米国株式が今年に入ってから調整局面に入っています
バイデン政権による米国金利アップ政策、ウクライナ紛争、コロナ禍の影響、中国上海の厳しいロックダウンなどが複雑に絡み合って世界経済が停滞しているんでしょうね
私は経済専門家でもなんでもないから推測に過ぎませんが・・・
米国株投資家として有名なバフェット太郎さんによれば、この1週間の米国株の下落は歴史的にも大きな暴落のようです
S&P500が年初来で-20%以上下げて取引を終えた年は、過去80年間で1974年、2002年、2008年の3回だけです。
そのため近い将来底打ちして、年末にかけて大きく反発する可能性が高いです。 pic.twitter.com/3cLJOK4OIW
— バフェット太郎 (@buffett_taro) May 20, 2022
本当に年末までに米国株が反発するのならば今から年末にかけては絶好の買い時になりますね
ただ、このバフェット太郎さんのツイートを私のような弱小一般投資家が鵜呑みにして良いのでしょうか?
その辺りを考えてみたいと思います
【米国株暴落中】米国株を購入するか、キャッシュを増やすかは難しい選択
一般的に言えば、暴落した米国株式を多めに購入するのは正しい選択でしょうね
長い目で見れば米国株は値上がりする可能性が高いからです
先進国の中では大幅に人口増加が見込めて世界の優秀な人材が集まる米国
その米国が長期的に経済成長しないことは考えにくいですからね
しかし、日本は今、20年ぶりの円安なので原則、米国株は割高な買い物になります
米国株が20%下がっても20%円安になったら全然米国株は割安ではないのです
米国株が割安に購入できるのはドル資産を沢山持っている人の話なのです
今の円安を考慮すると日本人にとっては米国株購入にそれほど大きな旨味はないと思ってます
1ドル100円ならば米国株は相当割安で購入できたでしょうが、今は1ドル128円の円安の時期です
日本円の価値がこの1年から2年で30%弱下がっていることをよく考えるべきかと思ってます
米国株を購入するか、キャッシュを保持した方がいいのか難しい選択だと思います
世界情勢は極めて不安定 米国株は更に暴落する恐れも・・・
個人的には、普通の人は、今慌てて米国株を購入せずにキャッシュを多めに持っていた方が良いと思います
私は更に米国株が暴落する可能性もあると思っているからです
米国の金利が更に上がるかもしれませんし、ウクライナ紛争の行方を依然として不透明です
プーティン大統領がとち狂って核を使い始める可能性もゼロではないと思ってます
そうなればウクライナ紛争では済まずに、西側諸国(NATO)とロシアの間で紛争が起こる可能性もあります
そうなれば投資家の不安心理が加速して株が売られて暴落するかもしれません
また、コロナ禍は収束しつつあるのかもしれませんが、最近の報道では新たな感染症(サル痘)の広がりの可能性が出てきているのです
それに、中国の上海ではゼロコロナ政策で厳しいロックダウンが長く継続されています
このことで経済活動が大きく停滞して世界経済に大きな負の影響を与えると思います、というか、大きな影響を既に与え始めています
中国にiPhoneやMacbookの工場があるのでアップルも新製品発売時期が遅れるとの報道も出てきています
このことはアップルの株価に大きな影響を与えると思います
要は短期的には世界経済に明るい兆しがあまり見えないんですよね
100年前のスペイン風邪の時は世界的な金融緩和が引き金になって世界恐慌から世界大戦に発展しました
現在の世界も、コロナ禍による世界的な金融緩和、ウクライナ紛争による西側諸国とロシア、中国の対立など、100年前のスペイン風邪の時と状況が似ているんですよ
コロナ禍と金融緩和とウクライナ紛争による影響で世界的な大不況が今後起きてもおかしくないと思います
最悪のシナリオは、今回の米国株暴落が引き金になって世界恐慌が起こることですね
今の世界情勢は投資家としては根拠なき楽観論は禁物だと思うのです
だから私は米国株を今、大量に購入することは考えていません
株価が大きく下がっているのでS &P500などを少額購入することはあるかもしれませんが、更なる暴落に備えてキャッシュを保持しておきたいのです
まあ、キャッシュを保持するのも本当は勿体ないんですけどね・・・
キャッシュを多く保持しても金利がつきませんからね
現金を預けて儲けるのは銀行だけですから悔しいのですが・・・
とはいえ、我々庶民がキャッシュを全て株式にぶち込むのはいくらなんでも無謀です
そういう度胸のある庶民投資家もいるかもしれませんが臆病な私にはとても真似はできません
積み立てNISA、iDeCo資産は大きく目減り中だがガチホします
私は積み立てNISAとiDeCoで先進国株式(ニッセイ外国株式インデックス)、世界株式(楽天・全世界株式インデックス)を5年前から積み立てています
今回の米国株の暴落を受けて当然、積み立て資産は大きく目減りしています
幸いまだ含み益はありますが今後更に暴落が継続すれば含み損を抱えることになるでしょう
含み損を抱える期間が長くなると売却したくなるのが多くの投資家の人情でしょう
資産が大きく減って気持ちの良い人は誰もいません
それでも私は売却するつもりはありません
積み立てNISAはやろうと思えば売却出来ますけど、売却してしまったらその枠は消えてしまうので勿体無いです
折角、国が800万円という株式購入枠を国民に与えてるのですから、それを捨ててしまうのはあまりにも勿体無いです
iDeCoも積み立てている投資信託を売却して現金化してiDeCo口座においておくことは可能です
ただ、折角購入してきた株式を現金に戻すのは本当に勿体ない
現金(キャッシュ)は何も生み出しませんし円安により日本円の価値が下がり続けているのは周知の通りです
株式は保有している限り配当金を生み続けますし、成長国(米国や欧州や新興国)の株式は値上がり益を期待できますからね
新興国といえば中国の成長ばかりに注目されがちです
日本ではあまり報道されませんが、韓国や台湾は非常に経済成長しているのです
一人当たりのGDP(国内総生産)は韓国や台湾と日本は殆ど変わらないところまできているのです
また、韓国の最低賃金、名目賃金は既に日本を上回っています
少子高齢化で日本は没落し続けているのとは異なり、米国、EU、新興国は経済成長し続けています
私は日本を除く世界経済は中長期的に成長すると信じていますので、保有している世界株式、先進国株式、米国株式はどんなに株価が下がっても長期ホールドするつもりです
日本のやばい没落ぶりを可視化している面白い本でした お勧めです
↓↓
数十万円分、インデックスファンドを買い増し
色々と悩みましたが、歴史的な暴落には間違いないので結局、インデックスファンドを買い増しました
買い増した投資信託は
・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・楽天全世界株式(VT)インデックスファンド
・楽天全米株式(VTI) インデックスファンド
の5銘柄です
それぞれ5万円から10万円買い増しました
米国個別銘柄を購入しようとも考えましたが、インデックスファンドが安全と考えて上記銘柄のみにしました
まあ、全て王道と呼ばれている銘柄です
これらに投資して20年後に損しても諦めがつきます
最後に 私はキャッシュを多めに持っておきたい
キャッシュを潤沢に持っている人達にとって、今回の米国株暴落は、米国株を購入するチャンスなのは間違いない
ただ、多くの庶民は潤沢なキャッシュを持っていない
また、日本円は円安のため大きく価値を下げているので、日本人にとっては米国株購入はそれほど割安な買い物ではないことを知っておく必要があります
だから庶民が僅かなキャッシュ(日本円)を米国株購入に突っ込むのは結構リスキーです
バフェット太郎さんの予想のように、今回の暴落が底値で今後米国株が反発していくのであれば、今米国株を多めに購入すれば大儲けできるかもしれないけど、私はそんな賭けはしたくない
ただ、リスクを取れる範囲で少額ならばS&P500や全米株式(VTI)を購入するかもしれない
円安で米国株購入が不利とはいえ、歴史的な米国株暴落を指を加えて見ているだけなのは余りにも悔しい気もしますしね
今の世界情勢は極めて不透明です
新たな感染症(サル痘)の世界的流行の恐れ、先の見えないウクライナ紛争、中国上海ロックダウンの世界経済への影響・・・などなど
世界経済に負の影響を与える要因が今は多すぎるのです
最悪のシナリオ(世界恐慌)が近い将来起こるかもしれない
実際、約100年前、スペイン風邪をきっかけとして世界大恐慌になりました
だから米国株価が大きく下がったとはいえ、今、慌てて米国株を大量購入したくないのです
米国株デビューしたい人にお勧め
こんな記事も書いています
日本経済は既に詰んでます。各自で自分の人生をなんとかするしかありません。