人間の孤独についてのプレジデントの特集(2019年3月)が面白いです。沢山の有名人が各自の観点で現代人の孤独について語っています。

出会い

雑誌プレジデントの特集”毎日が楽しい孤独入門”が面白いです

こんばんわ

毎日のように行く家の近所のカフェに雑誌のプレジデントが置いてあるのですが、今年の3月号の特集で”孤独特集”を取り上げていたんですよ。私自身が現在50歳で独身で友人もいない孤独な人間ですから非常に興味深く読みました。

友人や家族に囲まれて人付き合いに不自由していない人にとっては縁のない記事だと思いますが、こういう内容を特集するというのも日本社会に孤独な人が増えているからでしょうね。

私もそうですが50歳まで結婚したことない生涯未婚の男性の割合が25%、女性でも10%を超えるまでになっています。

無縁社会というか無縁にならざるを得ない人が急速に現代の日本では増えています。私の場合、今はかろうじて父親が生きていますから完全な無縁ではありませんが(母親は6年前に他界しました)、父親が死んだ途端に私は天涯孤独になります。これからは私みたいな人間が珍しくなくなるでしょうね。

なぜプレジデントの記事が面白いと感じたか?

様々な有名人が孤独について、各人の考えを語っています。島耕作で有名な漫画家の弘兼さん、元お笑い芸人で今はyoutuberとして人気のヒロシさん、昆虫学者の池田清彦さんなど、色々な人が様々な考えを語っているのが面白い。

あとは歴史の専門家などが歴代の偉人の孤独のエピソードを語っているのも興味深いです。西洋の哲学者(ルソー、キルケゴール)や日本の偉人(西郷隆盛、大久保利通、織田信長など)も孤独と向き合っていたようです。

今回のプレジデントで語っている有名人は総じて、孤独には肯定的な人が多いですね。孤独は寂しさを感じるものではあるけれど、一面では完全に自由な状態でもあるからです。時間と金を全て自分だけのために使うことができます。友人や恋人や配偶者との時間や彼らのために使う金も楽しいかもしれませんが100%自分のために使うことは無理です。

孤独って一般論としてはネガティブな響きがありますけど、自分の内面と対話したり、創造的な仕事をするためには必要だと感じている有名人も多いようです。

 

ただし、医学的な見地からは孤独な生活は良くないようです。結婚している人よりも独身者の方が早死にするという統計データもあるし、孤独な人は認知症になりやすいという研究データもありますしね。

孤独は自由な反面、人と接することがなくなるので人と対話する能力や社交性などは確実になくなるでしょう。認知症になりやすくなるのもわかる気がしますね。孤独な人は脳を刺激する何かを意識してやる必要があると思います。

 

私の孤独感について

私自身は孤独な人生を送っていますが、孤独を愛しているわけではありません。自分の好きな人や気が合う人とは積極的にできれば交流を持ちたいと思っています。でも口下手だし、人の話を聞くのも苦手なので彼女も友達も一人もいません。

気の合う友人や恋人、配偶者がいるに越したことはないと思います。一人の時間は誰にでも大事な時間だと思います。ただし、それも程度問題でしょう。よほどの変人でもない限り、心の底からずっと一人でいたいと思う人はそんなには多くないと思うんです。一人でずっといたら寂しいという感情が芽生えてきて当然だと思うし、誰かに自分の考えを伝えたいとか喋りたいと感じるのも普通の人間の自然な感情でしょう。

ただ私はとにかく、人の輪に入るのが極端に苦手なんですよ。いろんな人が会話を楽しんでいる中に放り込まれても自分が何をして良いのかが分からない。会話をしている人の中に割り込んだら邪魔をすることになると思うので、そう思うと他人の輪に入ることができません。みんなどうやって友人を作っているのだろうと不思議になります。恐らく私は発達障害なのでしょう。

よくそんな状態で社会人をやれているなと突っ込まれそうですが、ここ数年は派遣社員という立場もあり、限られたルーチンワークだけしかやっていないので他人とのコミュニケーションは最低限で済んでいます。煩雑で円滑なコミュニケーションを要求される仕事は絶対に無理と思います。

 

社会人になって孤独を解消するのは、何でもいいから自分が興味がある習い事なり、社会人サークルなり、人が集まるところに積極的に行くことが大切と思います。

私自身も正社員をしていた頃は、週末は音楽教室(ピアノ)やスポーツクラブに通っていました。スポーツクラブは皆が黙々とトレーニングする場なのでなかなか知り合いを作るのは難しいと感じました。音楽教室は講師や音楽教室のスタッフとも自然に知り合いになれるので、音楽に興味がある人にはオススメです。私はピアノを習っていましたが、ギターでも歌を歌うでも何でもいいと思います。

今は派遣社員なので収入が少なく、習い事をするのは難しくなりました。ただ、社会人のピアノサークルなどはネットで検索すればたくさんありますよ。会費が無料のところもありますし。定期的な練習会を行なっているサークルもありますしね。自分が合うコミュニティに出会えるかは分からないけど、気になる社会人サークルがあったら試しに所属するのもありです。合わないと思えばやめればいいだけですからね。とにかく自分から動かないと何にも始まりません。

まとめ

今回は社会人の孤独について考えてみました。

自分は一人でも全然寂しくないし、一人で時間を潰せる趣味もあるから孤独でいいよ、と言い切れる人は強いですよね。それはそれでいいと思います。人に囲まれるばかりが人生ではありません。

ただ、そういう人は一握りだと思うんです。大半の人は気の合う数少ない友人くらいは欲しいと思っているはず。私も人と喋るのは苦手で孤独には強い方だと思いますけど、ずっと一人でいたいとは思いません。

ピアノに興味があるので社会人のピアノサークルなどには時々は顔を出すようにしています。ただ、正直、今の所、社会人サークルで気の合う人には出会えていませんね。社会人サークルもそれなりの社交性は要求されるので、あまり内気な人だとサークル内に居場所はないことが多いです。

私も試行錯誤状態ですが、社会から孤立しないようにいろんな場所に時間とお金が許す限り顔を出してみたいと思います。

関連記事

今年の夏季連休過ごし方について思うところを書いてみた。お金や労力を搾取されないためにも大型連休は自宅で過ごすのが一番です(笑)。

ブログを始めて一年。全く稼げず。ブログで稼ぐ厳しさが分かった一年でした。

久々のピアノパーティーは出席者も様変わりし親しい人が減って雰囲気も微妙でほろ苦いものでした。