街を歩いていいると新入社員と思われる若者を多く見るようになった
桜とともに新品のスーツを着ている新入社員は日本の春の風物詩です
新入社員に伝えたいことをまとめていました
新入社員であった30年前の私に伝えたい言葉でもある
綺麗事抜きの本音を語っていくので不快に思うかもしれないが最後まで読んでいただけると幸いです
会社員は奴隷であると認識せよ!
社会人になるというのは、学生(高等遊民)から会社員(賃金労働者)になることです
賃金労働者は貴重な時間を切り売りして対価(報酬)を得る人間達です
賃金労働者は月曜日から金曜日まで半日拘束され、自由に使える時間は土日しかない
学生と違って気が向いた時に自由に長期休暇を取ることも許されません
GWや夏休みや年末年始などは1週間前後の休みは取れますが、この時期は旅費もホテル代もバカ高い上に観光地はどこも大混雑で優雅な長期休暇とは程遠いです
まあ、会社員なんてオリに閉じ込められたブロイラーと大差ないと思うんですよね
僅かなエサ(報酬)を得るために自由を奪われてひたすら長時間労働しなければならないのが会社員
その会社(職場)も居心地が良ければまだ救いはありますが、日本の職場は大半がブラック環境です
残業は当たり前だし、クソ上司、クソ同僚が蔓延るストレスフルな職場でも貴方が資産家の子弟でもない限り簡単に辞めることはできません
資産のない人間が会社を辞めたら貧乏になるだけです
要は会社員は働く環境も選べず、長時間労働に拘束され、僅かな賃金を得るだけの奴隷なんですよね
身も蓋もない話ですがこれが不都合な真実です
この不都合な真実を前提として、今後どのように生きていくのかを貴方の頭で徹底的に考えるしかないのです😭
同僚(同期、先輩)は貴方の敵である
上司は貴方(部下)の敵であるという概念は一般的だと思います
上司は会社の従業員とはいえ組合員ではなく経営者側の人間です
経営者は従業員を搾取して利潤を産むのが仕事なので上司が敵であるというのはわかりやすいです
しかし、同僚(同期社員、先輩社員)が貴方の敵であるという概念は新入社員の貴方は違和感を覚えるかもしれません
違和感を覚えるのは貴方が学生気分が抜けていない証明でもあります
同僚は優良なポストを奪い合う貴方の敵(ライバル)です。決して仲間、友達ではないことに早く気がついてください。
同僚とは上司と同様に距離を置いて付き合いましょう。ライバルと仲良くなることはありえません。
今はピンと来ないかもしれませんが、入社して5年以上も経てば、明らかに社内でのポジションに差が付いてきます
仕事ができる同期や後輩は優良ポストに異動したり昇進していきますし、仕事ができない人は延々と日陰の部署で冷飯を食わされ続けます
悲しいかな、それが会社員の厳しい現実です
1日も早く学生気分を抜け出しましょう!
お金の勉強を始めよ!
文科省がやっと重い腰を上げて学校に金融教育を持ち込んだのはつい最近の話
今までの学生は学校時代に金融教育をまともに受けていません
資本主義社会で生きていく上でこれは致命的です
金融教育を受けずに社会人になるのは丸腰で戦場に行くようなものです
この近代資本主義社会では情報弱者は延々と無駄なことにお金を支払い続けさせられます
この国のサラリーマン達がまともな貯蓄や資産形成できていないことがそれを立証しています
30代、40代の貯金ゼロのサラリーマンが決して珍しくないのがこの没落国家日本です
これって怖くないですか?
新入社員の貴方達には会社で生命保険会社のしつこい営業を受けると思いますが全て無視してください
健康保険制度(+高額療養費制度)が充実した日本では医療保険加入などお金をドブに捨てるようなものです
また、貴方が大企業のエリートサラリーマンならば、不動産会社からワンルームマンション投資などの投資話も持ちかけられるかもしれません
医療保険もワンルームマンション投資も詐欺であることはお金の勉強をしていないと分からないので金融知識がゼロ同然の新入社員は詐欺師達の格好の獲物なのです
また、貴方が大企業勤務ならば、企業型DC(確定拠出年金)の説明会もあると思います
ただ、ある程度の金融の知識がないと理解できないと思います
詐欺師達から身を守るためにお金の勉強をいますぐに始めましょう!
会社帰りに同僚と飲み屋などに行っている場合ではありません
そんなカネと時間があるならば書店で本を買ってお金の勉強するべきだと思います
実家、独身寮は早めに卒業せよ!
家賃の節約のために実家暮らし、独身寮を利用している人も多いと思います
ある程度のまとまったお金を貯めるために一定期間、実家暮らし、独身寮を利用するのは悪くないと思います
家賃というのは最大かつ最悪の出費なので、お金のない新入社員が賃貸暮らしを始めるのは確かに厳しい
ただ、期間制限なく、実家暮らし、独身寮を利用し続けるのは全くお勧めできません
そういう生活は自立した生活とは言い難いからです
実家暮らしは親への依存、独身寮暮らしは会社への依存を元にした生活です
実家暮らしが長くなると親子共々、共依存になる可能性が高く決して健全な親子関係は築けません
親子間とはいえども貴方は大人なのですから適度な緊張関係は不可欠です
独身寮暮らしは会社に極度に依存した生活で自由はないのです
会社から帰宅しても会社の連中と顔を合わせないといけないのだから真の自由はなく多くの人は長く独身寮暮らしをしていたらうんざりしてくるでしょう
実家暮らし、独身寮をお勧めしない理由はまだあります
キッチンがないのだから自炊することができないし、風呂やシャワーなどを自由に使うことができないからです
また、実家の場合だと、休日などは親が色々と貴方の生活に口出し(干渉)してくる可能性も高いです
家賃をタダ同然にできる代わりに大きな自由を奪われた生活は結構なストレスが溜まります
そういうストレスは浪費に走りやすいのです
家賃がタダ同然でお金に余裕があるから余計に浪費に拍車がかかるでしょう
自炊ができないから毎日外食三昧になる可能性も高いです
食費は家賃に次ぐ大きい生活費なので外食に頼る生活を若いうちから覚えるのは全くお勧めできません
他人(親や会社)に依存せずに低コストで生活するスキルを若いうちから身に付けないと没落国家日本で生き抜いていくことはできません
実家や独身寮は色んな意味で楽かもしれませんが、その分、真の意味で自立して生きていくスキルが全く身につかないので可能な限り早めに卒業した方が良いと思います
できれば入社後3年内、長くても入社後5年には実家や独身寮を卒業しましょう
それまでに、賃貸暮らしができる資金を貯めましょう
賃貸暮らしは初期費用(敷金、礼金、不動産会社手数料、保証料など)が結構高いので、ちゃんとお金を貯めないと実家や独身寮を卒業したくても卒業できませんからね
酒は控えましょう(できれば禁酒がお勧め)
配属される職場によっては飲み会が多いかもしれませんが飲酒は極力控えるのをお勧めします
一昔前までは酒は百薬の長と言われていましたが、それが全くの嘘だったことが最近の医学研究で明らかになってます
世界では、飲酒は百害あって一理なし、がすでに常識です
立ち飲みの本場(パブ文化)の英国でもパブではノンアルコール飲料やミネラルウォーターが人気なほどです
日本では馬鹿みたいに大麻で大騒ぎしていますけど、大麻よりアルコールの方がはるかに体に悪いことは今や世界的常識なのです
日本ではテレビで芸能人によるビールなどのアルコール飲料の宣伝が盛んですが私は非常に違和感を覚えます
公共の電波を利用してアルコール(毒)の摂取キャンペーンを行うこの国は異常としか思えません
酒は健康に悪い上に、飲み会などに頻繁に出席していたら時間もお金も無駄にしますし何も良いことはありません
酒を飲まないと仕事のストレス解消できなくてやってられないと感じている人は就いている仕事や生活習慣に問題があります
飲酒でストレスを紛らわすのではなく自分にとってストレスの少ない仕事を探すべきだし、ストレスの少ない生活環境を構築するように日頃から心がける必要があります
また、ストレス解消は飲酒ではなく運動するのがお勧めです
定期的な適度な運動習慣はストレス解消効果が大きいことはもはや常識というか周知の事実なのです
貴方は貴方が思う以上に無知であると自覚せよ!
若者は馬鹿者、と昔からよく言われることですが、私もこれは事実(真実)だと思います
社会で働いた経験も無く、知識も学校のお勉強だけで偏った知識しか保有していないのだからこれは仕方ないことです
私も20代の頃を振り返ってみると恥ずかしいくらいに無知で傲慢でした(今も無知ですけどね😆)
一流大学卒業した若者はそのプライド故、自分の能力を過信した自信過剰な人が多いと思う
SNSでマウンティングしている人も20代、30代の世間知らずの若者が非常に多い感じがする
大学までに習った知識や大企業で10年程度働いただけで世の中を分かった気になっている若者が多いですが、それは無知ゆえの思い上がりです
日本の学校教育は賃金労働者(労働奴隷)を育成するための知識しか教えないので、非常に偏った知識しか得ることができないんですね
世の中を生きていくために必要な教育や社会を俯瞰できる知識を日本の学校では全く教えない
また、大企業で細分化された業務(専門家された業務)に何年従事しても社会のことは見えてこない
大企業は日本の法人の中では少数であり多くの企業は中小企業だからです
また、会社をリストラされたり、会社が倒産したりして無職に追い込まれている人も世の中には沢山います
世の中の事を本当に知るためには大企業だけではなく、中小企業にも勤務したり、無職やフリーターになったり、様々な社会階層で経験値を積むことが必要だとは思うけど、そんなハードモードの人生を送るのは現実的じゃない
だから、様々なジャンルの本を読むしかないですね
テレビなんか見ている場合ではありません。テレビは為政者や経営者による庶民洗脳マシンなので可能なら処分した方がいいです
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本を読むといっても書店に山積みされているビジネス書とか自己啓発本はダメです
ああいうのは、労働奴隷養成ギブスのようなものなので世の中の事を知る上では全くタメにならない
しかし、ジャーナリストが書いた社会問題を扱う本、国際情勢を読み解いている本、長年読み継がれている古典は積極的に読むべきだと思います
情報バイアスを避ける為にも一人の作者だけに偏らず色んな作者の本を読む方がいいです
最後に 〜絶望国家日本に生きている自覚を持て!〜
社会に出るということは、学生(高等遊民)から賃金労働者(労働奴隷)に変わることです
労働奴隷という言葉は過激に聞こえるかもしれないけど、それが30年弱サラリーマンをやっている私の率直な感想です
30年間賃金は低迷し続けて、長時間労働やパワハラは当たり前の劣悪な労働環境で我慢し、GW、夏季休暇、年末年始休暇も1週間程度と短く、自由に長期休暇を取得できない多くの日本人サラリーマンは労働奴隷としか言いようがありません
更に、日本は醜い少子高齢化に苦しんでいる最中で、今後も社会保障料や税金は上がり続けるでしょう
今でさえ国民の負担率は5割を超えているのですから日本の将来は本当にお先真っ暗です
そのお先真っ暗な日本で若者は50年以上生きていかなければならないわけです
年金制度や健康保険制度や介護保険制度はそう遠くない将来、財政難で破綻同然になるでしょう
お金の問題だけではなく少子化による労働力不足であらゆる国民生活を支える基盤産業が立ちいかなくなるのも時間の問題です
そういう極めて厳しい時代を生きていかなければならない悲壮感や自覚が必要だと思う
それを前提として今後自分の人生をどう構築していくのか、自分なりの幸せをどう探究していくのかを真剣に考える必要があります
いざとなれば国が助けてくれる!、と本気で思っている若者は頭が御花畑過ぎます(はっきり言えばAFOです)
裏金作りに邁進して、国民の血税を湯水のように好き勝手に使って脱税しまくっている国会議員がいざという時に国民を助けると思いますか?😆
地方行政も意味のない子育て世代へのバラマキに邁進したり、万博、五輪、IRなどの一過性のお祭りに湯水のように血税を使い、新幹線や高速道路の誘致合戦に明け暮れたりと昭和のカビの生えた政治手法にこだわっているように思えます
誰がどう贔屓目に見ても、日本の政治は国政も地方行政も終わってます😭
私がもし今、20代、30代の若者だったら生活費を安く抑えられる地方移住、海外移住を真剣に検討するでしょうね
優秀な人ならば高賃金の海外先進国(OECD)で働く事を目標にしてもいいというか、そうすべきです
日本はシルバー民主主義に侵されて、かつ、低賃金、低福祉国家なのでもはやこれから若者が生きていく国ではありません
まあ、とにかく、悲壮な危機感を持ちつつ、自分なりの幸せをどう掴むかを真剣に考えていくしかありません