私の車遍歴は安物買いの銭失いの歴史です。最初から高額で良い車を購入するのが一番得です。

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こんばんわ

今回は私の車遍歴を紹介したいと思います。

私の経験から言いたいのは、多少高価でも高品質で自分の乗りたい車を購入しろ!ということです。

私のような車好きの場合、価格面で妥協して車を選んでしまうと必ず不満を持つようになります。

具体的には数ヶ月で乗り心地、操縦性、内装、外観などに不満が出てきて乗り換えたくなってしまうのです。

いくら価格的に安い車でも短期間で乗り換えていたら金銭面で大きな負担になってしまいます。

無理のない範囲でローンを組んででも、高額で高品質で自分の気に入った車を選ぶ事をお勧めします。

そのほうが結局は車を保有した満足度も高くなるし

ここ10年くらいは大都市部に住んでいるので以前乗っていた車は売却してずーっと公共交通機関頼りの生活をしています

ただ、大学卒業してから40歳くらいまではずっと地方都市に暮らしていたので自家用車は必需品でしたし、私も車が好きだったので色々と乗り換えました

私の乗っていた車を紹介します

ローレル:日産

私が免許を取って初めて乗った車です

とはいえ、私の車ではなく実家の車でした

父親も母親も免許を持ってなかったので私の為に母親が主導して購入してくれました

父親は住宅ローンや私の大学の学費があるので車を購入するカネなどないと、車の購入には否定的でした。

ただ、母親が自分の貯金から車の購入費を出すと主張したので、父親も渋々、車の購入に同意したのです

母親が大の日産ファンだったので近所の神奈川日産に私と父親と母親の3人で出かけました

店に置いてあった日産ローレルに母親が一目惚れしたようで母親はこのローレルを購入すると主張しました

私としてもローレルはスタイルもエンジン性能(直列6気筒エンジン)も気に入っていたので問題ありませんでした。

ボディカラーやエンジン性能などをどれを選ぶのか?をカタログを見ながらセールスマンと話し合いました。ボディカラーはホワイトカラーツートーン、エンジンはもっとも性能の高いもの(ツインカムターボ仕様)を購入することになりました

税金や値引きなどが込み込みで300万円ほどでした。



セールスマンに勧められて試乗してみましたがエンジンがとにかくスムーズで静かだった印象です。

母親も試乗して益々気に入ったようでした。

私の車歴の中で一番気に入ったものがこのローレルでした。

エンジンパワー、エンジンのスムーズさ、静粛性、操縦安定性など、全てが大満足の車でしたね。

特にエンジン回転のスムーズさ、ターボが効き始めた時の上品で強力な加速感にはうっとりしました

高速道路での直進安定性も素晴らしく路面にピタッと吸い付くように走るのです

コーナリング時のステアリングの操舵感も高級感があり惚れ惚れしました

唯一の欠点は燃費が悪かったこと。

この当時の日産の直列6気筒エンジンはパワーもあり静かでフィーリングもスムーズでしたが効率が悪かったのです。

渋滞の街中ばかり運転しているとリッター辺り5〜6kmしか走りませんでした。

ただ、高速道路や郊外の空いている道路だとリッター辺り14km程度走りましたから長距離ドライブではそれほど燃費の悪さは気になりませんでした。

土日や祝日は母親のリクエストで近所のスーパーから少し遠くのデパートに至るまで色々なところにこのローレルの運転手になっって買い物に付き合うことになりました。

私自身、ローレルの運転が大好きでしたから運転手として家族の買い物に付き合うことは全く苦ではありませんでした。

勿論、買い物だけではなく、ちょっとしたドライブや時には泊まりがけでのドライブにもローレルは大活躍しました。

私の実家は横浜市だったので日帰りでは小田原や熱海、箱根方面によく足を伸ばしましたし、泊まりの時は南伊豆、山梨、信州、東北、北海道までまで行ったものです。

特に10日間位の北海道ドライブ旅行は私の人生の中でも素晴らしい思い出です。知床、摩周湖、美幌峠、美瑛、富良野などの素晴らしい景色は今でも私の脳裏に焼き付いています。

このローレルには私が大学を卒業するまでの6年間乗りました。

私は大学卒業と同時に遠方(熊本県)に就職することになりました。

両親ともに免許を持っていなかったのでこのままではローレルを売却することになってしまいます。

父親が免許を取ってローレルを私から引き継ぐことになりました

私が就職して家を出てからも4年ほど乗り続けたのですから我が家は10年間ローレルを保有したことになります。

購入金額の300万円は決して安くはありませんでしたが十分元は取ったと言えるでしょう。

私の両親はよほどローレルが気に入ったのか、このローレルの後にも新型ローレルを購入して20年以上保有したんですよね

まさしくローレル一家と言えるでしょう

パルサー:日産

自分のお金で購入した初めての車がこの日産パルサーです

私は熊本県の地方都市の某企業に就職しましたから車は生活する上で必需品でした

お金のない新入社員の身ですから、ローレルのような高級車を購入する金はありません

色々と考えて総額で150万円で愛車を探すことになりました

新車ではカローラやサニーやパルサーや軽自動車が候補になります

中古車にすればもう少し選択肢の幅が広がるのですが、中古車は車両による程度差が激しいので購入リスクが高いと思い候補から外しました

ローレルを気に入っていた私は完全に日産党になっていたため、近所の日産店に行ってパルサーに試乗して気に入ったので即決でパルサーを購入しました

車の運転が大好きだった私は、パルサーで九州各地の観光地を全てと言っていいほど訪れました

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毎週末、天気がよければ必ずと言っていいほど遠距離ドライブに行ったものです

乗り心地や静粛性、操縦性、エンジンフィーリングはローレルに比べると格段に劣りましたが価格(150万円)を考慮すると納得できました。何せローレルの半額ですから文句はありませんでした。

唯一良かったのはローレルに比べて格段に燃費が良かったこと。街中の渋滞でもリッター当たり12kmは走りましたし、高速道路や郊外のドライブではリッター当たり15km以上は走りました。

日常の足として使う車として燃費(経済性)は非常に重要です。

ただ、3年間乗っているうちにサスペンションがへたってしまって(特にフロントのサスペンション)乗り心地が悪くなったのが気になり始めました。

長距離ドライブをするとこの乗り心地の悪さが嫌になってきたので車の乗り換えを検討始めました。3年間で走行距離は45000kmに達していました。

ロードスター:マツダ

パルサーに3年間乗った後、マツダがユーノスロードスターをモデルチェンジして二台目のマツダ・ロードスターを販売し始めました。

ボディスタイルに一目惚れしてしまってパルサーからの乗り換えを検討していた私にはまさしく渡りに船だったのです。

近所のマツダ店に行ってマツダロードスターを試乗しに行きました

現物を見るとやはり格好がいいし内装にも高級感があります

また、車好きとしてはオープンカーに一度は乗って見たいという抑えられない欲望が当時の私にはあったのです

短い試乗の中では乗り心地が少し硬いな?と思った以外は一目で気に入ったので購入を即決しました

この即決が大失敗だったのは後から分かることでした(泣)。

マツダロードスターには様々なグレードがありましたが、私が購入したのはVスペシャルというグレードです

内装は皮張りでステアリングはウッドで内装に非常に高級感があったのが魅力的でした

車両本体価格は約250万円

販売されて間もない人気者ですから当然値引きなどありませんでした

ただ、当時の私は3年間、会社の独身寮で地味に暮らしていたのでそれなりの貯金もありました

安くない買い物でしたがちょっと手を伸ばせば購入できる価格だったのです

購入して1ヶ月ほどで届いたマツダロードスターVスペシャル。外装はグリーンにしました

内装も外装も綺麗でうっとりしたことを覚えています

ただ、乗ってみるととにかく乗り心地が硬いのです

購入前に試乗したロードスターに比べても乗り心地が硬く感じました

スポーツカーなので前に乗っていたファミリーカーであるパルサーに比べたら乗り心地が悪いのは覚悟していましたが、納車されたロードスターの乗り心地はとにかく硬い

ちょっと路面が悪くなるとゴツゴツと不快な突き上げを感じるのです

体調が悪いと気持ち悪くなってしまいそうなほど乗り心地が悪いのです

いくらボディスタイルが気に入った車とはいえ、私にとって車とは毎日の生活の足ですし、こんなに乗り心地が悪いとうんざりしてしまいます

250万円もする車を即決して購入したことをこの時になってやっと後悔しました

いくら嫌になったとはいえ、250万円もした車をすぐに手放すこともできません

走行距離が3000kmを過ぎたあたりから乗り心地が少し柔らかくなったことは救いでしたが、以前のローレルやパルサーのようなファミリーカーのような安楽さはないのです

路面が悪い道でのゴツゴツした乗り心地にどうにも馴染めなくて結局1年半で手放すことにしました

手放した時の走行距離は20000km

近所のガリバーで査定してもらって150万円で売却することができました

一年半で100万円の値下がりでしたが仕方ありませんね

 

マツダロードスターでも九州各所の様々な場所をドライブしました

特に気持ち良かったのは熊本県の阿蘇周辺の道路です

天気が良い時のオープンでのドライブはとにかく爽快でした

ロードスターはFRでフロントミッドシップ構造ですからフロントがとにかく軽く感じます

コーナリングでは面白いようにスイスイと曲がるのです

また車重が軽い割に大きめのエンジン(直列4気筒1800cc)を積んでいるのでパワーも十分すぎるほどです

荒れた路面での乗り心地は悪いので疲れるのですが、その分、路面が良い高速道路や郊外の道でのドライブはとにかく快適でした。路面の良い道路では直進安定性もコーナリングも文句のつけようはなかったのです。

一度、山口県の萩や津和野までドライブした時の感動が忘れられません

山口県は道路がどこも路面が良くて景色も良くてロードスターでのオープンエアドライブは最高の一言に尽きます

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ロードスターを一年半、日常の足として保有した私の感想、持論ですが、スポーツカーは非日常の乗り物です

私のように毎日の足として購入することはあまりお勧めできません

きっと私のように乗り心地の悪さにうんざりしてしまうと思います

ただ、ファミリーカーを保有している人が二台目の車としてロードスターのようなスポーツカーを保有することはお勧めできます

それは贅沢なことですが、きっと車好きの貴方のカーライフを豊かにしてくれるはずです

車先進国の欧米の富裕層はフェラーリやポルシェなどのスポーツカーを二台目、三台目の車として保有することが当たり前なのです

アルティツア:トヨタ

マツダロードスターの乗り心地の悪さに辟易していた私は、とにかく乗り心地が良くて、かつ、スポーティな車を希望していました

当時、私が興味を持っていた車は以下の3車です

スバル・レガシイ・B4

トヨタ・アルティツア

BMW・Z4

BMW・Z4はオープンカーですが、ロードスターのようなスポーツカーではなくラグジュアリーカーでした。ロードスターでオープンモータリングの楽しみを知ってしまった私は乗り心地が快適なオープンカーであるZ4に魅力を感じていたのです

Z4は魅力的な車でしたがやはり価格が高い(350万円以上)ので候補から外さざるを得ませんでした

というわけで、レガシイ・B4とアルティツアに絞ってロードスターの次の愛車購入を真剣に検討を始めました

まずはスバル店でレガシイB4の試乗をしました

私の印象ですがB4は静粛性や乗り心地は申し分ありませんでしたが、スバル自慢の水平対向4気筒エンジンフィールも凡庸で操縦性を含めた乗り味はちょっと退屈な感じです

以前乗っていた日産ローレルの直列6気筒エンジンのスムーズさや官能的なエンジンフィールには全く及びません。また、ローレルはFRということもあり操縦性も非常に良かったのでB4のような退屈なドライブフィールではなかったのです。

B4は四駆ということもあり必要以上に車重の重さも絶えず感じます

正直なところ250万円のお金を出して購入したいとはどうしても思えませんでした

次にトヨタ店でアルティツアの試乗

フロントミッドシップ構造のFRということもあり、コーナリング時の操縦性はB4よりは遥かに上でした。ただ、乗り心地はホイールベースが長い割には荒くて静粛性も今ひとつ。エンジンフィールもちょっと安っぽい。この点ではB4の方が優れていて大人の乗り味でした。ただロードスターよりは明らかに乗り心地は良かったのです。

B4かアルティツアか、かなり悩みました。車両価格はどちらも250万円程度で大差なかったので余計に悩みましたね。

結局、操縦性を優先してアルティツアを購入することに決めました

B4は、試乗時に感じた退屈なドライブフィールが気になってどうしても購入に踏み切ることができませんでした

アルティツアには結局12年乗りました。売却した理由は、車が必要のない都会に転勤になったからです。

アルティツアは色々な意味で中途半端な車でしたので3年目の車検時に乗り換えたいと思いましたが、お金持ちでもない私がそんなに頻繁に車という高額商品を洋服のように買い替えるわけにもいきません

アルティツアはファミリーカーのように快適な乗り味でもないし、ロードスターのように操縦性が抜群に優れているわけでもない

ロードスターほどではありませんが、スポーティーカーとして足回りが固められているので路面が悪いところでは必要以上にゴツゴツしてバネ下の重さを感じました

路面が良いところでも直進安定性や操縦性も抜群に優れていたわけではなく、この点はロードスターの方が圧倒的に優れていました

BMW3シリーズをベンチマークにして開発された初めての日本車として当時はかなり話題になった車ですが、BMW3シリーズには操縦性も快適性も全く及ばない車です

まあ、BMWより200万円安い車なのですから仕方ないですが、こういう安かろう悪かろうという車は私は車好きとして歓迎できません

私は後々、BMW3シリーズを試乗する機会があったのですがアルティツアとは全く別次元に良い車です

このことはまた、別途、記事にしたいと思います

まとめ

私の愛車歴(日産ローレル、日産パルサー、マツダロードスター、トヨタアルティツア)を紹介しました。この4車を私の価値観でランキング化したいと思います。

No1はダントツで日産ローレルです。内外装の高級感、直進安定性、コーナリング時の操舵感、静粛性などが他の車とは別次元でした。快適性、運転の楽しさのバランスが見事でしたね。今でも機会があればまた保有して乗りたいなと思うほどです。

No2は日産パルサー。高級感、操縦感、静粛性などはローレルには遥かに劣りますがそれは値段が半分なのを考えると仕方がないです。ただ、150万円という値段を考えるとよくできた車だったと思いますね。値段を考慮したら乗り心地や操縦感、直進安定性は文句なかったと思います。私は3年で売却しましたが、私のように特別、車好きでもない人は変な癖がないので長く乗れる車だと思います。

No3はマツダロードスター。乗り心地がとにかく硬いので日常の足にはお勧めできませんが、ファミリーカーを既に保有している人が二台目の車として保有するのならお勧めできる車です。路面が悪い道では乗り心地の悪さが露呈しますが、路面が良い高速道路や郊外の道では直進安定性もコーナリングも素晴らしかったです。

No4はトヨタアルティツア。250万円と決して安くない車でしたので辛め評価としました。ファミリーカーのローレルのように快適でもなく、スポーツカーのロードスターのように抜群の操縦性でもない、中途半端な車だったという印象です。12年間保有した私の意見としては、あと50万円から100万円高額にしても良いから、快適性と操縦性のバランスをもっと頑張って高めて欲しかった。