日々生活していると、何か購入したくなるモノが必ず出てくる
トイレットペーパーやティッシュや下着類や靴下などの消耗品は購入を迷う人は居ないであろう
しかし、必要なのか不必要なのか曖昧な商品はそうはいかない
無いとちょっと不便だけど、あれば便利という商品は購入するかどうか非常に迷うものだ
購入するかどうか迷うような商品は原則購入したほうが良い!と主張する人も少なくない
確かに生活を便利にしてくれそうなモノはとりあえず購入するというのは一理ある
家事や仕事をはじめとして日々の生活は基本的に面倒臭いものだ
その面倒臭さを少しでも改善できる商品ならば取り敢えず購入するのも合理的な行動とも言える
しかし、ちょっと考えてみてほしい
多くの企業(生産者)にとっては、”この商品を購入すれば生活が便利になりますよ、豊かになりますよ”と消費者を洗脳して利益を上げるのが仕事なのだ
そのような企業サイドの宣伝に全て反応してモノを購入していたら幾らカネがあっても足りないし、自宅がモノで溢れかえってしまうだろう
買い物依存症の人は恐らくこういう人達なんだろう
だから、我々消費者は、購入に迷う商品は、本当にその商品があなたの生活を長期間に渡って豊かにするものであるか?、をじっくり考えないといけない
ここで、私が最近、購入を迷っている商品を紹介してみる
大型IPS液晶モニター
大型液晶モニターを在宅勤務用として購入を検討している
というのも最近、在宅勤務が週3日になったのでオフィス勤務より在宅勤務のほうが主になっている体
在宅勤務は通勤がなくて大変快適なのだが、唯一問題なのは就業環境だ
オフィスでは24インチのモニター2つ並べてデュアルモニター環境で仕事をしている
というのも私は仕事柄、多数のエクセルファイルを開いて業務するのでデュアルモニター環境は必須だ
ところが自宅ではそうはいかない
会社支給のノートパソコンの小さい画面(12.5インチ)で作業しなければならないので作業効率は大幅に落ちる
だから、オフィスのように在宅勤務環境もデュアルモニター環境にしたいのだが、その費用は会社は出してくれない
自分で負担しなければならない
デュアルモニターでなくてもシングルモニター環境には最低したいところだ
しかし、狭い自宅の悲しさで、私は仕事もプライベートも一つのデスクで済ませている
業務しないときはモニターはデスクの一部を占有するので仕事をしないときは邪魔だ
それに今の職場にいつまで居られるかもわからない
今の職場を辞めたら大型モニターは粗大ゴミになりかねない
また、モニター以外にマウスやキーボードも別途購入しなければならないのでこれも地味に痛い
24インチモニターは安いモノでは1万円程度、高さ調整できるタイプだと1万円代後半から2万円越えものまで様々だ
シングルモニター環境を作るだけでも3万円弱の出費を余儀なくされる
この初期投資を厭わなければ、在宅勤務環境は間違いなく改善されるだろう
しかし、いつまで居られるかわからない職場の為にこの投資はかなり勇気がいる
同じように悩んでいる派遣社員も多いのではないだろうか?
ノイズキャンセリングイヤホン
これはオフィスでの耳栓代わりに欲しい
現在の派遣先は在宅勤務を推奨しているので、多くの社員が在宅勤務している
だから会議の時は会議室を使わずオフィスや自宅を拠点にしてWEB会議している
オフィス出社組のWEB会議の時の声が結構やかましくて気になるのだ
オフィスで仕事していると近くでWEB会議している人がいると本当にやかましくて仕事に集中できないことが多い
そういう時は本当にノイズキャンセリングイヤホンが耳栓がわりに欲しくなる
自宅近くの大型家電量販店に行くと、ワイヤレスイヤホンがたくさん展示されている
ソニーやアップルやBOSEなどのノイズキャンセリングイヤホンは3万円から4万円と非常に高額でとても手が出ない
私が狙っているのはアンカーのノイズキャンセリングイヤホンなのだが、これでも1万円台後半と非常に高額だ
購入するか否か非常に悩んでいる
ノイズキャンセリングイヤホンは、WEB会議でヘッドセットとしても使えるので便利ですからね
ヘッドセット & マウス
これも在宅勤務用に購入を検討している
在宅勤務の時はオフィスで使っているヘッドセットとマウスを毎回持ち帰るのだがこれが地味に面倒臭い
重たくはないのだけれど結構嵩張るのでカバンが膨らんでしまうのがちょっとダサく感じる
在宅専用に購入すれば、自宅に持ち帰る必要もなくなる
しかし、購入費用は当然自腹だ
モニターのように高額ではないけれど(高額なモデルも沢山あるけど)、今の職場を辞めればゴミになってしまうのはモニターと同じだ
マウスとヘッドセットで合わせて5,000円程度だが購入すべきか迷っている
最後に 〜消費は顧客と企業間の見えない戦争だ〜
資本主義社会は残酷なものです
情報弱者は価格相応の価値のない物、価格より価値の低いものを購入してしまって企業に徹底的に搾取されます
家電製品から不動産に至るまでこの原則は変わらない
賢い買い物をするには事前の情報収集が重要なのは当たり前として、自分の生活で長期的に使えるモノか否かを徹底的に考える必要があります
その意味で本当の生活必需品は購入するのに迷いはないから楽です
しかし、”有れば便利なんだけど無くてもちょっと我慢すれば生活できる”タイプの商品は購入が難しい
このようなタイプの商品を積極的に購入するタイプ(とりあえず試してみる)の人も少なくないだろう
それはそれで人生経験値が上がるから決して悪いことではないのだけど、自分の収入や貯蓄を常に注意しないと貧乏になるだけだ
価格に見合う価値のある商品を購入して長期間生活が豊かになれば良い投資、買い物と言えるだろう
しかし、生活環境が予期せずに変わってしまうと購入した商品がゴミになる可能性も十分にある
これが買い物の難しいところだ
有れば生活は便利になるが、生活環境が変わるとゴミになるタイプの商品は購入するのに大変勇気がいるし、慎重になるべきだと思う
モノというのは不要になった時に捨てるのが結構面倒なのだ、ということを常に買い物の時には意識する必要がある
それによって、自宅が不用品やゴミだらけになることを防ぐことができるだろう
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私の車遍歴は安物買いの銭失いの歴史です。最初から高額で良い車を購入するのが一番得です。