ちょっと前に、Twitterを閲覧していると就職氷河期がトレンドに入っていた
就職氷河期世代についての若い世代のツイートについて見ていたら、”ロスジェネの境遇には同情するが、不遇な境遇に文句言わずに自分で人生を切り開け!”というコメントを多く見かけた
まあ、私はこの意見にはロスジェネ世代として全く同意できないけど、ロスジェネ世代以外の多くの人はロスジェネに対してこのような感想を持っているのだろう
ロスジェネがこの20年から30年、政治から見捨てられたのは誰も疑いようのない事実だ
政治は莫大な税金によって運営されているしロスジェネ世代は沢山の税金を払ってきた
政治とは不遇な境遇の人間を救うために存在すると私は思っている
それが出来ないのならば多額の税金を払う国民にとって国会や自治体など不要だ
その意味でロスジェネを見捨てた歴代政治が一定の責任を取る必要があると私は考えている
政治に文句を言うロスジェネ世代を尊敬するしないのレベルの話ではないのだ
まあ、ロスジェネ以外の世代の人はロスジェネの境遇など興味もないし関心もないのですよ
ロスジェネが大量発生した20年前から30年前は今のゆとり世代以下の人はまだ子供だったのだ
バブル崩壊後の失われた30年についての正確な知識を持ち合わせていないのだからそれも無理もない
ロスジェネ世代に限らず、世の中には境遇に恵まれない人が沢山いるのだから彼らは自分の手持ちのカードで人生を戦うしかない、という一般論しか展開できないのは仕方ないと思う
多くの人間は自分のことや自分の家族にしか興味がないし、社会問題に興味を持っている人など1%もいないのだろう
就活は卒業時の景気で決まる究極のクソゲーである
ロスジェネに対する若い世代の厳しい視線というのは日本の無責任な精神論教育にあると私は思っている
⭕️ 努力は必ず報われる!
⭕️ 才能など関係ない 継続は力だ!
⭕️ 不遇な境遇でも頑張り続けるのが美しい人としての姿だ!
これらが全て大嘘であることは賢明な方ならわかりますよね?🤣
これらの主張は労働奴隷を養成するための経営者や為政者に都合の良い嘘にすぎません
知能や運動能力や芸術的才能や性格が遺伝でほぼ決まってしまうことはさまざまな研究で既に立証されています
才能に恵まれない人がいくら努力しても変われない(成功できない)のです
不遇な遺伝子に生まれて生育環境に恵まれなくても才能が開花するなんていうのは単なる幻想(大嘘)なのです
また、遺伝だけでなく、成功するためには環境が重要なのはもはや言うまでもありません
ロスジェネ世代が一番悲惨だったのは新卒時の就業機会を完璧に奪われたことです
今ほど転職が一般的ではなく新卒一括採用が主流の当時の日本で新卒就業を奪われることはサラリーマン人生の死を意味すると言っていい
今は有効求人倍率が90%程度になるだけでもマスゴミは大騒ぎしていますが、ロスジェネ世代の私からしたら牧歌的に見えますし、キツく言えば平和ボケしています
ロスジェネ世代の新卒時の有効求人倍率は30%から50%程度が当たり前でした
要は大学を卒業しても就職できないのが当たり前の時代だったのです
だから一流大学を卒業してもフリーターは珍しくなかった
パート、派遣、バイトで食い繋ぐ高学歴ワーキングプアが大量発生して大きな社会問題にもなりました
一方、アベノミクス世代や現在世代の学生は有効求人倍率が90%超えていましたからそこそこの大学を卒業すれば上場一流企業に内定するのもそれほど難しくはない
しかし、ロスジェネ世代は企業がめちゃくちゃ新卒採用を絞ったので、旧帝大系、早慶上智のような超一流大学で成績優秀な人でも、大手一流企業に入社するのは難しかった
就職ぬるま湯世代は3流大卒の学生でも簡単に一流企業に内定し、ロスジェネ世代は超一流大学の成績優秀者しか一流企業に内定できない
卒業時の景気で全てが決まってしまう就活、これをクソゲーと言わずしてなんというのか?💢
新卒時の就職先は履歴書に一生ついてまわる
一部の優秀な学生を除いて、多くのロスジェネ世代の学生は就活で破れ去り、ニート、派遣労働、もしくは、将来性ゼロの中小企業就職しました
私もその一人です
私は一流企業に沢山応募しましたが、ほとんどが門前払い、運よく書類選考に通っても最終面接まで辿り着くことはありませんでした
私は一流大学の学生ではありませんでしたが、大学時代は結構真面目に勉強して成績は決して悪くはありませんでした
それでも地方の将来性ゼロの中小企業にしか内定を貰えなかった😭
私の卒業した大学研究室の一つ上、二つ上の多くの先輩達は大して成績が良くない人たちでもなんの苦労もなく大手優良企業に就職しました
バブルは崩壊していましたがまだ大手企業は理系採用を絞っていなかったからです
一つ下の私の世代になってから多くの大手企業が採用を極端に絞り始めたのです
ああ、人生ってクソゲーなんだね🤣と当時若干25歳だった私は気がつき始めたのです
新卒時に就活につまづいたロスジェネ世代はこの後も負の影響を引きずり始めます
大学卒業後にニートになった人は一生フリーターになる可能性が高い
企業はとにかく離職期間のある人間の採用を嫌がります
こいつ採用してもすぐ辞めちゃうんじゃね?と人事採用担当が思うからでしょう
また、派遣社員は正社員と違いルーチンワークしかさせてもらないので職務経歴では圧倒的に不利です
派遣社員を何年継続しても企業の人事担当者はその経験を全く評価しないのです
これについては派遣社員に限らず中小企業正社員にも同じことが言えます
大企業と違って中小企業の業務は専門性が低くぶっちゃけ誰でもできるような仕事ばかりです
新卒から30代初めくらいまでの人生で一番大切な時期にまともな就業経験が積むことが出来ないのは本当にサラリーマン人生では命取りなんですよね
一部のラッキーな派遣社員は派遣先の大企業で正社員に登用されることもありますが極めて例外です
その派遣社員の能力が優秀というよりもたまたま指揮命令者との相性が良かったとか、たまたまポストが空いていたとか運の要素が大きいのです
新卒で就職を失敗すると、価値あるキャリアを形成できず、その後もブラック企業を転々として、サラリーマン人生が詰んでしまう可能性が非常に大きいと思います😭
自民党政権はロスジェネの就活を支援せず見殺しにした💢
少し前ですが、元明石市長の泉房穂氏が少子化対策としての子育て世代支援に現金バラマキをして話題になりました
そのバラマキ政策によって明石市は出生率も増えて明石市のバラマキを目当てに近隣の神戸市などからの子育て世代の流入が増えたので、大手マスコミが元明石市長 泉房穂氏のバラマキ政策を絶賛しています
岸田政権も明石市長の政策に影響されたのか異次元の少子化対策を岸田内閣の最重要課題にして子育て世代や若者世代へのバラマキ政策を表明しています
大手マスコミの多くは元明石市長や岸田内閣の取り組みを概ね好意的に報道しているように見えました
早期ロスジェネ世代でこの30年間全く公的支援を受けられなかった私から見えると、今更何やっているの?、と呆れています😒💢
ここまで酷くなった少子高齢化は誰がどう見ても手遅れですし、今の深刻な少子化は多くの貧困ロスジェネ世代を放置したことが大きな要因です
30年前から20年前に貧困ロスジェネ層に今のようなバラマキ政策を実施していればそれなりの景気浮揚効果や少子化対策にも効果があったでしょう
結婚する人もある程度は増えたでしょうし余裕ある人は子供を生もうかと思うロスジェネ層もいたかもしれない
今の深刻な少子高齢化を招いた原因はこの30年の自民党政権、各自治体の無為無策です
マスコミや政治家や自治体首長は現在の少子高齢化を他人事のように語っていますが、はっきり言って彼らの招いた人災なのです
ここ5年くらいで厚生省や自治体も形だけの中身のないロスジェネの正社員化支援に乗り出していますが時期すでに遅しなのが彼らには分からないのか。それともバカなのか?🤣
ロスジェネ世代はすでに40代前半から50代前半の年齢に達しており正社員になることなどできるはずがありません
今までニートや派遣就業していた中高年をまともな会社が正社員として雇用すると思っているのか?
そんな当たり前のことが厚生省も自治体も世間知らずのバカなので分からないのです
こんな形だけのロスジェネ支援など税金と時間と労力の無駄です
まあ、極めてお役所らしい意味のない仕事(事業)と言えますね💢
彼らは民間企業と違って厳しく成果を問われないからこんなバカで頓珍漢な税金の使い方をしても非難されないぬるま湯に浸かっているのです😤
20年前から30年前に国も自治体も企業もロスジェネの就職難を放置したのは、当時の人口のボリュームゾーンだった団塊の世代が怖かったからです
企業としては本音では団塊の世代をある程度リストラして若手社員を採用したかったはずです
しかし大企業には労働組合があるから簡単には団塊の世代をリストラできない
国や自治体にしても大手企業の団塊世代は重要な組織票の源です
団塊世代をリストラしてロスジェネの若者を雇用することを企業に働きかけたら団塊世代は自民党には2度と投票しないでしょう
要は当時の既得権益層(団塊世代、自民党、自治体)は団塊の世代の雇用を守ってその代わりに若手ロスジェネ世代の就業機会を永遠に奪ったのです
ロスジェネは政治的に団塊世代の犠牲になったのです
このことは少子高齢化だけではなくこの30年の経済の低迷にも大きく影響していると思います
当時中高年で頭の硬い団塊の世代を一掃して、頭の柔らかい若いロスジェネ世代を雇用していたら経済成長の意味でも大きく前進していたはずです
このように、日本の失われた30年を発させた当時の自民党政権、自治体には多大な責任があるのです
終わりに 〜就活は究極のクソゲーだから逃げていい〜
就活は腹立たしいほど理不尽なクソゲーです
バブル崩壊時、リーマンショック時、東日本大震災の時など不景気の時に学校を卒業したら一流大学卒の成績優秀者でもかなり苦戦したことでしょう
しかし、この30年で一番の就職難はバブル崩壊からの10年から15年の期間でしょう
嘘だと思うならこの期間の有効求人倍率を調べてみてください
0.9倍程度の有効求人倍率で大騒ぎしている現在のマスコミがアホだと思えるくらい酷かったのですから
一方でアベノミクス世代や高度成長期世代などのように景気が良く就活に恵まれた世代は3流大学卒で成績がたいして優秀でない学生でも大した苦労もせずにそれなりの企業に簡単に就職できたのです
就活は世代の景気によって大きく左右される究極のクソゲーと言っていいでしょう
こんなクソゲーに振り回される人生は本当に馬鹿馬鹿しいと思う
クソゲーに真面目に向き合う必要などない
今後、運悪く景気の悪い時代に学校を卒業する羽目になったり、中高年でリストラされたりして就活や再就職で苦しむことになったら真面目に就活するのは諦めた方が良いと思う
凡人が景気が悪い時に懸命に就活しても大体空振りに終わるでしょう
魚がいない場所で一生懸命魚釣りをしているようなものだと思えばいい
だからバイトやパートや派遣をしながら空いた時間で自分の好きなことをするのがいいと思う
要は労働を主体とした人生はもう見切りをつけた方が良いと思うんです
まあ、就活というか人生そのものがクソゲーなんですよね🤣
ぶっちゃけ、人生は遺伝子(知能、運動能力、容姿、性格)、家庭環境、親の財力、学校卒業時の景気で殆ど決まります
だから就活も仕事も恋愛も婚活も全てクソゲーです
遺伝子や家庭環境に恵まれない人間が頑張ってのしあがる物語は小説や映画や漫画の世界では定番中の定番ですが、現実世界では殆ど起こらないことだからこそ物語になるのです😆
多くの凡人は変な夢を見ずに謙虚に頑張らずに生きるのが一番幸せだと思います
頑張って成果を出すことは大谷翔平、藤井聡太、成田悠輔、ホリエモンのような天才達だけに任せておきましょう😀
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