楽しみながらもガッチリ儲かる優待バリュー株投資入門(みきまる著)を読みました。TOPIXを上回る個別株運用をしたい人にお勧め。

株式投資

ある程度株式投資に慣れていて手持ち資金に余裕がある人が対象の本です。

こんにちは

この本は株主優待のあるバリュー株投資の方法を惜しみなく教えてくれる本です。

バリュー株投資って何?という株式投資未経験者にはこの本の内容は少し難しいかもしれません。

バリュー株投資はざっくり言うと既に成長して成熟した企業に投資することです。キャピタルゲイン(株価上昇狙い)ではなくインカムゲイン(配当金、株主優待狙い)を狙って投資することです。

一方、グロース株投資という言葉もあります。ざっくり言うと、これからの成長を期待する企業に投資することです。完全なキャピタルゲイン狙いです。株ではありませんがビットコインが良い例です。一時期数百倍に価値が上がったので、安い時期に購入した人は莫大な利益を得たことでしょう。

みきまるさんはこの本で、バリュー株投資で様々な企業に分散投資して暴落リスクを抑えつつグロース投資も適度に取り入れて、TOPIX(東証株価指数)などのインデックスを上回る投資方法を詳しく紹介しています。

グロース株投資といっても、株主優待が優れている株が大前提なので優待株投資には違いないのですが。

個別株分散投資方法が詳細に記載されています

本の中身ですが、株式投資初心者には少し難しめの用語もたくさん出てきます(PBR、PER、モメンタム投資など)。

事実、インデックス投資しかしたことのない私も一度通して読んだ限りではあまり内容が頭に入りませんでした。

ある程度インデックス投資などで株式投資に慣れているか個別株に既に手を出している人に向いている本だと思います。

株式投資未経験の人はこの本を読む前に別の初心者向けの本を読んだ方がいいと思います。その方が理解が深まるでしょう。

私が株式投資未経験によいと思った本は以下の一冊です。

 

この本で注目するべきところは、

●優待が魅力的なバリュー株について、注目する銘柄が沢山紹介されている

→株価に対して割安で優待が恵まれている株が沢山紹介されています。最初は紹介された株を購入するのも悪くないと思います。何を学ぶにしても最初は真似からですよね。個別株投資に慣れてきたら、自分で選定した銘柄を購入してけば良いですね。

●優待が魅力的で高成長を続けている会社を紹介している

→みきまるさんが見つけた成長企業がいくつか紹介されています。私もその成長企業のHPを見てみましたが、確かにHPも斬新で面白い。成長している企業はやはり会社の顔であるHPもしっかり作り込んでいるなと思わされます。私自身は成長性のない古い業界で働いている人間なので、日本にもこんな元気な会社もあるんだとちょっと嬉しくなりましたね。まだ、日本も捨てたものではないんだと感じます。

●成長株、バリュー株の選定方法が具体的、論理的でわかりやすい

→みきまるさん自身が成長株(大化け株)を見つけた経緯も詳しく書かれているのでわかりやすいですね。

●TOPIXを上回る運用益を達成する具体的な手法が紹介されている

→これは非常に多くのページをさいて説明しています。中身はネタバレになるので紹介しません(笑)。購入して読んでください。

●多くの株式投資の専門書が紹介されている

→この本の中身をより専門的に理解しようと思ったら紹介されている専門書を読むのがいいでしょう。

●オススメの優待株の一覧がある

→これは面白いです。写真入りで紹介されています。ただ、株価が高い企業もあるので資金に余力がないと保有が難しいかも。これが日本株の欠点ですね。米国株みたいに一株から保有できるようにならないかなぁ。

私自身は日本個別株を購入したことがありません。

私自身は日本の個別株を保有していません。

日本個別株は、100株からしか購入できないので、一度に大金を叩いて購入しなければならないからです。そのことが庶民には大きなリスクなんです。インデックスファンドのように少額積み立てができませんから時間分散して暴落リスクを回避するのが難しい。

購入株の企業が不祥事を起こしたり、業種によっては地域紛争や政治の影響、通貨価値変動影響をモロに受けて暴落するリスクがあります。これを受け入れることができるかどうかですね。もちろん、期待通りに成長してくれれば、インデックス投資なんかとは比較にならないくらいのリターンを得ることができます。

個人的には個別株に挑戦するなら、日本株より米国株の方がいいと思っています。なぜなら、成長企業が日本より遥かに多いし、一株から購入できるからです。米国の場合はアップルなどの超優良企業の株でも3万円くらいで保有できます。

米国株はドル建なので為替変動リスクは当然あります。ただ、それを言い出すと世界株式には投資できないことになります。人気のニッセイ外国株式インデックスファンドなどもドルベースですから為替の影響はもろに受けます。将来円高ドル安になったら大損するリスクがありますね。

為替リスクを負いたくなければ日本株に投資するしかないですね。

 

日本個別株の保有経験はありませんが、以前は日本ETFである上場インデックスファンドTOPIXを少額保有していました。ただ、一年たらずで手放しました。

なぜなら、株式投資を始めて以来、色々と勉強するうちに、少子高齢化が醜くて新たな産業が全く育っていない日本は将来成長することはないだろうと感じたからです。

日本株で持っているのはアクティブファンド のレオスひふみプラスだけです。これももうすぐ売却予定。長期保有する気はありません。なぜなら、保有コストが高く(信託報酬:約1.1%)、この2年間ほとんどマイナスで運用成績が非常に悪いからです。

レオスひふみプラスを購入したのは二年前。その頃は最良の日本の投信であると投資系のブロガーが絶賛していたからなんですよ。そんなに評判がいいのなら保有してみるかと言うことで保有しましたが、私が保有した後に日本の株式は低迷を始めて、現在も購入当初のように上がっていません。これは手数料の高さも効いていますね。手数料の高さがもらえる配当金を目減りさせるので再投資できる額が当然減ります。こうなると複利効果で資産を増やすのにも足かせになります。

 

日本個別株を保有していない私がなぜ、この本をわざわざ購入したのかというと、投資の勉強のためというのが大きいです。

この本を読んで、やはり、個別株でTOPIXなどのインデックスファンドに勝つためにはかなりのリスクをとることが要求されることが分かったので、いますぐに個別株を持ちたいとは思いません。個別株を保有するにはかなり勉強しなければならないなとこの本を読んで感じました、

バブル崩壊から30年経っても全く経済成長していない日本で、株式を購入するとしたらリスクは高いけど個別株しかないだろうなと私も思います。日本のインデックスファンドを長期保有してもほとんどリターンが得られないような気がするんですよね。アクティブファンドはどうかというと、保有手数料が高すぎて、手数料負けする可能性も十分にあります。

それなら自分で勉強、リサーチして将来性のある成長株を見つけたり、成長は期待できなくても倒産リスクが低くて、株主優待や配当金が魅力的なバリュー株を探して、それらを長期保有する方がいいのかな?と思いますね。

まとめ

この本は日本個別株式投資で大きく儲ける夢を与えてくれる本です。

内容が盛り沢山なので、手元に長く置いておくタイプの本ですね。実際に投資する時に読み返してみるといいでしょう。

オススメできる対象は、現在、株主優待で多くの日本株を保有しているけど、更に投資効率を高めて利益を増やしたいな、という人人たちです。また、リスクをとってインデックスファンドより良い成績を目指して儲けたいと言う人にもぴったりの本です。

また、日本個別株なので資金に余裕がある人向けですね。日本個別株は100株からしか購入できませんから、それなりの資金が必要です。インデックスファンドのように少額積み立て投資はできません。

 

本の中身を本格的に実践するのは、時間にも資金にも余裕がないと厳しいでしょう。

全部を実践するのではなく、一つでも二つでもリスクが低い手法から実践しようと思えばできると思います。

TOPIXを上回る成績にするために、時には大胆にリスクをとることを主張しています。

リスクをとってTOPI Xを上回る運用成績を目指す方は是非、この本を手にとってみて下さい。

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