世界株式に投資すると日本経済が終わっていることがよく分かります
米国株が大暴落していますね
米国株に釣られて先進国株、世界株も大暴落しています
ビットコインまで大暴落しています
暴落ではないけど金(ゴールド)まで少し値を下げています
日本円も円安で通貨としての国際的価値は暴落しています・・・
株式も日本円も暴落しているので日本人は八方塞がりの状況ですね
株価が暴落したら怖くなって売却してしまいたくなるのが人情ですが、割安に株を仕入れることができるチャンスでもあります
私は以下のインデックスファンドをここぞとばかりに買い増ししました
・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)→通称 ”オルカン” とも言われます
最新の情報では米国株式は反発して値上がりしていく傾向が見え始めたようですがどうなるかは分かりません
まだまだ米国株は下がり続けるかもしれませんし、株安が継続するなら少しづつ米国株、世界株を買い増ししていこうと思います
日本株?
私は日本株というか日本経済は詰んでいると感じているので日本株は購入できません
4年前に人気だったアクティブファンド”レオスひふみプラス”は少額購入しましたが全然上がってないんですよね^^;。損益は+5.6%程度です。
同じ時期に購入した世界株、先進国株、米国株の損益が+50%以上なので圧倒的な差です。
日本株式というか日本経済は既に詰んでいることは世界株式を購入しているとよく分かります
日本は既に詰んでいる国です。自力でなんとかするしかありません。
日本の現状
日本の経済は没落し続けている
日本は既に経済的に詰んでいると思ってます
まあ、これは私の意見なので異なる意見をお持ちの方もいると思いますが、私と同じような感覚を持っている人が多いのではないでしょうか?
日本の一人当たりのGDPは1990年代前半から下がり続けて、今は近隣の韓国や台湾と大差ないレベルです
韓国や台湾は日本と違って順調に経済成長しているので、あと5年から10年も経てば韓国や台湾の背中は見えなくなるでしょう
韓国や台湾なんて新興国だろ?と思っている人もいるかもしれませんが、そう思う人は日本のマスコミに毒されています
日本のマスコミはどうでもいい情報ばかりを垂れ流していてあんなものを信用してはいけませんよ
韓国や台湾が経済成長している事を論じている日本のテレビ番組など殆どないでしょう?
韓国の凄さを表す分かりやすい指標としてサムスンの成長性があげられます
・サムスンの時価総額は4800億ドルで世界第14位(2021.6)
・トヨタ自動車の時価総額は2400億ドルで世界第36位(2021.6)
韓国の人口は5000万人程度で日本の人口の1億2500万人の半分以下に過ぎないことを考えると、サムスン、いや韓国経済の凄さが分かるでしょう
サムスンだけでなく有機ELテレビで有名なLGの成長も凄まじい
かつては世界を席巻したパナソニック(松下電器)、東芝、日立などの企業の存在感は世界では全くないですから、日本経済が没落し続けるのも当然かもしれません
日本はなぜここまで詰んでしまったのか?
アベノミクス & 消費税増税
アベノミクスはカネ(日本円)を剃りまくって円の価値を下げて(円安にして)企業の利益を増やしただけの政策です
企業の利益は増えるから株価は当然上がります。企業や株主は当然儲かる。
一方、円安の為、労働者の賃金はドル換算で大きく低下しました。
労働者の賃金が下がっているのだから日本の景気が悪くなるのは当たり前。
アベノミクスって要は労働者の利益を犠牲にして資本家や株主の利益をあげただけの政策なんですよ。
株価が上がっているのは企業が国際競争力をつけたわけではなく、ただ円安に頼っただけの話です。
まともな経済政策(円高政策)を実施したら日本企業の株価は暴落するでしょう
アベノミクスだけでも酷い政策なのに、更に追い討ちをかけるように消費税増税まで強行しました
庶民の賃金が目減りしている中で不景気の中での増税です
これで景気が悪くならないのが不思議です
日本が落ちぶれたのは日本の経済政策が間違っているのも大きな要因であることは間違い無いでしょう
研究開発投資を抑制
私は科学技術文献の調査業務の仕事をしているのですが、その仕事をしていても韓国や中国の凄さや日本の没落を感じています
一般の人は実感してないでしょうけど、韓国や中国の企業の国際特許出願数が日本企業よりはるかに多いのです
特許出願数は企業の研究開発力の重要な指標です
この研究開発力こそ、富の源泉だと思います
研究開発にカネかけないと魅力的な工業商品など作りようがないじゃないですか?
実際、高度成長期の日本の企業は研究開発に莫大のカネをかけて世界に先駆けて魅力的な商品(クルマや家電製品や半導体などの素材)を開発していたのです
1990年代前半まで大企業は研究開発要因として理系新卒を積極的に大量採用していました
ところがバブル崩壊の後遺症が出始めた1995年前後から企業は新卒採用を引き締め始めて、”聖域”だった理系採用も絞り始めたのです
いわゆる、失われた30年(ロスジェネ世代)の始まりがここであったと私は見ています
その後は多くの大企業は理系正社員採用を大幅に絞り始めました
代わりにいつでも首を切れる派遣社員を大量採用し始めて研究開発の人件費を大幅に圧縮し始めたのです
こんな状態では日本の企業が競争力を保てるはずはありません
その証拠に1990年代始めを境に日本のGDPは急速に低下始めて現在も低下し続けています
一方、人材教育や理系人材採用に力を入れている中国や韓国の製造業の快進撃は今後もしばらく継続すると思います
デジタル化の遅れ
これもよく言われる事ですがIT化の遅れが日本の没落の大きな原因なのは間違いないと思います
日本ではハンコ文化やファックス文化がデジタル化の遅れの指標によく使われますが、もっと本質的なところで日本のデジタル化の遅れは深刻なのです
それは大学教育レベルを見れば一目瞭然です
日本はコンピュータサイエンス分野でレベルの高い大学が非常に少ないのです
米国や英国やドイツのコンピュータサイエンスのレベルの高さは誰でもイメージ出来ると思いますが、最近は中国や韓国も非常にそのレベルは高く、日本は足元にも及びません
コンピュータサイエンス分野で世界大学ランキング100に入る日本の大学は1校だけですが、韓国は3校、中国は6校あります
中国は人口が多いので当然ですが、韓国は前述したように日本の半分以下の人口なのです
実質、韓国のコンピュータサイエンスのレベルは日本の6倍以上だと思っていいでしょう
韓国のデジタル化のレベルは日本人が思っているよりはるかに高いのです
製造業の効率の悪さ
世界の大企業(特にアメリカ)の製造業はファブレス化(設計と販売に特化)の流れです
アップルは世界一の製造業ですが、アップルは商品開発や販売だけに特化して、自社で製造は行っていません
iPhoneやMacbookの製造は台湾企業(ホンハイ集団傘下のフォックスコン)が中国工場で製造しているのです
アップルだけではなく米国半導体大手のエヌビディアもファブレス企業です
ファブレス化することで原材料費などの製造原価を極限まで減らして生産性を高めているわけですね
一方、日本はといえば、相変わらず、自社で研究開発し自社工場で製造して自社で販売している企業が圧倒的に多いです
勿論、そのやり方で成長できていれば文句ありませんが自社生産にこだわる日本企業で成長している日本の大企業は殆どないでしょう
高度成長期にはその日本モデルが日本の高品質の源だ!と世界から絶賛されました
しかし、今はどうでしょうか?
日本製品だけが本当に高品質なのでしょうか?
前述したようにiPhoneやMacbookは中国で製造されていますが品質に文句を言うユーザーは少ないでしょう
工業製品をリーズナブルな価格で高品質に製造することはかつては日本のお家芸でした。
ただ、1990年代後半から中国経済が躍進して、その役割は中国や台湾に移ってしまったと言わざるを得ないと思います
今後、モノづくり大国になることは難しいでしょう
欧米先進国は1990年代後半にモノづくりで中国に対抗するのは難しいと判断して情報産業で勝負することにしたのです
その結果、GAFAやマイクロソフトのような競争力ある企業が出てきた
日本はいまだに製造業にこだわってますが、自動車業界を見れば分かるようにEV化の波にも乗れずに迷走しています
製造業に変わる大きな産業も全く育っていません
どう贔屓目に見ても日本の没落は避けようがありませんね・・・
オワコン日本に生きる我々庶民はどうすれば良いのか?
政治には期待できない
経済成長するためには高等教育に支援したり、派遣社員制度廃止、消費税減税などの政策を打ち出し、国民を豊かにする政策を政治が打ち出さなければならないと思います
ただ、この国は東京五輪や大阪万博やIR、リニア中央新幹線などに貴重な血税を湯水のようにカネを使うばかりで目も当てられません
我々が払った貴重な税金がゴミのような事業に使われているのです
自民党を応援する一部の既得権益層が儲かるからそんな馬鹿げた政治が行われているのです
こんな事を長年継続しているのだから、新興国の韓国や台湾に追いつかれ追い越されつつあるのも当たり前と言えます
政治を変えるしかないのですが、今の政治で得をしている既得権益層も沢山いるので、政治を変えることは無理だと思います
だから各自で自分なりの豊かさを追求するしかないですね、残念ながら・・・
預金を減らし投資に回す
高度成長期の頃は銀行や郵便局に定期預金しておくだけで年利数%の金利が付きました
預金しておくだけで複利の効果で雪だるま式に資産が増えていきました
日本円の価値が現在の米ドルのように高かったので日本円が投資先として魅力的だったのです
だからリスクをとって株式などに投資する必要もなかった
実際、アベノミクス以前までは日本円の価値が高く、2010年ごろに発生したユーロ危機(ギリシャ危機)の際には、外国の投資家が大量の日本国債を購入し円高になったのです
有事の金(ゴールド)のように有事の日本円は安全資産と思われていたのです
一方現在はどうか?
ウクライナ侵攻のような世界的な有事が起こったにも関わらず日本円の円安は止まらず現在は130円程度まで安くなりました
米国ドル、ユーロなどは言うに及ばず、ロシアのルーブルでさえ通貨安は回復しています
その中で日本円だけが円安が止まりません
日本円は通貨として価値がないことがウクライナ危機で立証されたと言えるでしょう
だから日本円を保持している事自体が大きなリスクです
とはいえ、日本に住んでいる限り日本円で決済しないと生きていけないので全く日本円を持たない生活はできない
ただ、預金を減らして投資をすることは誰にでもできます
私もSBI証券や楽天証券で米国株、先進国株、世界株を積み立てNISAやiDeCoで積み立てています
今回のような米国株暴落時にはS&P500やVTIなどをスポット購入します
そうやって少しづつ脱預金生活に向けて準備しています
余裕がある人は不動産の優良物件を購入するのもありでしょう
不動産は株式と同じでインフレに強いですからね
多くの人が悩むのは現金と株式の資産比率をどうするか?でしょう
一般的によく言われるのは現金:株式=年齢:(100-年齢)ですね
例えば30歳の人ならば資産の7割を株式に投入する、70歳の人ならば資産の3割を株式に投入する感じでしょうか?
まあ、これは一般論なので最終的には自分で考えるしかありません
若者でも家族を持っている人は現金比率を高めたほうが良いでしょうし、老人でも健康な一人暮らしでならば株式資産を増やすのも十分ありでしょう
楽な派遣社員やパートで生きていく
日本は失われた30年で経済が低迷しているので優良な就職先を選ぶことは多くの人には不可能です
そういう一流企業に行けるのは超高学歴の人や仕事で大きな実績を残した人だけでしょう
不景気でも一部の優秀な人には優良な就職口が今でもあります
ただ、9割以上の人は凡人です。待遇の良い優良企業に入社するのはコネでもない限り難しい。
だから凡人は高収入の仕事は諦めて極力キツイ労働から足を洗うしかないと思うのです。
高収入で仕事も楽ちんというホワイト案件はよほど優秀な人材でない限り勝ち取ることはできない。
私自身、待遇の悪い派遣社員ですが今の派遣先は比較的仕事が楽なのでもう6年弱今の派遣先で働くことができています
残業もゼロですし、上司からのパワハラもありません
科学文献調査業務なので人と関わり合う頻度が低くマイペースでできる仕事なので仕事上のストレスは少ないです
楽とはいえ仕事ですから全くのノーストレスではないですけどね
派遣社員なので勿論低賃金ですが、配偶者も子供もいない独身なので贅沢言わなければそれほど生活するのにカネはかかりません
食費や衣類や家賃などを節約すれば低賃金の派遣社員でもなんとか生きていけます
無理に高収入な正社員の仕事を頑張って探しても中高年の私はブラック企業に引っかかる可能性が高く、入社出来たとしてもきつい労働や人間関係のストレスで健康を害したりすぐに嫌になって辞めてしまう可能性も高いと思っています
高い給料の仕事でも長く継続できなければ何の意味もないのです
すぐに仕事を転々とするジョブホッパーは経歴でも大変不利になります
そんな人を雇いたい企業は日本では少ないでしょう
低収入個人事業主で生きる
長時間拘束される雇われ労働(賃金労働)がどうしても嫌だ!という人も少なくないと思います
正社員も派遣社員も経営者や株主や国家の奴隷に過ぎないのですからその気持ちはよく分かります
派遣社員の私もできれば賃金労働なんかやらずに個人事業主になりたいです
会社員って稼いだ金を経営者や株主に搾取されるし、多額の税金を国から抜かれますからね
所詮、自分ではない他人を稼がせるために働くのが会社員なので、会社員で働くモチベーションを保つのは大変難しい
そのような人はブログやYoutubeを運営して広告費(Google アドセンスやアフィリエイト)で稼ぐか、せどりなどの転売で稼いで個人事業主として生きていくしかないですね
もしくはUber Eatsのようなアルバイト的な仕事をスポット的にやることになるでしょう
勿論、こうした生活は低収入でかつその収入も不安定なので基本的な節約スキルや一定の資産(株式、預金、不動産)を保有することが前提条件になるでしょう
私も4年前からブログを運営していますがブログで稼ぐのは非常に難しいです
普通の事業と異なり手持ち資金ゼロで始めることができるので参入障壁がゼロなんですよね
競争相手が多すぎるので余程尖った内容を発信できる個人でないと稼ぐのは大変です
最近は個人HPより企業のHPがより検索上位に示されるようになっているので、多くの人はブログやYoutubeで大きく稼ぐのは厳しいでしょう
私はサーバー代やドメイン代の分が赤字になっているので事業としては完全に失敗です
サーバー代やドメイン代が安いから(年間10000円程度)、なんとか継続できているだけですね
低収入個人事業主として生きていきたい人はミクさんのブログが参考になります
読み物としても大変面白いです
終わりに 繰り返すが日本経済は既に詰んでいる!
日本経済というか日本は既に詰んでいると思います
最近続いている円安がそれを物語っています
本来ならば岸田さんや日銀の黒田さんが円高にする政策(ゼロ金利政策を止めて政策金利を上げる)をしないといけないはずですが国は円安を放置していますよね
円安を放置しているのは庶民の財産を奪っているのと同じです
ドル換算したら日本人の資産は1割から2割減っているんじゃないですか?
江戸時代みたいに鎖国しているならともかく、現在は食料品も工業製品もエネルギー(石油)も輸入が多いのです
円安を放置すると輸入品の物価が上がるので庶民の生活は苦しくなります
それを感じている人も多いのではないでしょうか?
要はインフレが既に始まっているのです
給料も増えないから最悪ですね
だから前述したように極力、銀行預金を減らして投資に回すしかないと思います
また、多くの人は高収入の仕事に就くこと諦めるしか無いでしょう
低収入でも楽しく生きることができる方法を自分なりに模索することです
消費にしか楽しみを見出せないような人は今後、日本で生きていくのは辛くなるはずです
まあまあ面白い本でした↓