NISAもiDeCOも節税効果は大きいがデメリットも非常に多い制度。デメリットを納得した上で利用しないと必ず後悔します。

株式投資

こんばんわ。今、国は資産運用を我々国民に対して勧めている状況です。節税の意味でNISAやiDeCOに関心を持っている人も多いのではないでしょうか?私も運用していますが、この2つの金融商品は色々と制度に問題があり手放しで勧められる制度ではありません。利用するならデメリットをしっかりと理解してから利用すべきですね。

これらの金融商品を国が普及を促しているのは言うまでもなく年金制度が立ち行かなくなってきているからです。完全に年金支給がゼロになることはないかもしれませんが、受給額減少や支給年齢アップなどは避けられない状況ですよね。今は65才から受給が始まりますが国は受給開始年齢をさらに上げる動きを匂わせています。今でさえ65才前に死んだら国に寄付するだけで払い損ですから、受給年齢が上がれば更に払い損になる人が大幅に増えていくのは間違いありません。私の感覚では受給開始が70才になったら完全に年金制度は国家詐欺だと思いますよ。数年間だけなけなしの年金を受け取りだけで死んでいく人もたくさんいるでしょうからね。長生きしなければ元は取れないやらずぶったくりの制度といっていいと思いますよ。

年金制度がこのように心もとない状況なので、我々国民も投資に関心が出てくるのは自然な流れですね。

NISAもiDeCOも制度が複雑で私も全貌を理解しているわけではありませんが、それぞれの長所と短所を書いていきたいと思います。

iDeCO

長所

毎月の掛け金は全額所得控除

例えば所得税と住民税の税率が30%の人が運用すると掛け金の30%が戻ってきます。加入者の年収によって当然変わってきますが、これだけ税金が戻ってくるのは大きいですね。iDeCOの最大の特徴である長所です。

運用中の利益は非課税

証券会社の口座だと運用益の2割は税金で持っていかれるのでこれは得だと思いますが、あくまで運用益が出た場合のみです。勿論、元本割れしたらなんのメリットもありません。

受け取るときは退職所得控除、公的年金等の控除

受け取るときも税金の優遇を受けることができます。

元本保証のある現金や保険が選べる

これは結構大きなメリットだと思います。投資信託だといくら長期運用しても株価の暴落タイミング次第では損失を出すことになりますからね。とにかく元本割れリスクを避けたい人にはお得な制度といえるでしょう。

資産スイッチング(預け替え)が簡単

資産ポートフォリオはいつでも自由に変更できます。最初は株式だけで運用しても年齢と共にリスクを下げるために債券や現金を混ぜたくなると思います。株式の一部を売却して債券を購入することなどが簡単にできます。このようなことは自由にできるのは非常に大きなメリットです。後述する積立NISAではこれができません。

短所

途中で引き出せない

60才になるまで引き出すことはできません。年金だから仕方ないと思っている人も多いかもしれませんが、私はおかしいと思います。国民年金や厚生年金ならわかりますが何で加入者が各自のリスクで運用している金なのに自由に引き出せないの?人生では突然お金が必要になることだって運が悪ければあるでしょう。やはり人生の有事の時に自由に引き出せないのは非常に大きなデメリットです。

加入手続きが面倒

iDeCOに加入している人なら分かると思いますがとにかく加入手続きが面倒です。勤め先にも報告して資料を準備してもらわないといけないし自分で書く書類もたくさん揃えなければならない。その上、申請してから運用が始まるまで非常に時間がかかります。私はSBI証券で加入しましたが3ヶ月以上待たされました。

様々な手数料がかかる

以下の3つの費用がかかります。

公的機関に払う費用

 初期費用 2777円  国民年金基金連合会  

 月額費用 103円 国民年金基金連合会  64円 信託銀行

 毎年2000円くらいの費用が引かれていきます。

運営管理手数料

 証券会社によって異なる。私が加入しているSBI証券は運用額が50万円以上になったら無料です。ネット証券以外の店舗証券や銀行は手数料が高いので絶対にやめるべき。運用するならネット証券一択です。 

インデックスファンドの手数料

 これは信託報酬の安いファンドを選んで運用するべき。私はニッセイ外国株式インデックスファンドを主にして運用してます。

転職や失業等で手続きが必要

私はもともと勤めていた企業で企業型の確定拠出年金に加入させられたのが始りでした。しかし、その会社をリストラされて運用していた確定拠出年金は現金化されて国民年金基金連合会に渡りました。私は二年ほどその状態で放置していたのですが、その間も手数料は引かれていきます。iDeCoって一旦運用始めたら逃げられないシステムになっているんですよ。何も運用せずに手数料だけ引かれるなんて馬鹿馬鹿しいじゃないですか?だから再度、派遣社員なので個人型の確定拠出年金(iDeCO)に加入せざるを得ませんでした。

それに国民年金基金連合会に渡ったお金をまた再度運用する手続きもとにかく面倒くさい。もう思い出したくもない(笑)。

あとは働きたくても転職先が決まらない失業状態では手数料は引かれ続けるし、無収入なのでたとえ加入しても節税もできないしデメリットしかありません。

また、転職した場合も転職先で企業型なのか個人型なのか適宜、手続きが必要です。

積立NISA

一言でいうと、とにかく色々な制約が多いがんじがらめの制度です。この記事を書いているうちに積立NISAを解約したくなってきました(笑)。

長所

運用益が非課税

普通の投資信託だと運用益に20%課税されてしまうけどこれはいいですね。運用益が大きくなると20%は非常に大きいので魅力的ですね。

積立期間が長い

20年間積立投資ができるので途中でリーマンショックのような株価暴落する時期があっても時間を味方にして株価が復活させることが可能です。時間を味方につけて元本割れリスクを少なくできると言えます。

手続きが簡単

iDeCoのような面倒な手続きはありません。比較的簡単にネット証券で口座を作れます。ただ申し込んでから手続き完了までは税務署を通すため時間は結構かかります。

いつでも解約できる

急にまとまったお金が必要になった時など積立を解約、売却して現金化することはいつでもできます。ただし、売却したらその枠はもう使えません。

積立商品・積立金額の変更はいつでもできる

積立始めた頃とは別の投資信託を運用してみたいと思うのはよくあることですよね。積立商品の変更はいつでも自由にできます。また、収入が減って積立額を減らしたい場合も自由に変更できます。

短所

終了時期が固定されている

当たり前ですが20年たったら元本割れしていても引き出して普通の証券口座に移さないといけません。その証券口座で元本まで値上がりすると今度は運用益が出たとみなされて20%の税金を引かれます。これは非常に馬鹿馬鹿しいですね。普通の投資信託だと値下がりしても元本に戻るまで塩漬けできますけど積立NISAではそれができないですね。積立NISAでは普通の証券口座では払う必要のない税金を払わなければならない可能性があるということです。これは非常に大きな欠点です。

資産スイッチング(預け替え)ができない

最初はリスクの高い老師信託だけで運用してたけど、積み立てた投資信託を別のリスクの低い投資信託に変更したいと思う人も多いはずですが積立NISAではできません。投資信託を変更したい場合は売却しなければなりません。ちなみに売却してしまったら、その枠は使えません。積立NISAは毎年最大40万*20年=800万円を最大運用できますが、売却したら最大運用額が減ってしまうということです。

他の口座と損益通算できない

利益がでた場合は非課税のメリットを受けれますが、損失を出した場合が問題で、一般口座や特定口座との損益通算して損益を減らすことができません。これは非常に大きなデメリットと思います。投資なのでいかに二十年の投資といえど損失を出す可能性はあります。損失を出したら特定口座や普通口座の投資信託よりも損をすることを覚えていた方がいいでしょう。

購入できる金融商品が限られる

原則、株式か株式を含むバランス型投資信託、ETF(株式)しか購入できません。個別株やリート、債券などの投資信託は購入できません。iDeCoと違って元本保証商品である預金や保険もありません。自分好みの資産ポートフォリオを組むことは無理と言っていいでしょう。

日本国内居住者のみが対象

海外の企業に転職したり、海外支社に転勤になったら利用できません。その時は一度廃止することになります。日本に戻った時に再開設は可能です。

 

iDeCoも積立NISAも節税効果は高いですが、色々な問題点があることが分かると思います。特に積立NISAは問題点が多いですね。繰り返しになりますが損失が出た場合は普通口座の投資信託よりも損をしますのでこれは積立NISAの致命的な欠点と思います。iDeCoのように住民税や所得税が減税されるわけではないので利益が出なかったらデメリットしかないですよ。