【生きづらいと感じる人におすすめの本10選】 読めば少しは気が楽になる書籍を選びました。

読書

今の世の中、生きづらさを感じている人は沢山いると思います

派遣社員を長く続けている私も勿論その一人です

人間が生きづらさを感じる原因は主に3つあり、それは、【お金、人間関係、病気】と言われています

お金持ちで、周囲の人との人間関係が良好で、健康な人なら、自分の人生に悩みなどないでしょう。

これから紹介する本はお金や人間関係に悩みを持つ人が対象になります

私自身、若い時は大学生活や会社生活で人間関係に常に苦労してきましたし、40歳過ぎてからはリストラや派遣契約終了を一方的に言い渡されることが増えてきて、常にお金の心配をするようになりましたからね

それでは書籍の紹介をしていきましょう

年収100万円の豊かな節約生活術

著者の山崎寿人さんは東大経済学部を卒業し、大手企業に勤務していたエリートです

会社を辞めた後は小説を書きながら不定期にアルバイト的な仕事をこなし、50歳くらいからは全く働かなくなったそうです

年収100万円というのは不定期にアルバイト的な仕事をして稼いでいる金額なんですね

その100万円の稼ぎ方のノウハウや節約の仕方がかなり具体的に書かれています

山崎さんは料理が趣味のようで沢山の節約レシピがこの本に書かれているんですよ

自炊が得意な人は非常に参考になる書籍ですね

山崎さんは独身で子供も居ない方ですが友人が非常に多くてお金がなくても充実した日々を送っていることがこの本からはっきりと伝わってきます

お金が無くて悩んでいる人には勇気づけられる内容だと思いますよ

 

 

年収90万円で東京ハッピーライフ

著者は大原扁理さん

現在は台湾に移住して、台湾でも節約ライフに励んでいるようですね

この本は大原さんの生い立ちと、東京に住んでいた時のサバイバル生活が書かれています

簡単にかいつまんで言うと、週2回だけ働いて格安物件に住んで暮らす節約生活術を書いてあります

私はこの本を読んで、大原さんの真似は出来ないなと思いましたね

恐らく、相当ストイックな人以外は大原さんの生活を真似することはできないでしょう

ただ、お金がなくても仕事がなくても最低限生きて行く世界観を知ることができたのは大きかったですね

現代の仙人のような生き方をされているのが大原さんだと思います

 

ナリワイを作る:人生を盗まれない働き方

著者は伊藤洋志さん

京大で農業林業を学んで零細企業に就職するも仕事のストレスに耐えられずに退職された方。

現代社会の大資本に組み込まれてお金を稼ぐことはやめて、小さな仕事(ナリワイ)を組み合わせて生活していく知恵が書いてある本です

著者の伊藤さん自身の様々なナリワイを作った体験談も書かれているので面白いですね

”好きでもない仕事に長時間拘束される会社員という仕事はもう卒業しないか?”という伊藤さんからのエールを読者に送っているようにも感じられます

 

ニートの歩き方

元日本一のニートのphaさんの著書です

phaさんの生い立ちとphaさんの人生哲学が盛り込まれている本です

京大を卒業して就職するも数年で退職し、その後は全国のシェアハウスをぶらぶらしながら暮らして

その後はご自身で東京でシェアハウスを立ち上げて運営する、というのがphaさんの簡単な生い立ちです

phaさんの主張は

○シェアハウスなら東京でも家賃を仲間と折半してお金をかけずに生きていける

○インターネットには格安(無料)で遊べるコンテンツが充実しているからお金を稼がなくても楽しく生きられる

という感じでしょうか?

皆がphaさんのような生き方が出来るとは思わないけど、会社を辞めてもなんとか生きていけるんだ!と勇気を貰える本だと思います

 

しないことリスト

この本もphaさんの著書です

今の世の中は、国民にお金を使わせるために危機感を煽っているから、その世の中の流れに流されるな!とphaさんは警鐘を鳴らしています

 

英語を勉強しないとやばい!

副業をしないと老後がヤバい!

株式投資をしないとやばい!

結婚しないとやばい!

家を買わないとやばい!

などなど・・・、とにかく企業や国家が国民を煽りまくっているのが今の日本の現状ですよね

 

自分の頭で本当にしないといけないことを考えないといけない

そうすれば、本当にしないといけないことはそんなに多くはないはずだ、とphaさんは説いていますね

世の中の様々な煽りに疲れている方にはこの本はお勧めできます

人生は有限で、費やせる時間も資産も労力も限りがありますから、他人に煽られて無駄な事をしないように注意したいものです

 

引きこもらない

phaさんのエッセイ集です

引きこもらない、という本の題名とはあまり関係なく、色んなエッセイが詰まっています

殆どはphaさんの実際の体験談です

それほど特別な体験ではないのだけれどphaさんの文章が上手なのでどの話も面白く読めます

個人的には、熱海に別荘を友人たちと共同購入した話が面白かった

お金をかけない何気ない日常でも人生を楽しめるんだ!というphaさんの主張が各エッセイから伝わってくるのがいいですね

 

持たない幸福論

この本もphaさんの著書です

”何かを保有することが幸福に繋がる”という現代の価値観を真っ向から否定する内容です

 

結婚して家族を持たなければならない

家を持って一人前

資産は沢山保有した方が幸せ

など、現代社会の常識に疑問を投げかける感じで内容は構成されています

結婚しなくても、家は借家でも、お金は少なくても幸福に生きていける、とphaさんは主張しています

前述した”しないことリスト”と内容的には似ているところがありますが、この本はphaさんの考える家族論に重点を置いている感じがしますね

日本の古来から伝わる家父長制、現在の核家族化をphaさんの視点で家族論を展開する箇所は結構読み応えがありますね

山奥ニートやってます

現役の山奥ニートの石井あらたさんの著書です

石井さんは和歌山県の山奥の限界集落の中の”共生舎”という場所で数名の仲間とともにニートとして暮らしています

前述のphaさんは都会のニートでしたが、石井さんは山奥のニートというわけです

全く対照的ですね

この本では石井さんの生い立ち、山奥ニートを始めたきっかけ、山奥ニートの日常、山奥ニートとしての将来が詳しく書かれています

とにかく常識はずれに低コストで生活しているのでこの本を読むとびっくりすると思います

それでも決して貧しい生活ではなく、食生活などは多くの都会のサラリーマンよりも豊かなのでは?と私はこの本を読んで感じました

ただ、私的には石井さんの山奥ニートの生活は真似はできないな、と感じましたね

やはり、色々と我慢しなければならない事も多く山奥ニートが決して安楽なだけの生活ではないこともこの本を読むと分かりますよ

実際、山奥ニートとしての生活が合わなくて、共生舎を出て行った人の話もこの本の中に収められています

一方、共生舎で出会って結婚した人もこの本の中に登場するので、読んでいて楽しいです

山奥ニートに興味のある人には勿論お勧めできる本ですし、生きづらさを感じている会社員も勇気がもらえる本です

 

 

生きるぼくら

超有名作家の原田マハさんの小説です

高校でひどいいじめを受けて重度の引きこもりになった青年が、一緒に暮らす母親の家出をきっかけに自分の人生を取り戻していく感動ストーリー

現代の社会問題になっている、大人の引きこもり、イジメ、母子家庭の貧困、若者の就職難、認知症などが盛り込まれていて非常に読み応えがあります

この小説の内容は現実離れしたものではなく、実際に起きてもおかしくない現実感があるのです

そこがこの小説の魅力だと思います

引きこもりやイジメで現在悩んでいる人や過去のイジメのトラウマから逃れらていない人達はこの小説読むと勇気を貰えるんじゃないかな、と思う

 

私は去年の夏休み、父親の遠距離介護で実家に帰っていた時に、実家の近所の書店でこの本を購入しました

遠距離介護で心身ともに疲れ果てていた当時の私はこの本を読んでとても癒されました

優れた小説には心身疲弊した人の心を豊かにする力があります

この本はそういう本です

 

働くことがイヤな人のための本

哲学者、中島義道さんの著書

中島さん自身が就職に非常に苦労したエピソード、適職を見つけるまでの道のりが詳しく書かれています

また、中島さんが読者(生徒)の質問に答える形式で構成されていて面白いですね

労働や人間の生き方の本質に迫る内容は賛否両論あると思いますが、私は非常に共感することが多かったです

都会の元ニートのphaさんや、山奥ニートの石井さんとは全く違う視点で、労働の苦痛さを見据えている点が読み応えがありますね

働きたくない人たちだけでなく、普通に働くことができているサラリーマンたちにも読んでほしいですね

 

 

まとめ

生きづらいと感じる人へのお勧めの本10選を紹介しました

元ニート、現役ニート、哲学者、小説家、無職の中高年など著者はバラエティに富んでいますが、

日頃から生きづらいと感じている人たちが読めば多少は心が楽になるだろうと自負しています

私も日常から生きづらさを感じていますが、これらの本を読んでだいぶ救われましたからね

本を読むことで問題が解決するわけではないけど、心が楽になることは重要だと思うんです

放置しておくと鬱病や統合失調症になりかねませんからね

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