【2020年夏:コロナ禍の八重山旅行記】 15年ぶりに沖縄の離島、八重山に行ってきました。

旅行

コロナ禍の夏休みに八重山に一人旅

こんにちは

緊急事態宣言が出ている沖縄の八重山諸島を二泊三日で一人旅してきました時の体験記を綴りたいと思います。

結論から言うと15年ぶりの八重山諸島の旅はすごく良かったです。

15年前と変わらずにとても美しい海は健在でした。短期間の滞在でしたが良い思い出になりました。

緊急事態宣言下の沖縄に何故旅行したのか?

15年ぶりの沖縄旅行と先ほども書きましたが、本当は毎年にでも行きたかったくらい沖縄は好きな場所なのです。

ただ、夏場のハイシーズンは航空券も宿泊施設も予約するのは至難の業です。

休みをずらせば航空券も宿泊施設もとても取りやすくなりますが、夏休みにしか長期休暇を取れない派遣社員の私には休みをずらすのは無理な話です。

航空券はなんとか取れても、ハイシーズンの宿泊施設は手頃な価格の場所はどこも満室で超高額なリゾートホテル(ホテル星のや等)にわずかに空室がある位だったので、とても派遣社員の私には沖縄旅行は夢だったのです。

今年は沖縄の玉城デニー知事が8月に県独自の緊急事態宣言を発動しました。

那覇の歓楽街を中心に感染者が急増していたためです。

石垣島の歓楽街でもクラスターが発生していて離島もかなり危ない状況だったのです。

ただ、玉城知事は飲食店には時短や休業要請を出していましたが、宿泊施設には休業要請は出しませんでした。

沖縄の経済は観光収入に頼るところが多いので、宿泊施設に休業要請を発動すると経済が持たないと考えていたのかもしれません。

とはいえ、私が住む関西も感染者が急増し予断をゆるさない状況でしたし、私が無症状感染者の場合、沖縄にウイルスを持ち込むことにもなりかねない。

旅行者には旅前後の体調管理や旅先でのコロナ対策徹底(マスク着用、アルコール消毒、原則会話をしない)が求められるわけです。

私の場合は一人旅なので、自分から喋りかけない限り誰ともお喋りをしない自信はあったので、感染対策には自信がありました。

喋るにしても宿のフロントの職員や飲食店のスタッフ位です。彼らと喋る時はマスクをしますし会話も短時間ですから感染リスクは最小限に抑えられると思いました。

航空券や八重山の宿泊施設を検索してみると、当たり前ですが空室が目立ちます。薄給の派遣社員でも宿泊できそうな手頃な価格のホテルも沢山の空室がありました。

ただ、旅先には最後まで迷いましたね。

沖縄の離島に旅行することは決めていましたが、慶良間諸島か宮古諸島か八重山諸島にするかは最後まで悩みました。

私はそれらの全ての場所を訪れたことがあります。

どこも甲乙つけがたく海が綺麗で素晴らしいところです。

本来なら全てを訪ねたいところですが、日程的にも予算的にもそれは無理でした。

結局、大阪ー那覇の往路の航空券を予約して宿は予約せずに出発することにしました。

楽天トラベルで調べても沖縄の宿は空室が目立ちましたので現地で直前でも予約はできるだろうと思ったからです。

那覇空港で八重山行きを決定(笑)

伊丹空港の様子

夏休みの15時ごろの伊丹空港は想像以上に混雑していましたねぇ。ガラガラだと思っていたのですけど。

家族連れの旅行客も結構多く、飲食店も店舗によっては行列ができるほどの混雑ぶり。

ただ、手荷物検査場では検温がありましたし、伊丹空港内はマスク着用が義務になっていました。

また、消毒用アルコール(危険物)を機内に持ち込めるかを検査場で聞いたところ、ハンディタイプの少量タイプなら大丈夫とのことでした。私は機内でもアルコール消毒をしたかったので機内に消毒アルコールを持ち込みたかったんですよね。

手荷物検査場を抜けて那覇行きの待合室に行くとそこはガラガラでした。

周辺店舗も人は少なく、店員さんも暇そうにしていましたねぇ。

私は飲食スペースでビールを注文し飛行機搭乗までの時間を潰しました。

搭乗時間になり飛行機に乗り込むと想像以上に小さい飛行機でびっくり。平時の夏休みの沖縄行きの飛行機は超大型機が当たり前なのですが、コロナ禍で旅行客が少ないので大型機は必要ないのでしょう。小さな飛行機でも搭乗客はまばらでガラガラでした。

2時間かけて無事に夕暮れの那覇空港に到着。15年ぶりに憧れの沖縄に足を踏み入れたのだと胸が高まりました。

那覇空港のターミナルにある飲食店や売店は殆どが閉店していて閑散とした異様な状態。一部のお土産屋、飲食店は営業していましたがお客さんは殆ど入っていませんでした。緊急事態宣言が発動されているのですから当たり前ですよね。

伊丹空港と同じく那覇空港内もマスク着用が義務になっていました。公共の場ですから当たり前ですけど。那覇空港内も旅行客はまばらで閑散としていました。とても夏休み期間とは思えません。

那覇空港内で慶良間や宮古、八重山の宿を楽天トラベルで検索していると、八重山が圧倒的に空室が多い。慶良間や宮古は空室が少なめなので八重山に行くことに決めました。石垣島市街のホテルを予約して、最終便で石垣島に向かいました。

石垣島(ホテルパティーナ石垣島に宿泊)

那覇から石垣に向かう機内は予想通りガラガラ。最終便ということもあるのでしょうけどね、とにかくお客さんが少ない。1時間ほどのフライトで夜八時ごろに石垣空港に到着。

到着口には警備員がいてサーモカメラで搭乗者の体温チェックをしていました。

私が15年前訪れた時は旧石垣空港でしたが、現在は新石垣空港に変わっていました。新しく綺麗な建屋でしたが規模はやはり小さいですね。夜も遅いので店舗は全て閉店していました。

タクシーで石垣市街に向かいます。タクシーの車内はもちろんマスク着用です。新石垣空港は石垣市街地から結構離れています。道は空いていましたが30分くらいかけて予約していた、ホテルパティーナ石垣島に到着。運賃は3500円ほどでした。クレジットカードで支払いました。

ホテルチェックイン時はマスク着用が義務でスタッフによる検温もありました。ホテル構内移動時もマスク着用が義務化されていました。

宿泊費は13000円ほどのホテルでしたがGoToトラベル割引で3割割引になったので一万円以下で宿泊できました。

宿泊費は決して安くはありませんが、市街地中心から徒歩圏内の綺麗なホテルなら仕方ありません。

部屋はとても綺麗でした。部屋専用WiFiもあるので無料でネットは繋ぎ放題です。

フロントでおすすめの食事処を尋ねると、美崎町(石垣市の歓楽街)の飲食店で集団感染が発生したので美崎町界隈には近寄らない方が良いと注意されました。

ホテル周辺や石垣市内中心部は想像以上に飲食店は営業していましたね。ただ、一人では入店しにくいし、店内での感染も心配だったのでホテル近くのコンビニで焼きそばとノンアルコールビールを購入してホテルの部屋で食べました。

翌朝の朝食はホテル一階の食堂で。宿泊費に朝食代は既に組み込まれています。

天候は快晴でレンタカーで石垣島を一周する予定です。

朝食は質素なバイキング形式でしたが私には十分すぎる内容でした。

このホテルは集団感染対策を徹底していて、食器に食材を取る際には専用の手袋を着用するようにと注意書きがされていました。素手でトングを触ってはいけないのです。勿論、食事中以外はマスクも着用しなければなりません。

朝食会場は予想より混雑していました。私以外は全て家族連れのお客さんでしたね。

私のような一人旅の人には他の旅人と交流できるゲストハウスなどが宿泊先として人気があるようです。

私はもう中年ですし、他の旅人と交流できるとも思えなかったのでゲストハウスはパスしました(笑)。

YouTubeでは沖縄のゲストハウスでの宿泊の様子を流している動画が多いですが、客層は殆どが20代、30代の若者です。私のような50代のおっさんと交流したい人はいないでしょう(笑)。

朝食後は持参していたMacbookProで石垣島のレンタカーを予約しました。平時の夏休みで石垣島でレンタカーを当日予約するのは不可能ですが、コロナ禍の中のせいかあっさりと予約できました。

石垣島はレンタカーを借りれなくても、主な観光地をめぐる周遊観光バスがあるので車が運転できない人も安心ですね。

宿の入り口で待っていると、レンタカー会社の人が迎えにきてくれました。

当たり前ですが、夏の石垣島は日差しが強烈で物凄く蒸し暑いです。この日も早朝から蒸し暑く、マスクをしているから余計に暑く感じられます。レンタカーで迎えにきてくれた人は、1日に何度もマスクを取り替えると言っていましたね。確かに直ぐにマスクも汗だくになってしまいますから数時間で交換しないとダメなんですよ。

レンタカー会社に到着して、リッターカークラスの小型のレンタカーを借り、国道390号線で石垣島を北上します。

運転は本当に久々なので緊張しましたが、石垣島の道は広いし混雑もしていないので大丈夫でした。ナビが付いているのも助かりましたね。

ノバレカフェ(のばれ岬観光農園)

玉取崎展望台の直ぐ近くにあります。国道390号線上に看板が出ていますが、うっかりすると見落としてしまいます。看板に従って390号線を右折するとすれ違うのも困難なほど狭い道をしばらく進むとノバレカフェに突き当たります。

ここのカフェからの景色は絶景の一言です。ハワイに来たような錯覚を覚えます。石垣島をドライブするなら絶対に寄って欲しいですね。

私はマンゴージュースを注文。味が濃くて美味しかった。屋外で絶景(下記写真)を楽しみながら飲食することも可能です。

ジュースだけではなく食事メニューもありますよ。ランチに訪れるのもいいですね。

 

玉取崎展望台

石垣島に来たらここは外せませんね。川平湾と同じく石垣島の一大観光スポットの一つ。観光バスが数台止まれる大きな駐車場を備えています。新石垣空港からも近いので立地も最高です。

駐車場からしばらく歩くと展望台があります。所々に真っ赤なハイビスカスが咲き乱れていて天国のようですね。展望台からの眺めは最高です。石垣島の緑と海の青さのコントラストが素晴らしい。展望台から撮影した写真(下)。

飲み物やアイスを販売している売店があるのでアイスを食べながら散策するのもよしです。近くには飲食店もあるのでこの辺りでランチを食べるのもいいでしょう。

石垣島サンセットビーチ

玉取崎展望台から平久保崎に向かって県道206号線を北上すると左手にサンセットビーチの看板が出てきます。

県道206号を左折してからサンセットビーチまでの道のりは狭くて非常に分かりにくいので注意が必要です。

私も何度か道を間違えました。

噂では石垣島で一番綺麗なビーチとの評判なので、期待していたのですが、正直期待外れでした。

ビーチは小さく、海水の透明度もそれほど高いわけではありません。沖縄の海としては標準的な透明度と思いました。

ただ、夕陽や朝日の時間に訪れれば良い雰囲気の場所かもしれませんね。

結構有名なビーチなので、観光客は結構いました。海水浴を楽しんでいる人も少数ですが居ましたよ。

パラソルなどの貸し出しは有料だったと思います。

また、ビーチに入るのも有料なので注意。ビーチ入り口に係員がいますのでそこでお金を払いましょう。

平久保崎

石垣島の最北端にある絶景スポット。石垣市街地からも新石垣空港からも結構な距離があるので平久保崎を訪れるのは時間的な余裕が必要です。時間に余裕のない多くの観光客は玉取崎展望台と川平湾を観光することになるでしょう。

ただ、時間に余裕があればぜひ訪れて欲しいですね。ここからしか見えない絶景があります。

平久保崎展望台から撮影した写真の一枚がこれです。

駐車場が小さいのがここの欠点かな。乗用車を数台しか止められないのです。平時の夏休みなどは大渋滞しそうですね。飲食店はありません。自動販売機とトイレは一応備えていました。

平久保崎から少し離れた道沿いにはカフェなどは数軒あるので、平久保崎付近で食事をすることは可能です。

平久保崎から川平湾に至る道は所々に絶景ポイントはありますが、基本的に単調な道のりですし、結構距離もあります。

飲食店もそこそこ点在していますけど、コロナ禍ということもあってか閉店しているお店も多かったと思います。

単調な道のりが続くので居眠り運転にはくれぐれもご注意ください。

川平湾

石垣島でNo1の観光地です。石垣島に来たらここは絶対に外せませんね。石垣市街地から離れていますからレンタカーがないと不便ですが、バスでも行くことができます。せっかく石垣島まで来たのに川平湾を訪れないのはあまりにも勿体無いです。

石垣島でNo1の観光地なので大きな有料駐車場や飲食店、お土産店がたくさんあります。

私は川平湾を散策しただけですが、時間に余裕がある人はグラスボートに乗るといいでしょう。

グラスボートに乗らなくても、展望台からの景色でも十分に川平湾の美しさは堪能できますけどね。展望台からの写真はこちらです。写っている船がグラスボートです。グラスボートから見る海の中はさぞかし綺麗でしょうね。

宿泊施設も結構あるので、石垣島を訪れたら、できれば川平湾に泊まりたいところです。私も本当は川平湾に泊まりたかったのですが、コロナ禍でも宿は空室がありませんでした。さすが石垣島No1の観光地です。

私は昼食を取っていなかったので、お土産屋さんでボリュームのあるソフトクリームを食べました。これで結構空腹は満たされましたね。

川平湾に着いたのが14時頃だったので、本日泊まる宿を楽天トラベルで検索しました。石垣島、竹富島には空室が無くて、小浜島に一件、手頃なホテルに空室があるのを見つけてすかさず予約。

ただ、石垣島から小浜島へのフェリーの最終便が16:30なのであまりゆっくりしていられません。

急いで川平湾から石垣市街地に引き返しました。

川平湾から石垣市街地までの海沿いの道路も非常に景色がよく絶好のドライブコースです。おしゃれな飲食店やカフェ、パーラーも絶景スポットに点在しているので時間に余裕があれば是非寄って欲しいです。

小浜島

石垣市街地のレンタカー屋さんに車を返却して、石垣港フェリーターミナルまで送迎してもらいました。

石垣島は外を出歩く時もマスク着用が必須でした。街の至るところにマスク着用をお願いしますと書かれています。

石垣市街は観光客はまばらでガラガラでした。

フェリーターミナルも平時の夏休みのような混雑はなくガラガラです。

ただ、お土産屋さんや飲食店は営業していました。

小浜島へのチケット売り場ではサーモグラフィー型の検温装置が稼働していて、体温が高い人はチケットを購入することができません。

フェリー乗り場でも係員がチケットを渡すときに乗船者一人づつに検温します(額にかざす非接触型の体温計)。勿論、マスク着用は必須です。

30分ほどの乗船で小浜島に到着。

小浜島でホテルに電話したら送迎してもらえるのですが、私の携帯電話は故障していたので、ホテルまで歩いていくことにしました。

小浜港は集落からは結構離れているので歩いて集落まで行くのは結構大変です。

また、港から集落方向は緩やかな坂道なのでかなりしんどいです。

私の宿泊ホテルは集落の外れに位置しているので更に港からは遠くてキャリーバッグを引き摺りながらの移動は結構大変でした。

ただ、途中には海を見渡せる絶景ポイントが多々あるので体力に自信がある人は歩いて港から集落まで歩くのもオススメです。

30分ほど歩いて今日の宿、集落の外れにあるCANAAN Coffee &Hotelに到着。

建物は古ぼけていますが、部屋は綺麗です。リフォームされているのでしょう。

部屋はオーシャンビュータイプで、風呂もオーシャンビューという贅沢さ。無料WiFi付きでネットは接続し放題です。

13000円くらいの宿泊費でしたが、GoToトラベル割で一万円以下に収まりました。美味しい朝食もついていますのでこのロケーションで13000円なら決して高くはないと思いました。

ただ、プライベート重視のホテルなので、旅人と触れ合いたい人は民宿やゲストハウスに泊まるのがいいでしょう。

小浜島にも安宿は沢山あるのでゆんたくを楽しみたい人は試してみてください。

1時間ほど、部屋でゴロゴロしていたのでお腹が空いてきました。フロントで小浜島の飲食店について尋ねてみると。コロナ禍の影響で現在は居酒屋一軒しか営業していないとのことでした。つまり選択肢はないのです。このホテルは夕食は提供していませんからね。その居酒屋にフロントから予約をしてもらいました。

30分後に、ホテルフロントに、おしゃれな柄入りマスクを装着した若い女性の従業員が車で迎えにきてくれました。

マスク越しでも美人と分かる若い女性でしたね(笑)。

お店に着くまでの車中、この従業員の女性と色々と話しました。

コロナ禍でお客さんが減って飲食店の営業は大変だと嘆いていました。今日はこのお店しか営業していないのだから、店は混雑しているのではないですか?と尋ねると私を入れて三組の予約しか入っていないとのことでした。

この女性は群馬県から遥々、小浜島まで来たそうです。小浜島は家賃が結構高くて生活するのは楽ではないと言っていましたね。

我々、旅人からしたら小浜島は楽園ですが、現地で働く人たちにとっては決して楽園ではないようです。

10分ほどでお店に到着。細崎海岸にあるソルティードという飲食店です。

先客は二組いました。一組は大学生風の男性二人組。もう一組は30代くらいのカップルらしき人。

店員さんに手の消毒をお願いされてアルコール消毒してから案内されたテラス席に座りました。

室内にも席はあるようですが、コロナ対策のためか、私を含めて客は全員テラス席でしたね。

洋食っぽい名前のお店ですが、和食メニューも充実していました。小浜島のもずく酢や小浜島の魚料理などを堪能しました。お酒も沖縄の泡盛、ビール、ワインなど豊富です。料理もお酒もどれも美味しかったです。接客も洗練されていて全く文句ありませんでした。離島とはいえ、さすがリゾート地。飲食店のレベルは都会と謙遜ないです。

最後はスクリュードライバー(下記写真)で締めました(笑)。会計は5000円ほど。安くはないけど、かなり飲食したのでそれほど高いとは思いませんでした。

 

帰りもホテルから送ってくれた若い美人女性従業員がホテルまで送ってくれました。外灯が全くない真っ暗な闇の中を慣れた運転で進んできます。運転慣れてますねって言ったら、私の泊まっているホテルからの送迎は毎日のようにあるそうです。

ホテルに到着したら、満点の星空。あまりに星空が綺麗だったので、ホテル近くの道路に仰向けになり30分くらいぼーっと綺麗な星空を眺めていました。以前、訪れた波照間島の星空には敵いませんが、十分綺麗すぎる星空です。

八重山の星空は世界的にも星空が綺麗で有名らしいですね。やはり大都市が近くにないことが重要で、大都市の明かりが星空を台無しにしてしまうんですよ。八重山は那覇市からも相当離れているので周囲数百キロにわたり、大都市がないから星空が綺麗なんです。

星空鑑賞の後はホテルに戻ってシャワーを浴びたら、お店で酒を飲みすぎたせいか、すぐに睡魔が襲ってきてベッドで眠りにつきました。

翌朝、目が覚めたら朝の6時ごろ。天気は快晴。部屋からの海の眺めが素晴らしいのにびっくり。チェックインした時はすでに日が暮れていたから分からなかったんですけどね。

このホテルのすぐ近くにコーラルビーチというこじんまりとしたビーチがあると聞いたのでまずはそちらに行くことにしました。

朝食までには時間があるのでコーラルビーチ以外にもホテルの近くを散歩することにしました。

ホテルの玄関にはホテルに住んでいると思われる野良猫が3匹いました。近寄っても全然逃げない。1匹は声を出しながら寄ってきました。ホテルの人や観光客の人に可愛がられているのでしょう。人慣れしていてとても可愛い。猫好きには堪らないですね。

コーラルビーチは本当にホテルからすぐでした。

かなり狭いビーチなので海水浴でゆっくりするのはちょっと不向きです。周辺にはお店も何もないのでここで海水浴するのならそれなりの準備が必要です。日中は暑すぎるので、早朝や夕暮れ時に訪れるのが良いでしょう。

海は十分に綺麗です。コーラルビーチから朝焼けをパチリ(笑)

コーラルビーチを後にして、有名な大岳展望台へ向かいます。ビーチからはずっと上り坂なのでかなりしんどい。また、真夏の中なので、早朝でもかなり蒸し暑いし日差しも強いです。日焼け止めや日傘は必須ですね。早朝や夕方ならともかく、日中に長時間散歩とかサイクリングをしたら多くの人は熱中症になるでしょう。沖縄の日差しを甘くみてはいけません。

集落の外れにある展望台入り口から100段くらいの階段を登って展望台に到着。早朝なので誰もいませんでした。

眺めは最高です。八重山諸島を全て見渡せます。石垣島、竹富島、黒島、波照間島、新城島などを全て見渡すことができました。天気に恵まれて感謝です。足腰の弱った人にはしんどいですが、普通の人にはここはできれば訪れてほしいですね。

大岳展望台から数枚写真を撮りました。格安スマホの写真なので画質が悪くて申し訳ない(笑)。

大岳展望台を後にしてホテルに戻ります。ホテルに戻る時も海が見える絶景スポットが色々あって写真好きには堪らない環境です。

ホテルから戻って楽しみの朝食。朝食は数種類あります。朝食の時間帯や朝食の種類はチェックイン時に聞かれます。

食事スペースからの海の眺めがまた素晴らしいです。席につくとすぐに食事が運ばれてきました。私が頼んだ朝食は以下のものです。アボガドサラダとベーコンエッグトースト。飲み物はマンゴージュースです。作りたてなのでとても美味しかった。

食事を終えて、10時にチェックアウトです。

小浜港まではホテルフロントの人が送ってくれます。送迎車に乗ったのは、私以外には中年のカップル一組だけでした。

小浜港にはすぐに到着しましたが、港はガラガラ。次の高速船まで1時間半くらいも待ち時間がありました(泣)。

コロナ禍もあって高速船の本数が半分くらいに減らされているようでしたね。

売店でお土産を見たりスマホを閲覧したりして時間を潰します。

高速船出発の30分くらい前になると、はいむるぶし星野リゾートなどの高級リゾートの送迎バスが到着し沢山の観光客が出てきました。あっという間に小浜港の待合室は大混雑。私のような一人旅の人は殆どいなくて、大部分は家族かカップルです。はいむるぶしのような高級リゾートはGoToトラベルでの割引価格が大きいので人気があるのでしょうね。私が宿泊したホテルはガラガラだったのでちょっと複雑な気持ちになりました。

小浜島から石垣島への高速船は満席でした。集団感染が心配になりましたが、全員マスク着用していたし、港では乗船時に検温するので最低限の感染対策はしているのです。船内でもマスクは絶対に外さないでくださいと厳しくアナウンスしていました。

離島は医療体制が脆弱ですから一人でも感染者が発生したら大変なことになってしまいます。コロナ禍での旅行はしないのが一番ですが、旅行するにしても最低限のマナーは守りたいところです。

竹富島の弾丸観光

30分の乗船で昼頃に石垣島に到着。飛行機の時間までは余裕があるので、竹富島の弾丸観光しようと思い立ち、急遽、竹富島行きの高速船の切符を手配しました。

竹富島行きの高速船の出発時間までは時間があるので石垣市街で食事でも取ろうかと石垣市街をぶらぶらしました。

観光客はまばらで食事どころも閉店しているところも少なくなかったですね。また、15年前に訪れた時とは中心部の様子がかなり違っていました。所々、再開発されているようですね。

石垣市の中心部、ユーグレナモールも閑散としていました(下記写真)。15年前に訪れた夏休みの時は観光客で大賑わいでしたけどね。

適当な食事どころが見つからなかったのでフェリーターミナル近くのソフトクリーム屋さんでソフトクリームを食べて昼食がわりにしました。

フェリーターミナルに戻り、係員による検温完了後に竹富島行きの高速船に乗船。結構多くの観光客で賑わっていてびっくり。

八重山の離島では竹富島が一番人気がありますからね。当然です。

10分ほどで竹富島に到着。竹富島に近づくと海の色が急に変わり綺麗になるのは本当に感動しますねぇ。竹富島行きの高速船の中では窓際の席に座ることをお勧めします。

竹富港に到着し、急いでレンタサイクルを借ります。レンタサイクルは高速船の到着時間に合わせて港の前で業者が待っているのですぐに見つかりますよ。

私は1時間、レンタサイクルを借りてコンドイビーチに向かいます。

竹富島No1スポットといえば間違いなくコンドイビーチです。八重山でもトップクラスの綺麗な海として有名です。

15年前も訪れましたが、今回もぜひ見ておきたかったのです。

私も、もう51歳。今後、2度と八重山に来れないかもしれないのですから。

フェリー乗り場から15分くらい自転車に乗っているとコンドイビーチの看板が出ていました。港からは結構な距離があります。とにかく暑いので私は折り畳み傘を片手に持って自転車を運転しました。

竹富島の道はお世辞にも舗装されているとは言い難い。舗装されているところもありますが大部分はガタガタの砂利道でサイクリングに適しているとは言えません。ここはできれば改善してほしいところです。

15年ぶりに見たコンドイビーチは期待を裏切らない美しさでした。15年前よりも綺麗になっているんじゃないか?と思えるほど。

暑すぎて海水浴をする気にはなれませんが日陰から眺めるだけでも十分癒される場所ですよ、ここは。ここの透明度抜群のビーチを見ていると天国にいるのではないか?と錯覚しそうです。それくらい美しいビーチです。

コンドイビーチから数枚パチリ。格安スマホのカメラで撮影した画質なので、本来のビーチの美しさがあまり伝わらないのが残念(泣)ハイエンドスマホのカメラならば十分に綺麗な写真が撮れたでしょうね。

コンドイビーチから竹富港への帰り道に集落内を通りましたが、コロナ禍のせいか、観光客はまばらでした。沖縄の観光業界はさぞかし悲鳴を上げているでしょうね。

レンタサイクルを港で返却し、竹富港の待ち合わせ室に入ったら大混雑してびっくりしました。集落内は閑散としていたのになぜ?と思いました。港に高速船が到着すると高速船に乗り込む観光客の大行列が現れて、なかなか壮観でした。

高級リゾートの星のや竹富島の送迎バスが港で待機していて、高速船から降りてきた、見るからにお金持ちそうな沢山のカップル達がホテル星のやの送迎バスに向かっていました。コロナ禍でも高級リゾートは大繁盛のようです(笑)。高級旅館は宿代が高額なので、当然GoTo割引額が大きいです。高級リゾートに人気が集中するのも当然かもしれません。

帰路へ

石垣島に到着したらタクシーに乗って新石垣空港へ。後から考えたらバスでも良かったんですけどね。フェリーターミナルから市西垣空港へのバスは本数も結構多いのでタクシーをあえて使う必要はないと思います。

タクシーで30分ほどで新石垣空港へ到着。

飛行機の出発までは少し時間があるので売店などをぶらぶらしますが小さな空港ですので時間を潰すところがあまりありません。

マッサージや飲食店も少しはありますけどね。

新石垣空港は旧石垣空港と比較してもそれほど規模は大きくはなっていないようです。

ただ、滑走路が大幅に長くなって大型機が離着陸しやすくなったらしいですね。

私は早めに手荷物検査して搭乗口で時間を潰すことにしました。

幸い、搭乗口にも売店があるので、つまみとビールを購入して時間を潰しました。

試しに石垣島の地ビールを購入して飲んでみたんですけど、値段が高いだけで正直あんまり美味しくない(笑)。

味に独特の癖があって一般受けはしないと思いました。スーパードライとか一番搾りの方がはるかに美味いです。

帰りの飛行機は石垣空港〜伊丹空港の直行便です。

復路の便は往路の便よりも圧倒的に混雑していましたけど空席もちらほらありました。

石垣島〜東京や大阪への直行便は人気なので平時ならまず航空券を手に入れるのは難しいです。

コロナ禍だからこそ手に入れられたわけですよ。おまけに運よく左の窓際の席を取ることができました。

左の窓際の席からの石垣島の眺めは本当に絶景です。石垣島の珊瑚礁をたっぷりと堪能できます。

私以外も私の前の列の人たちも窓から石垣島の景色を楽しんでいました。

2時間半のフライトの後、無事、夕方の伊丹空港に到着。

二泊三日と短い滞在でしたが、大満足の八重山旅行でした。また、機会があればぜひ訪れたいものです。

まとめ

15年ぶりの八重山旅行記を書いてみました。

コロナ禍で緊急事態宣言が発動されている沖縄に旅行するのは良くないよね、と旅行を躊躇したのも事実です。

ただ、平時の沖縄の夏休みは航空券もホテルも予約が大変厳しいのが現状です。

この機会を逃したら、もう、沖縄旅行はできないかもしれないと思って沖縄行きを決断しました。

天気に恵まれたこともあり、石垣島一週ドライブ、小浜島での満点の星空鑑賞、竹富島のコンドイビーチの眺めは良い思い出になりました。

文章が下手くそですので、八重山の良さがこの記事を読んでくれた人に伝わったか分かりませんが、八重山旅行を計画している人に少しでも参考になれば、これ以上の喜びはありません。

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沖縄八重山諸島旅行記。お勧めスポットは竹富島のコンドイビーチ、波照間島の夜の素晴らしい綺麗な星空です。

沖縄石垣島旅行記。お勧めは島一周のドライブ。有名な川平湾、玉取崎展望台にはぜひ行って欲しいです。

沖縄離島旅行記(その2)。宮古諸島への旅行計画している方は絶景スポットの池間大橋はぜひ訪れて欲しいです。