勉強しないバカは搾取されるのは、残念ながら本当です
大物ブロガーのイケダハヤトさんがyoutube上で公開しているイケハヤ大学の講義で興味深いものがあったので少し紹介します。
”バカは搾取される 貧困スパイラル”という過激な題名ですが、残念ながら真実と思います。
私はイケダハヤト氏のアンチでも信者でもありませんがこの動画には非常に共感しました。
現在、あまり人生がうまく運んでいないと感じる方はぜひ見て欲しい動画です。
ここでいう、搾取というのはお金だけでなく、時間、労力、健康までも搾取されるということです。
また、バカというのも頭が悪いという意味ではなく、知識がない人(勉強しない人)、社会に無関心な人を指すのだと思います。
資本主義は知識がない人が徹底的に大損するシステムです
これが残念ながら残酷な真実。
資本主義は、資本家が商品やサービスを安く作って、顧客に高い価格で販売したりサービスを提供するシステム。至って単純です。
資本家は商品やサービスを安く生み出すために人件費を押さえたり材料の仕入れコストを下げる様に努力します。
また、資本家は、顧客に高い価格で商品を販売、サービス提供するために広告に高い金を掛けています。
この広告というのが曲者で一番、勉強しない人を搾取しやすい部分なんですよ。
言い換えると、勉強しない人を搾取するために企業が広告に金を使っていると考えてもいいと思います。
分かりやすい例で言うと、ロボアドバイザーのウェルスナビがありますね。
私も2年間ウェルスナビを使っていましたが、手数料の高さが嫌になって先日解約しました。
TVでもHPでも有名芸能人を使って派手に広告を出し、ネット上では資産運用系の多くのブロガーやYoutuberがアフィリエイト報酬狙いで宣伝、紹介しています。
預かり資産額は2000億円を超えてウェルスナビのビジネスは大成功と言っていいでしょう。
ウェルスナビがこれだけ派手なTV広告、多くのアフィリエイト広告を打てるのは、利用者から高い手数料(資産額の1%)を徴収しているからです。
私もそうでしたが、株式投資初心者には手数料が1%が割高なのかリーズナブルなのか分かりません。
ただ、株式投資を勉強するにつれて、資産額の1%が手数料というのがいかに高いかが分かってきます。
例えば、ネット証券が販売している投資信託では、ニッセイ外国株式インデックスファンド(手数料0.1%)をはじめ、手数料が0.1〜0.2%位の投資信託が沢山あります。
また、ネット証券で購入できる米国ETF(米国株式VTi、全世界株式VTなど)も手数料0.1%未満が当たり前なんですよ。米国ETF購入は銀行でドル両替と証券会社へのドル送金の手間がありますが、住信SBIネット銀行とSBI証券を使えばそれも簡単にできてしまいます。
こういう格安の手数料の投資信託や米国ETFの情報を知っていればウェルスナビを利用する人は今よりずっと少ないはずです。それどころか一部の人を除いて誰も利用しないでしょう。
私が搾取された経歴
全く勉強しなかった20代、30代
偉そうに書いてきましたが、私も今までの人生でめちゃくちゃ搾取されています。なぜなら、勉強しないバカだったから。
大学を卒業してからは、週末はドライブや旅行ばかりして勉強なんか全くしていませんでした。
今思うと、社会のことを全く知らないただの青くさいガキだったと思います。
この時代に、資産運用(不動産、株式投資、生命保険、医療保険)や専門知識(私は化学が専門)の勉強をしておけば、私の今の人生は相当良い方に変わっていたでしょう。
まあ、今更気がついても後の祭りなのですが・・・
英会話教室NOVAで大損
週末のドライブや旅行にも飽きてきた30歳の頃、これからの時代、英語の勉強でもした方がいいかなと感じ始め、英会話NOVAに入学。週末を中心に10年くらい通いました。ただ、英語は学生時代から得意ではなかったのでほとんど上達しませんでしたね。おまけにNOVAは倒産して全納していた40万円を踏み倒される始末。お金も時間も労力を吸い取られただけで全くいいことありませんでした。
そして、私の様に実務でロクに英語を使わないのに、英会話学校に行って勉強するのはマジでやめた方がいいです。よほど語学の才能がない限り上達しないので時間と金をドブに捨てることになります。また、仮に英語がそこそこ上達しても昇進や転職に有利になることは断じてありません。英語にしろ各種資格にしろ、キャリア(仕事歴)とリンクしないと全く意味がないことは覚えていた方がいいですよ。
逆に実務で英語を多用する人は、英会話などの勉強に積極的に投資すべきと思います。その方が転職や昇進にも有利になるので有益な投資になります。
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出会い系パーティーで大損
実生活で全く女性に縁がなかった(もてなかった)ので、危機感を感じて一時期、毎週の様に出会い系パーティーに多額の金を払って(だいたい6000円くらい)参加していた時期がありました。
分かったことは、出会いパーティーに出ても女性に相手にされるのはイケメンか話術が巧みな人だけ。また、カップル成立率も非常に低いです。結局多くの人は、パーティー開催業者の養分になるだけなんですね。顔も普通以下で口下手な男が出会いパーティーなんかに出ても壁の花になるだけ。沢山の時間と金をドブに捨てました。実生活で全くモテない男が、パーティーに出てモテまくりなんてあるわけないです。
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新車売買で大損
若い時は車でドライブが大好きだったので、安い車を何回か買い換えました。これも大失敗。高価な良い車を購入してそれを長く使う方が結局は得でした。安い車は乗り心地も操縦性も今ひとつで、車が好きな人は満足できずに何度も買い替えがち。これは損です。
資本主義社会で安くていいものは原則ありません。安いものは価値がないから安いんです。この当たり前のことがバカな私には分かりませんでした。
新築マンション売買で大損
35歳の頃、上場企業勤務して人並みの給料を貰って多少の貯金もあった私は、調子に乗って、貯金を頭金にして新築分譲マンションを購入。今思うと大馬鹿としか言いようがありません(笑)。
一部の優良物件を除き、新築マンションは短期間で大幅値下がりするのは当たり前であることは、購入した後に知りました。だから、賢い人は見栄を張らずに築10年前後の中古マンションを購入します。築10年くらいのマンションは既に新築時よりも大幅に値下がりしていますから、手放すときに大幅値下がりのリスクを減らせます。
あと、そもそも少子高齢化が醜い日本では不動産価格が下がっていくのは当たり前のことです。よほど優良物件でもない限り売却時に大損するのは明らかなんですよ。私はこのことを甘く考え過ぎていました。
購入時は一生住むつもりで購入したのですが人生とは思うようにいかないもの。購入から五年後にリーマンショックに日本も襲われます。私が勤務していた会社も大幅リストラを敢行し、私もリストラされ子会社に出向になりました。勤務地が変わりマンションは空き家に・・・。空き家にすると保有コストが膨大(固定資産税、修繕積立金、管理費など)なので結局、売却せざるを得ませんでした。不動産投資のことを何も知らないサラリーマンが賃貸に出すのも非常に大きなリスクを伴います。
購入から12年後に売却した時は1200万円も値下がりし大損。見事に不動産会社と銀行の養分になって終了(泣)。
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ロボアドバイザーで大損
二年前、様々な資産運用系ブロガーがウェルスナビやTHEOを勧めていたので、深く考えずに入金して運用を始めました。積立額が増えてくると毎月引かれる手数料がどんどん高くなっていき、これはなんかおかしいぞ?と感じ始めました。
資産運用の本をいろいろ読んで勉強を始めると、ロボアドバイザーは非常に高い手数料ということが分かってきました。
資産運用系ブロガーでも有名な水瀬ケンイチさんは、著書の”お金は寝かせて増やしなさい”の中でロボアドの手数料では運用益が長期運用で大幅に下がると警告しています。
私は手数料の高さに嫌気がさして、THEOもウェルスナビも解約しました。相場にも助けられて、なんとか元本毀損せずに全額引き出せました。
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ロボアドバイザーのウェルスナビが人気ですが手数料が高すぎるのが最大の欠点。一般の人は手数用の安いネット証券で賢く資産運用した方が良いです。
アクティブファンド で大損
私が資産運用を始めた二年前、SNS上では日本のアクティブファンド 、レオスひふみプラスの評判がとても良かったのです。TOPIXや日経平均などのインデックス指数よりも遥かに良い運用成績を挙げているということで大人気でした。今でも人気なのは変わっていないようです。
周りの評判につられて軽い気持ちでレオスひふみプラスをネット証券で購入。ただし、私が購入して数ヶ月後に日本の株価が下がり始めました。TOPIXも当然大幅に下がりましたが、ひふみプラスはそれ以上に大きく株価を下げ始めます。
この一年である程度は株価が戻りつつありますが、未だに購入した時の株価には戻っていません。近いうちに解約予定です。同時期に購入した世界株式インデックスファンド は10%以上の利益が出ています。アクティブファンド は高い手数料なのですから、インデックスファンドより運用成績が悪ければ我々投資家からすれば存在意味がありません。
株式の勉強を始めてから、ほとんどのアクティブファンドはインデックスに運用成績で勝てないという事実を知ることになります。投資先進国の米国ではインデックスファンドの方が遥かに人気が高いそうです。この事実を事前に知っていればひふみプラスを購入することはなかったでしょう。
レオスひふみプラスに投資した資金を世界株式インデックスファンドに回しておけば更に利益が増えていたので悔しくて仕方ありませんね。
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ソーシャルレンディングで大損
ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)も某資産運用ブロガーが勧めていた影響で始めました。
ところが運用から一年くらい経った頃からmaneoというソーシャルレンディング業者が延滞(利息や元本の遅配)を繰り返し始め損失がどんどん膨らみ現在では40万円ほど資金を凍結されています。このまま貸し倒れになる可能性も十分にあります。
ソーシャルレンディングは株式のように投資家保護制度が整っていませんから、安易に手を出さない方がいいです。運が悪いと私のように大損する可能性はあります。
また、株式のように売買が自由にできませんから、株式に比べて資産流動性が大きく劣ります。これも非常に大きなマイナスポイントです。
私が投資を始めた二年前、maneoは優良業者と言われていました。現在では、その評価は一転して沢山の訴訟を抱える危ない会社になっています。
ソーシャルレンディングは一瞬先は闇です。私はmaneoに投資してこのことを学びました。
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maneoの兵庫県不動産ローンファンドで延滞発生。maneoは延滞が多すぎてもうマジで泣きたいですね。
医療保険で大損
私は就職してすぐに全労災の医療保険に加入しました(月額3800円)。暫くしてから。がん保険特約もつけたので4800円になった。今みたいにネット医療保険もなかったから、これでも民間に比べれば安い方でしたね。ただ、45歳頃に高額療養費制度があることを知り、医療保険は不要であることを知ります。大抵のことは健康保険でまかなえることをバカな私は中高年になってから知ったんですよね。また、健康保険加入者は、病気で長期間働けなくなった場合でも、所定の続きを踏めばちゃんと一定額の給与が支給されます。
健康保険制度について全く分かっていなかったので全労災に20年以上搾取されました。その金額は100万円を超えました。100万円を20年間資産運用しておけば良かったと思いますが全ては後の祭りです。
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個人年金保険で大損
43歳の時に、会社に出入りしていた生保レディに勧められて何も考えずに個人年金保険を契約。周りの社員も契約している人が多かったので何の疑問の抱かずに契約しました。
今は七年前の私が大馬鹿だったことが分かります。七年前の私をぶん殴ってやりたいくらい(笑)。
本当は個人年金保険を解約したいのですが、早期解約すると違約金を突れます。自分の金なのにおかしいですよね?これが個人年金保険がクズ金融商品と多くの人に言われる所以です。顧客をバカにしているとしか思えません。
個人年金保険で積み立てている金を世界株式で運用しておけば相場も良かったので大きな運用益を今頃手にしていたでしょう。お金に詳しい賢い人は皆そうしています。
個人年金保険というのは、顧客から預かった資産を保険会社が世界株式などで資産運用していますから、多くの運用益を生命保険会社の生保レディなどの給与に奪われているだけなんですよ。
だから、当たり前ですけど、個人年金保険は元本保証ではありません。生命保険会社が運用に失敗して経営破綻したら元本毀損する可能性があります。嘘だと思うなら担当営業に聞いてみてください。おそらく、はぐらかされるでしょう。私も元本保証なんですか?と担当営業に聞いたら明確には答えてくれませんでした。これが元本保証していない最大の証拠です。
つまり、個人年金保険は元本毀損する可能性のあるローリターンな金融商品なんですよ。
できれば多少の違約金を払っても解約した方がいいと思います。私も悔しいですが、違約金を払ってできるだけ早く解約しようと思っています。戻ってきた金で世界株式に投資して運用した方がずっと利回りはいいですよ。自分で世界株式を運用すれば生保会社にリターンを奪われませんからね。
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個人年金保険は利回りや控除減税もそれほど旨味はないので、今から加入するならIDECO(個人型確定拠出年金)の方を勧めます。
まとめ
勉強しない人間は搾取されることを、私の搾取された経験も踏まえて語ってみました。
もし、この記事を読んでくださっている貴方が若い方ならば、仕事を頑張るのはもちろんですが、生きていくことに必要な事(不動産、株式投資、健康保険、生命保険など)を真剣に勉強した方がいいと思います。残念ながら、この国は、こういう重要なことを学校では教えてくれません。だから自分で学ぶしかないんですよ。
勉強することによって、物事の価値を正確に判断できるようになっていきます。
ある程度、騙されて損することはあるかもしれませんが致命的な失敗は勉強すれば避けられます。
私のようにクズ不動産を購入して大損したり、医療保険や個人年金保険などのクズ商品に手を出すことはないと思います。
また、資本主義社会では安くて良いモノを購入するのは相当の目利きが必要です。大抵の場合、安いモノは価値が無いから安いのであって、安易に安いモノを購入すると安物買いの銭失いになる可能性が極めて高いです。洋服でも自動車でも家電製品でも不動産でもこれは全て当てはまります。
短期的な消耗品は安物でもいいですが、長く使う耐久消費財はちょっと高いなと思うくらいの商品の方が使い勝手もいいし長持ちするし長い目で見れば得をすることが多いですね。
逆にいうと、安物ばかり購入していると、使い勝手は悪いしすぐに故障したりして何度も買い換える羽目になり、長期的に大損する可能性もあります。
繰り返しますが、安易に安物に飛びつくのは貧乏の始まりです。くれぐれもご注意ください。
生きていくために必要なことを知りたかったら山崎元先生の以下の本が本当におすすめです。