京都日帰り観光 銀閣寺編

旅行

11月下旬の天気の良かった週末に京都の銀閣寺に行ってきた

銀閣寺は金閣寺や清水寺に比べると地味で観光客にもそれほど人気はないようだ

私が銀閣寺に行こうと思ったきっかけは、私の敬愛するphaさんの著書(パーティーが終わって、中年が始まる)でphaさんが大学時代に銀閣寺近郊を散策する描写があったからだ

 

その描写を読んで無性に銀閣寺に行きたくなった

銀閣寺の場所をGoogleMap で調べてみるとphaさんの母校である京大吉田キャンパスの比較的近くだ

銀閣寺近郊は緑も多く落ち着いた観光名所も多いので京大生に人気の散歩コースなのかもしれない

私は阪急京都線で京都河原町駅まで行き、祇園四条駅で京阪電車に乗り換えて出町柳駅に向かった

出町柳駅からは東方向にひたすら歩けば銀閣寺に辿り着く

ただ、出町柳駅からはバスで銀閣寺に行けば良かったと後悔することになった

山登りが趣味で健脚に自信がある人以外は銀閣寺までは極力公共交通機関で行った方が良いと思う

出町柳駅から銀閣寺は十分歩ける距離だが、そこそこ距離はあるので結構くたびれる

銀閣寺界隈は散策するところが数多くあるので、できれば銀閣寺までは公共交通機関で行って体力を温存しておきたいところだ

出町柳駅から銀閣寺に向かって東に歩いていくと10分ほどで京大の北門エリア(百万遍交差点付近)に到着した

このあたりは京大生向けと思われるレストラン、ラーメン屋、お弁当やさんなどの飲食店が多くある

お昼時だったので休日にも関わらず結構営業している飲食店が多かった

左右に並ぶ京都大学キャンパスを抜けてしばらく歩くと銀閣寺の入り口参道が現れた

出町柳駅から20分程度は歩いたと思う

金閣寺や清水寺のようなバカみたいな混雑ではないけど想像以上に観光客は多かったかな

清水寺と同じく、銀閣寺に向かう参道はお土産屋さんや飲食店が多くかなりの賑わいだった

参道を抜けると銀閣寺の入り口だ。拝観料は500円。

銀閣寺構内は想像以上に地味だった。構内もそれほど広くはない。出口付近にお土産屋さんやトイレがある

銀閣寺構内は銀閣寺本堂とその周りに小さな日本庭園があるだけだ。日本庭園はよく手入れされているとは思うけど。

京都市内を眺められる展望台のような場所もあるけど景観はそれほど良いとは思えなかった

清水寺や金閣寺構内のように見所が多いわけでもないから構内には外国人観光客はそれほど多くはなかった。

この狭い構内を巡るだけで500円の拝観料を取られるのはちょっと高く感じる

清水寺や金閣寺の拝観料も500円なのだから尚更銀閣寺の拝観料は割高に感じてしまう。

とはいえ観光客が比較的少ない分落ち着いて観光できるので銀閣寺は結構、京都観光の穴場かもしれない

銀閣寺を後にして、五山送り火で有名な”大文字”を目指す

銀閣寺入り口の左側に歩いていくと大文字に抜ける登山道入り口がある。道は分かりやすく迷うことはなかった

銀閣寺から大文字までの道のりは想像の3倍くらいハードな工程でしたね💦。

はっきり言って舐めてました。GoogleMapの道案内をみる限りは距離もそれほどではなくこれは楽勝でしょ!と思ってしまったが大間違いでした。

確かに銀閣寺からの距離はそれほど遠くはないのだけど、足場の悪い急な坂道や階段を登っていかなければならないので大文字までの道のりは相当遠く感じた。体感的にはハイキングというよりもプチ登山だった。

私はこの山道を舐めていたので水分や食べ物を持参せずに大文字に向かってしまったのだが途中で思い切り後悔しましたよ。

500mlの水分と食料(チョコレートや飴などのエネルギー補給用)は最低限絶対に持って行った方が安全だ

山道には所々に休息所があるので体力がない人は休み休み登るのが正解だ

銀閣寺から45分ほど登山道を歩いてやっと大文字の展望台に到着した

京都盆地内に綺麗に並ぶ京都市街が一望できる景観が非常に素晴らしい。お昼時だったので多くの人が京都市内の絶景を楽しみながら昼食を食べていました。

私も山道を登る前におにぎりでも購入しておけば良かったと後悔したけど後の祭りです。

大文字は想像以上に観光客で混雑していたが私よりはるかに年上と思われるおじさん、おばさんも多くいたのでびっくりした。みなさん年齢の割には本当に健脚ですなぁ・・・

適当な場所に腰を下ろして休息してプチ登山の疲れを癒す。おにぎりとお茶でも持参していたら京都市内の絶景を見ながら食事ができて最高だったのになあ💦。

プチ登山でかなり体力を消耗してお腹が空いていたので、周囲の人たちが談笑しながら昼食を楽しんでいる姿は結構精神的に堪えました

15分ほど座って休息したらだいぶ疲労が回復したので空腹に耐えながら下山を始めた

下山は登山よりも遥かに楽だったけど、急坂や急階段が所々に現れるので転倒リスクは登山時よりも高いと感じたので、ある意味登山時より下山時の方が危険かもしれない

山道は足場や路面が悪く滑りやすい場所も多々あるので油断は禁物だ。足場の悪い場所で転倒したら骨折したり捻挫するのは間違いないので慎重に下山した。

30分弱で下山が終わり銀閣寺の参道に戻ってきた。もう空腹と登山下山の疲れでブラフラだった。自家製おにぎりのお店を見つけたので迷わずに入店した。幸い比較的空いていて座席を確保することが出来た。

おにぎりセット(おにぎり二つと味噌汁と惣菜一つ)を注文。値段は950円と結構なお値段だ。

店内を見渡すと外国人のお客さんが多い。おにぎりは外国人には珍しい食べ物だからね。

おにぎりセットはすぐに運ばれてきた。昆布と明太子のおにぎりが一つずつときんぴらごほう惣菜が一つの皿に載っていた。

とにかく空腹だったのであっという間にたいらげてしまった。

おにぎりは美味しかったけど、きんぴらごぼうと味噌汁は不味くはないもののごく普通の味だ。この内容で950円は冷静に考えると高い。完全に観光地価格だと思うが場所柄仕方ないとも思う。

私が食べ終えた頃になってお客さんが次から次にやってきて店内はあっという間に満席状態になった。

おにぎりでお腹が膨れて登山の疲労もだいぶ収まったので店を出て哲学の道方面に向かった

哲学の道は銀閣寺から南禅寺方面まで延びる結構な距離の散歩やハイキングコースになっている

春には桜の名所でもあるらしい

道に沿って小さな清流の川や 神社仏閣も数多くある落ち着いた場所だ。川にはカモの親子が多くて癒される。銀閣寺構内よりも明らかに人が多く外国人観光客も数多く見かけた。

またハイキングしている高齢者の団体も結構な頻度で見かけました。

哲学の道は観光客やハイキングをしている人たち向けの飲食店が結構多いです

また哲学の道では結構な地域猫(野良猫)を見かけた☺️。人間に慣れているようで全然逃げるそぶりを見せない。

哲学の道を南下して南禅寺の方に抜けて行こうと思ったけど、気が変わって途中で右折して二条通り方面(岡崎方面)に向かった

京都市植物園、岡崎公園、京セラ美術館を抜けて鴨川に向かった。岡崎公園あたりは何やら催し物(お祭り?)が開催されていて大混雑していた

岡崎公園界隈は文化的な雰囲気でとても良い場所だ。家の近くにこんな場所があれば毎週のように散歩コースにするだろう。京都市在住の人がちょっと羨ましくなる場所だ。

二条通りをさらに西の進むと鴨川に着いたので鴨川沿いで座って休息した。今日は歩きすぎたせいかちょっと足が痛くなってきた。スマホのヘルスケアアプリを見ると既に2万歩近くに達している。

一般的には1日1万歩前後歩くことが健康によい運動量と言われているようだが、2万歩は流石に歩きすぎかもしれないと思う。

土の上ならともかくアスファルトは硬いのでいくらクッションの効いたウォーキングシューズを履いているとはいえ歩きすぎると足の関節や股関節に大きな負担を掛けることになるだろう

運動は適度にすることが大事でやりすぎは体の老化を早めて害悪になってしまうから運動のやり過ぎは本末転倒だ

また、筋肉は鍛えられても関節を鍛えることはできないので、中高年以上の人が高負荷の筋トレやジョギングなどを行うことは決して体には良くないと以前聞いたことがある

もう若い時と違って無理は効かない体なのだから身体を労わらないといけないとちょっと反省した

鴨川沿いでしばらく休んだ後、鴨川沿いを南下して阪急の京都河原町駅まで歩き、阪急電車で帰途に着いた。

今日はちょっと歩きすぎてしまったので次回は適宜バスを使って歩く歩数を抑えめにしようと思う

京都市内はバス路線が充実しているので大抵の観光地は不自由なくバスで行くことができる

銀閣寺の場合、京都市最大の繁華街の京都河原町駅からも銀閣寺方面行きのバスは数多くあります

本数の多さも申し分ない

歩きとバスをうまく使いこなして京都観光をこれからも楽しみたいと思う

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