のミーティングや自分の成果を発表する会議などは煩雑にありますから、高度なコミュニケーション能力が必要なのです
また、開発職や研究職は言うまでもなく、専門分野の最先端の知識習得が欠かせません
私はこれも苦手でした
勉強自体は決して嫌いではないのですが、学生時代と違って会社では知識習得もスピードが求められます
短時間に最先端の知識取得をする必要があります
私は、土日を使って図書館で勉強をして最先端知識の習得に努めましたが、頭の悪い私はそれでも十分に知識取得はできませんでした
いくら勉強を重ねても全く理解できない分野も多くありました
ディープラーニング(深層学習)などは初歩的な参考書でもほとんど理解できませんでした
しかし、多くの優秀な同僚は何事もないように涼しい顔で難解な最先端の知識を習得していました
ビジネスというのは必ず競争相手がいますからスピードが命です
多くの時間をかけないと最先端知識を習得できないような瞬発力のない人材は企画技術職で頭角を表していくのは難しいです
私は中堅私立大学を浪人してやっとこさ合格したような頭の良くない人間です
その一方で、部活動に励んで日々の短時間の勉強で一流大学に現役合格する、”地頭の良い人間”は沢山います
浪人して中堅大学になんとか合格するような人では、優秀な人材が沢山集まる企画技術職で頭角を表すのは難しいと考えるべきでしょう
私の考えでは、ホワイトカラー職(企画技術職)は、ある意味、秀才、天才が活躍する世界です
私のような凡才には鼻から居場所がなかったのです
その証拠に私はどの職場でも活躍できず転職を繰り返し、最終的に肩叩きにあって希望退職に追い込まれました
その時はすでに40歳になっていました
大学を卒業して15年間、適性のない分野で懸命に働き、貴重な人生の時間を無為に過ごしたわけですね
この代償は極めて大きかったと言わざるを得ません
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まとめ 〜知能に自信がなければホワイトカラーを目指さないこと〜
繰り返しになりますが、知能に自信が無い人はくれぐれも無理にホワイトカラー職を目指さないでください
自分に適性のない場所で孤軍奮闘することは人生戦略において賢い手法とは言えません
適性のない場所で頑張ることは貴重な時間、労力を無駄にしていることに早く気がつきましょう
人生は有限です
短い人なら50歳、長生きしても90歳程度です
運よく90歳まで生きれたとしても健康年齢はせいぜい80歳でしょう
10年間は不自由になった体を労わりながら生活することになるでしょう
更に、高齢になると若い時のように自由にお出かけしたり旅行したりする事はもう難しいのです
何が言いたいかというと、自分が思うように時間、労力、お金を注ぎ込むことができる期間は人生においてそんなに長くないのです
このことは若い時には気が付かないけど、非常に重要な事実です
だから、適性のない場所で貴重な限られた時間、労力をかけるのは馬鹿げています
大切な自分の人生を台無しにしかねない愚かな行為であると気がつくべきでしょう
知能に自信が無い方は、マイペースで仕事ができる仕事を探すことをお勧めします
人とあまり関わらなくてもできる職人的な仕事がベストです
若い時にそういう仕事を必死になって探すことですね
それが限られた短い人生を有意義に過ごす秘訣だと確信しています