マラガ3日目の朝は天気予報通りの曇り空☁️
天気予報によると終日、降水確率はゼロだが曇り空を見る限り雨が降ってもおかしくない空模様にも思える
お腹が空いたのでホテルの目の前にあるカフェに行くがかなりの行列を作っていて注文するまで結構待たされた
お店の人は英語が喋れないようなので商品を指差して身振り、手振りでカフェオレとフランスパンのサンドイッチを注文した
注文を終えると店員からカードを手渡される。
店内に着席していると店員がテーブルに置いてあるカードを見てスペイン語で私に対して何かを指摘しているのだが当然内容は全く理解できない
訳がわからず困惑していると近くの席のスペイン人らしき客がテーブルに置いてあるカードを私の座っているテーブルの機械に差し込んでくれた
そうすると店員がうなづいて去っていく
私が店員からもらったカードは座席の前の機械に差し込まないといけなかったようだ
こんなシステムは日本のカフェでは経験したことが無いので外国人観光客にわかるわけが無い💦
まあ、こういったトラブルを楽しめないと海外旅行などしていられないのだよね・・・
10分ほど待ってカフェオレとサンドイッチが私の席に運ばれてきた
これだけ混雑しているお店だからさぞかし美味しいのだろうなと期待していたのだが、カフェオレもサンドイッチも平凡な味だった😭
はっきり言って日本のドトールコーヒーのミラノサンドの方が全然美味しい😋

それに昨日行ったマラガ旧市街の裏路地のカフェのコーヒーとクロワッサンの方が美味しかった。その店は私以外には客は1人だけでガラガラだったんだけどね。
率直に言って、こんなに混雑するほどの味とは到底思えなかったのだが立地が良いので(マラガ旧市街地の目抜通り面している)繁盛しているのだろう
飲食店は味だけでなく立地も非常に大事なんだなと改めて認識することになった
サンドイッチを食べながら今日以降はどうやってマラガで過ごすかを考える
今日は一日中曇りなのでホテルでゆっくりしようかとも考えたが、ずっとホテルに滞在するのも退屈しそうなので、鉄道でフエンヒローラにでも行ってみるか
フエンヒローラはマラガ旧市街から西へ鉄道で30分ほどの場所にある海沿いの街だ。GoogleMapで調べてみるとホテルやビーチも結構あるし、昨日行ったネルハのようなリゾート地なのかもしれない
ネルハのように有名なリゾートでは無いから観光客もそれほど多くはないだろうしゆっくりできるかもしれない、と思った
またフエンヒローラから北にバスで20分ほどの場所にはミハスという綺麗な村がある
昨日行ったフリヒリアナみたいな白い建物で統一された山奥の街のようだ
マラガ旧市街から比較的近いからフエンヒローラとミハスに行ってみることにした
明日以降は晴れるようなので、高速鉄道でグラナダやコルドバやロンダに行けば良いだろう
ホテルを出発して鉄道C1線のマラガ・サンブラーノ駅(マラガ中央駅)に向かう。
空が曇り空なので折り畳み傘を持って行こうかどうか悩んだんが天気予報ではマラガの降水確率は0%だったので傘は持っていかないことにした。
この判断が大きな取り返しのつかない過ちであることはフエンヒローラに到着してから気がつくことになるのだが・・・😭
マラガ・サンブラーノ駅でC1線の切符を自動券売機で購入しようとしたが相変わらず購入の仕方が分からず戸惑う。
私の後ろにも沢山の人が並び始めたので焦る。
どう見ても分からないので後ろに並んでいる西洋人の若者に、”券売機の操作の仕方を教えてください”と頼んでみたら、あっけないほど親切に教えてくれた。
海外旅行では分からないことだらけなのでとにかく周囲の人に助けを求めるのが一番早い。
マラガ・サンブラーノ駅からフエンヒローラまでは電車で30分程度だ。電車の本数も結構多いので交通の便はかなり良い。
電車は満員電車とは言わないまでもかなり混雑していた。座る席はなかったのでフエンヒローラまでずっと立つことになった。
途中のベナルマデナという駅で多くの乗客が降りた。おそらくマラガのベッドタウンなのだろう。ビーチやホテルも結構多い場所なので観光客もそれなりに多いと思われる。
ベナルマデナから10分ほどでフエンヒローラに到着。雲行きはさらに怪しくなっている感じで今にも雨が降りそうな雰囲気だった。
フエンヒローラは結構大きな町で駅の近くに飲食店、商業施設が非常に多い便利な街だ。交通量も多く人通りも多く活気のある街だった。
GoogleMapを頼りにミハス行きのバス停に向かって歩いていると雨がポツポツと降ってきた。これからミハスに行こうと思っていた矢先に降ってきたので最悪のタイミングだ。
ミハス行きのバスが出発するバス停はすぐに分かったのだが出発まで20分ほどの時間があるのでバス停近くの商業ビルで雨宿りをした。
雨宿りをしている間にも雨がどんどん強まってきた。
これではミハスの観光も楽しめないだろうからいっそマラガに帰ろうかとも考えたけど、マラガに帰ってすることがあるわけでもないし、せっかくフエンヒローラまで来たのだからついでにミハスまで行くのは悪くないとも思えた。
バスの出発時刻が近づいてきたのでバス停に向かう。こんな天気にも関わらず観光客らしき人が行列を作って待っていた。雨は多少小降りにはなっているがすぐに止みそうな感じでもない。
バスは乗車時に現金を運転手に渡す方式だった。地元の人は専用のカードで支払っていた。
バスはしばらくはフエンヒローラの街を走り、街から外れると急勾配のクネクネ道をゆっくり走っていく。その間に雨はどんどん強まり、ミハスの街の入り口に入った頃には土砂降り状態になっていた。
ミハスの街の入り口でバスを下車してスーパーやコンビニが近くにないかGoogleMapで探してみる。傘を購入するためだ。
雨が降っているせいか、ミハスの街はかなり寒い🥶。セーターを着てくればよかったと思ったけど後の祭りだ😭。
スーパーやコンビニが数軒ヒットしたので立ち寄って店内を物色するが食料品ばかりで傘のような日常用品が売っている感じではなかった。
土砂降りなので全身を濡らしながらミハスの街を早歩きで歩いていく。周りの観光客を見ていても急な雨に対応できずに私のように濡れながら歩いている人がかなり多かった。
私のように天気予報を信じて傘を持参していない人が多かったようだ。まあ、天気予報で降水確率がゼロなら信じるよね😆。
GoogleMapを再度確認するとミハスの街の中心部まで行けばお土産屋さんなども多そうだが、私は間違ってミハスの街の入り口で下車してしまったのでまだかなり歩かねばならない😭。
この土砂降りではミハスの街に到着する頃にはずぶ濡れになるだろう。
まあ、折り畳み傘を持ってこなかった私の自業自得なのだけど天気予報が完全に外れるとは本当にツイテいないな。
小走り状態でミハスの街の中心部まで急いだ。急いでも街の中心部に到着した頃には全身濡れネズミになってしまった💦。
街が寒い上に全身ずぶ濡れになってしまったので凍えるほどの寒さだ😨。マジで風邪をひいいてしまいそうだな。
ミハスの街の中心部は結構大きくて飲食店が多く、お土産屋さんも数多くある。
お土産屋さんに片っ端から入店して傘が売っていないか探す。数件目で傘を売っている店を見つけて安堵したが売っているのは普通の長傘ばかりで折り畳み傘がない。
普通の傘を購入しても荷物になって自宅には持ち帰れないのでマラガのホテルに置いていくしかないので正直勿体無い。
しかし、ここで購入しなければこれからもずぶ濡れ地獄が待っているだけだ。長傘は10€(1700円)と決して安くはなかったが購入するしかなかった。
折り畳み傘を準備することを怠ってしまった自業自得なのだが、高い授業料になってしまったな。
長傘を購入して街を歩き回ることはできるようになったが、とにかく土砂降り状態なのでとても観光するような気分ではなかった。
ミハスの街の中心部を散策していると観光案内所付近で日本人の団体観光客に出会った。マラガに来てから初めて会った日本人観光客だ。
彼らの多くも突然の大雨に巻き込まれて傘を持っていない人が少なくなくずぶ濡れ状態の人もいたな。
お腹も空いてきたし、ミハスの街をずぶ濡れ状態で走り回って疲れてきたので、飲食店で休んで時間を潰そうかと、飲食店を物色したけど、1人で入店しやすそうなお店が全然ないんだよな💦
飲食店を探している最中に、お土産屋さんの前で人目を気にせずに大喧嘩をしている30代くらいの日本人カップルを見かけた。
ミハスで予想外の大雨に巻き込まれて旅行計画が狂ったのと、大雨で2人とも不機嫌になっているせいで大喧嘩になっているようだ
まあ、慣れない旅先で疲れている中で突然こんな大雨に巻き込まれたら、そりゃ大喧嘩になる可能性も高まるわな。
私が子供の頃は、成田離婚、という言葉が流行ったことを思い出す。
海外旅行先でさまざまなトラブルに巻き込まれてその対処法で揉めて大喧嘩になり、帰国後に離婚する人が結構多かったんだよね
海外旅行では大なり小なり必ずトラブルには巻き込まれるし不慮の事態が発生することからは避けられない
想定外のトラブルでは普段は隠している人間の本性が出るので、喧嘩にはならずとも相手の本性に幻滅して離婚になるケースも少なくないだろう
私は若い頃から全く女性にモテなかったので縁がない話ではあるが、海外旅行はやっぱ一人旅に限りますよ😀
1人でくつろげそうな飲食店が見つからないのでバスでフエンヒローラの街に戻ることに決めた。再度、ミハスの街の入り口まで戻りバス停でフエンヒローラ行きのバスを待つ。
GoogleMapで確認した限りでは10分後にバスが来る予定なのだが遅れていたのか20分以上は待った感じがする。
傘を指していても雨風が強いので多少は濡れるし、寒い上に衣服が濡れていたので震えながら20分以上もバスを待つ苦行そのものだった🥶。
結果論だが、今日はマラガのホテルでゆっくりすべき日だったのだ。この悪天候ではミハスの白い村を散策するどころではない💦。
散々待たされたバスに乗り込むと結構多くの人が乗車していたがなんとか座ることができた。
バスの運転は荒くてかなりのスピードで急カーブで急勾配の道を降りていく。フエンヒローラの市街地に入ると渋滞に巻き込まれた。
渋滞でストップアンドゴーが多くなりその度に急ブレーキをかけるので気持ち悪くなってしまったよ
フエンヒローラの街の中心でバスを下車しても相変わらず強く激しい雨が降っている。
このまますぐにマラガ旧市街に帰るのも脳がないと感じたのでビーチの方まで歩いてみることにする。
ビーチはフエンヒローラの駅から歩いて5分ほどだからかなり近い。天気が快晴ならばそれなりに風光明媚な場所なのだろうけど、この悪天候のせいで海水は濁り波も高いので全く風情がない。
ビーチの近くはホテルや飲食店やさまざまな商業施設があるので便利だ。
ホテル代がバカ高いマラガ旧市街ではなくフエンヒローラに宿泊するのは十分ありだと思う。
マラガ旧市街からはかなり離れているがとにかく安く滞在したい人にはフエンヒローラは適度に栄えているし街の中心部近くにビーチもあるから悪くない選択だと思う。
フエンヒローラではなくベナルマデナでも良い。ベナルマデナもホテルもビーチも飲食店も多いからそれほど不自由はしないはずだ。
雨が止めばフエンヒローラの街を散策しようと思ったがこの大雨ではそんな気分になれなかったので早速駅に引き返してマラガに戻ることにした。
わざわざ労力と安くない交通費を払って俺は何しにここにきたのだろう?と猛烈な虚無感に襲われた。
今日ほど生産性ゼロの日は私の人生でも珍しい。まあ、こんな日もあるよな、と割り切るしかない。天候はコントロールできないからね。
マラガ旧市街駅(alameda駅)行きの電車に乗るとフエンヒローラ駅は始発駅なので余裕で座れた。しばらくは空いている車内だったが、ベナルマデナで大量の観光客や地元民が乗り込んできてかなり車内が混雑してきた
このマラガ市内を横断する列車(C1線)は観光客の足であると同時に地元住民の足でもあるだろう。これだけ観光客が増えると地元民も迷惑だろうね。
空港駅(AEROPUERUTO駅)ではスーツケースを持っている観光客が多く乗り込んできて車内は満員電車状態になってしまった。
電車内の乗客を見渡してみると日本の電車と同じく居眠りしている地元民らしき人も結構多かった。
海外の電車内で居眠りをすることは盗難などに巻き込まれるリスクがあるので居眠りは厳禁と言われているが、この感じだとマラガはそれほど治安は悪くないのだろうと思わされる。
マラガ旧市街の宿泊ホテルに到着した時には夕方の6時前になっていた。マラガ旧市街は曇り空だが幸い雨は止んでいてホッとした。
大雨の中を歩き回って下着まで濡れてしまったのでとにかく気持ち悪かった
シャワーを浴びて下着を着替えたらさっぱりした
ネットで明日以降のマラガの天気予報をチェックすると帰国する日まで晴れ間が続くようだ
GoogleMapでアンダルシア地方の地図を見ながら明日以降の旅行プランを考える
グラナダ、コルドバ、ロンダ、セビーリャがマラガからの日帰り観光地として人気なのだが、今回の日程でこれら全部の都市を回るのは正直きつい
セビーリャは一番遠いのでパスすることにした。
行きやすいのはコルドバ、グラナダだ。どちらもマラガ中央駅から高速鉄道で1時間から1時間15分程度だから十分日帰り旅行は可能だ。
ロンダは距離は結構近いのだが鉄道でのアクセスがいまいちでマラガ中央駅からは2時間程度かかる。
ロンダは余裕があれば行くことにしよう。
メスキータ(コルドバ大聖堂)のあるコルドバ、アルハンブラ宮殿のあるグラナダは今回の旅行でぜひ行ってみたい、というかこの二つの場所に行かないのならば何のために日本からはるばるアンダルシアまで来たのか分からない。
色々考えて、明日はグラナダを観光することに決めた。
アルハンブラ宮殿がグラナダ観光の目玉だが、アルハンブラ宮殿のWebサイトで予約しようとしたら1ヶ月先まで予約が埋まっていたので宮殿内に入ることは残念ながら出来ない😅
グラナダはアルハンブラ宮殿以外にも、アルバイシン地区散策やサンミゲル展望台などの観光スポットもあるからまあそこそこ時間は潰せるだろう
グラナダ行きの高速鉄道のチケットはトレインラインというアプリから購入した
アプリはスマホから簡単にダウンロードできるしアプリの使い方も分かりやすいのでオススメです
無事、グラナダ行きのチケットも購入できたことだし、明日に備えて今日は早めに寝ることにした

今回のブログはここまで! 次回はグラナダ観光編です!
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