今の派遣先に勤務してもう5年半が経とうとしている
最近、色々嫌なことが度重なってだんだんと職場での居心地が悪くなってきた
まあ、私のようなコミュ力がゼロで大した能力のない中年が5年以上クビにもならずに勤務できたのは奇跡というか運が良かっただけなんだろう
今年の9月末が契約更新日なのだが本当に更新すべきか否か迷っている
というか、もう賃金を嫌というほど搾取される派遣社員はもううんざりというのが正直なところだ
派遣社員に限らず正社員だって経営者と株主の奴隷であることには変わりない
一説によれば労働者が生産する収益の8割が資本家のものになり労働者には2割しか収益が分配されないらしい
正社員だって十分すぎるほど時間と労働力と賃金を搾取されているのだ
しかし派遣社員は派遣先からだけではなく派遣元(パソナをはじめとした人材派遣会社)に賃金をピンハネされている
要は二重に搾取されているのが派遣社員なんだ
だから正社員のように毎年の給与ベースアップもないし賞与もないし住宅手当などの福利厚生もない
その原資を派遣会社にピンハネされているからだ
これが派遣社員が現代の奴隷労働者と言われる所以だ
そんなクソみたいな待遇の派遣社員になる人がなぜ沢山居るのかといえば様々な事情で多くの人が正社員になれなかったからだ
就職氷河期世代はその代表だ
新卒時に不況で就職口が全く無くて、多少景気が回復してきた10年後から15年後には年齢で足切りされて再就職できなくなってしまったのが就職氷河期世代だ
ロストジェネレーション(ロスジェネ)世代とも言われる
後は、家庭の事情(介護など)や健康上(持病で定期通院が必要など)の理由でフルタイムで働けない人も正社員で働くのは難しいから派遣社員になる人が少なくない
殆どの正社員はフルタイムでの勤務が条件になっているからだ
派遣社員やパートなどは正社員より勤務形態に融通が効きやすいからやむなく派遣やパートで働いている人も少なくないのだ
私はそういうクソみたいな待遇の派遣社員及び契約社員で勤務し始めてから9年弱経とうとしている
契約社員で1社、派遣社員で4社を経験した
その結果言えるのはどこの職場もクソだったということ
非正規雇用はどこの職場でも使い捨て労働力(雇用調整弁)に過ぎないからそれも当然だ
非正規雇用で働いたことがある人ならばその事に誰でも同意してくれるはずだ
非正規雇用はどこの職場でも人間扱いされずモノ扱いされる
その証拠に多くの企業で派遣社員は消耗品扱い(文具などの消耗品経費と同じ)される
アホで空気が読めない正社員たちは派遣社員を名前で呼ばずに”派遣さん”などと呼ぶ
正社員の連中が派遣社員を人間と思わずモノ扱いしている何よりの証拠だ
内心で派遣社員を馬鹿にするのは結構だが、形だけでも派遣社員に敬意を表して名前で呼べと言いたい
それが大人のマナーってもんだろう
愚痴が多くなってしまったが、9月末が更新日なので10月以降の更新を希望しない場合は、7月初旬には派遣元にその意思を伝えなければならない
もう6月も中旬を過ぎて月末になりつつあるのでそろそろ決断をしないといけないのだ
年齢的にまともな再就職は絶望的なので派遣社員を辞めた後は貯蓄を切り崩しながら短期アルバイトやパート勤務で死ぬまで凌いでいうことになるだろう
派遣社員という屈辱的な奴隷労働からは解放されるが、その代わりにより不安定な人生を歩む覚悟が必要なのだ
このような人生を危険な不安定な人生と捉えるか、自由な人生と捉えるかは人それぞれだろう
自由と安定は相反するので両方をいいところ取りする人生を歩むのはなかなか難しいと思う
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定期収入がなくなるわけだから徹底的な節約生活が必要になってくる
徹底的な節約生活もそれなりにストレスにはなるかもしれないが私はその辺りは比較的楽観的に考えている
派遣社員に限らず正社員も多くの人はストレスを溜めて労働している
仕事のストレスが浪費の原因になることは様々な研究で証明されている
毎日のように仕事帰りに飲みにいくサラリーマンや、必要もないブランド品を購入しまくるOLなどはその分かりやすい例だろう
多くの労働者のストレスの原因はいうまでもなく対人関係ストレスだ
労働そのものが嫌いな人も勿論少なくないだろうがストレスは対人ストレスが圧倒的に多いのだ
それは会社の退職理由のNo1が人間関係悪化というデータが示している
その対人ストレス発散のために無駄な買い物や無駄使いをしている人は多いだろう
私もその一人だったし、今でもそうだ
私はあまり無駄使いをしない方だが、時折、無性に無駄使いをしたくなる時がある
これは労働による精神的なストレスが原因だと確信している
派遣社員という屈辱的な搾取労働によるストレスが無くなれば生きる上でのストレスは大幅に減るのは間違いない
このクソ社会ニッポンで生きていくのに全くのノーストレスで生き抜くのは難しいが、労働のストレスがなくなるのは非常に大きいと思う
勿論、無職で定期収入がなくなり貯蓄を切り崩していく生活は新たなストレスには違いないだろう
ただ、それは節約生活や貯蓄額によりコントロールが可能だ
労働によるストレスは大半が人間関係が原因なので自分の裁量でコントロールすることができない
会社員は同僚も上司も取引先も選ぶことができないからだ
会社という組織に従事してカネを稼ぐ以上、会社員はどんなクソ上司、クソ同僚、クソ取引先でも頭を下げて歯を食いしばって仕事をしなければならない
それが嫌なら会社を辞めるしかないのだ
多くの大企業は企業コンプライアンス室などというクソな組織を設けているがあんなものは全く役に立たない
コンプライアンス室がないと企業として体裁が悪いので形だけ設置しているだけだ
フリーランスは個人事業主だから会社員よりは対人関係のコントロールは可能だろうとは思う
気に食わない取引先は自己裁量で切ることは可能だろうから会社員よりは取引先を選ぶ自由度は圧倒的に高い
ただ、大口の取引先は収入にモロに響くので如何にクソな取引先でも切るのはなかなか難しいだろう
そうやって対人ストレスを我慢している会社員たちは精神は蝕まれ、一部の人は精神を病んで精神科や心療内科に定期的に通院することになる
要するに労働の対人ストレスはアンコントローラブルなんですよ
だから非常に始末に負えないストレスだと思っている
私は低賃金でこき使われている底辺派遣労働者だ
その派遣労働者を辞めたら無収入になるわけだから更に社会の底辺に落ちぶれるだろう
日本の経済状態が更に悪くなれば近い将来ホームレス化する可能性も高いだろう
アルバイトやパートでもアラフィフの中高年を雇いたい職場など少ないだろうから
多くの人はそういう不安を抱えているから、底辺派遣労働を辞めないで継続しているのだと思う
私は底辺派遣社員を辞めることでホームレス化するかもしれないが、このクソな日本社会でなんとしても生き抜いてやるぞ!という謎の闘志が生まれつつある
国や地方自治体としては私のようなコミュ障で結婚もせず子孫も残さず仕事もろくにできない低収入の底辺人間にはさっさとくたばって欲しいのが本音だろう
為政者にとって、納税額も少なく家庭も持たないような低収入アウトローは邪魔な存在に間違いないからだ
ただ、そんな価値観は為政者という支配階級の都合に過ぎなくて、我々市民は国家や自治体の維持のために存在して生きているわけではない
アウトローで底辺人間の私にだって意地があるのだ
最近は国の思い通りになってさっさとくたばってなるものか!と闘志が湧いてきているのだ
幸いというかプライドを捨てて極端に低収入になった人間にはこの国は結構優しい
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年間所得が100万円を切るような低所得者は住民税が非課税になるし、国民年金支払い免除申請も可能だし、国民健康保険料も大幅に減額になる
高額療養費制度も低所得の人間はかなり得をする仕組みになっている
派遣社員や低収入の正社員が国家や自治体、経営者から一番搾取される構造になっているのだ
この国でそういう搾取される立場になりたくなければ、経営者になって搾取する立場になるか、低収入の住民税非課税世帯、もしくはフリーランスになるしかないような気がするんですよね
とにかく、派遣社員を辞める方向で前向きに動いていきたいと思う
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