はじめに
こんにちは
投資を始めて2年の投資初心者のmakoです。
この度、2年間運用していたロボアドバイザーのTHEOを解約しました。同じく有名なロボアドバイザーであるウェルスナビも解約準備中です。
解約した理由は、簡単で手数料が高すぎるから(時価総額の1%)。
私が投資未経験の人に資産運用を相談されたらロボアドバイザーは勧めません。ネット証券に口座を開いて、手数料の安い投資信託購入を勧めます。
ロボアドバイザーといえばウェルスナビやTHEOや楽ラップ(楽天証券)が有名ですが、実情はウェルスナビの一強状態です。
投資を始めた2年前、投資のことが全くわからなかった私は、いろんな投資ブロガーのブログや投資本で勉強を始めました。
ロボアドバイザーを始めたのは多くの投資ブロガーがウェルスナビやTHEOを勧めていたからです。
カネを預けてほったらかして置くだけでAIがカネを自動資産運用してカネを増やしてくれると、投資ブロガーの多くは宣伝していました。
投資の情報弱者であった当時、AIの自動資産運用という言葉を魅力的に感じてウェルスナビやTHEOと契約してお金を預け始めました。
ただ、投資を勉強して投資の知識が身についていくうちに、ロボアドバイザーの高額な手数料には疑問が湧いてきました。
ロボアドバイザーの手数料はどう考えても高すぎる。
私が資産運用を始めた2018年当時は世界株式が調整の時期に入っており、預けたお金は全然増えないどころか、毎日のように目減りしていました。
資産運用は長期で運用するモノだから、資産が減る時期があるのはもちろん分かります。
ただ、多くの投資ブロガーたちは、ウェルスナビでほっとくだけで資産が10%以上増えたとか、ポジティブなことばかりを宣伝して手数料の高さなどのネガを全く指摘していなかったんですよね。
それに、ウェルスナビで10%以上資産を増やした人たちは、たまたま運用を始めた時期が良かっただけなんですよね。
2018年以前の数年間、世界株式が非常に好調で、一時的な暴落はあったものの、世界株価がどんどん値上がりしていたので世界株式に投資している人たちは誰でも資産を簡単に増やせたはずです。
また、投資ブロガーがロボアドバイザーを勧めるのは、アフィリエイト報酬を狙っているのもあります。ブログを読んだ読者がサイト内のロボアドバイザーのリンクをクリックしてロボアドバイザーと契約すれば、投資ブロガーに報酬が入る仕組みです。
この報酬が結構な額なので、投資ブロガーはロボアドバイザーを勧めるのだと思います。
現在は手数料の安い国内投資信託、海外ETF、米国個別株で資産運用する時代。
国内投資信託
ネット証券で口座を開設すれば、手数料(信託報酬)の安い投資信託がいくらでもあります。
ネット証券で人気のニッセイ外国株式インデックスファンド、三菱UFJ国際−e MAXIS Slim先進国株式インデックスなどは手数料0.1%程度で先進国株式に投資できます。
中国などの新興国に投資できる三菱UFJ国際−e MAXIS Slim新興国株式インデックスなども手数料は0.2%程度と格安です。
ロボアドバイザーは世界株式だけではなく、不動産(リート)、世界債券、ゴールド(金)などにも投資しますから多少手数料が高くなるのは仕方ないとは思います。
それにしても1.0%というのは高過ぎます。
不動産、世界債券、ゴールドの投資信託はSBI証券などの大手ネット証券で購入することができるので、ロボアドバイザーのような資産ポートフォリオを組むことは可能です。そうしたポートフォリオを組んでも手数料は0.5%以下で済ませることができます。
海外ETF
また、大手ネット証券では海外ETF(上場投資信託)を購入することができます。
これらは国内の投資信託よりもさらに手数料が安くなります。
国内の投資信託と異なり、購入手数料や為替手数料(円→ドル)がかかるのが欠点ですが、一旦購入してしまうと、手数料は0.1%以下のETFはたくさんあります。
バンガード社の全世界株式(VT)や米国株式(VTi)などが人気ですが、これらの手数料も0.1%以下と格安です。
購入時に手数料がかかるので、少額投資には向きませんが、一定以上の金額を投資できる富裕層や投資の中級者以上には海外ETFの積み立ては非常に人気のようです。
米国個別株
更に手数料を抑えたいならば、米国の個別株を購入する手もあります。アップルや、コカコーラ、ウォルマート、マクドナルドなど米国の超一流企業に投資できます。
売買時の手数料こそかかりますけど、投資信託やETFのように株式を保有しているだけでは手数料はかかりませんし、多くの企業は四半期ごとに配当金を支給します。
日本株と違い一株から購入できますし(日本株の多くは100株以上でないと購入不可)、日本企業とは全く成長性が違う超一流企業に投資できるのは魅力ではないでしょうか?
個別株は投資信託やETFよりもリスクは高くなりますが、自分で勉強して10社〜20社のポートフォリオを組めば、それなりにリスクを下げることはできるはずです。
海外ETFと米国個別株で注意しなければいけないのは確定申告が必要なことです。
海外ETFも米国個別株も配当金が支給されますから、これらは米国内で課税されます。その米国での課税分を確定申告すれば一部の税金が還付されます。
確定申告は面倒ですが、悪いことばかりではなくて、税金の知識も自然に身につきますし良いと思います。
確定申告も以前は税務署の行列に並ばなければならないなど、ハードルが高かったのですが、今はネットで完結できますので非常に楽になりました。
まとめ
ロボアドバイザーのTHEOを始めた理由、解約した理由について書いてみました。
現在は、ネット証券に口座を開設すれば、手数料が格安の投資信託、海外ETF、米国個別株に誰でも投資できる時代です。
ロボアドバイザーの契約を検討している方は、まずはSBI証券、楽天証券などに口座を開くことを勧めたい。
口座を開設したら、ニッセイ外国株式インデックスファンド、三菱UFJ国際−e MAXIS Slim先進国株式インデックスなどを無理のない金額で積み立てればいいと思います。
投資信託もいろいろありますから、色々な投資の本を読んで知識を深めることです。
そうすることによって、NISAやiDeCoなど、税金を安くできる仕組みがあることもわかってくるはずです。
私もまだまだ、投資については勉強中の身ですが、勉強していてわかることは、勉強しない情報弱者は搾取されるということです。
株式投資に限りませんが、不動産、生命保険なども情報弱者を狙ったクズ金融商品が沢山あります。
ロボアドバイザーはクズ商品とは思いませんが、投資初心者を狙った手数料の高い金融商品であることは否めません。
投資の中級者以上はロボアドバイザーに否定的な人が多いことが、勉強しているうちにわかってくると思いますよ。
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