【派遣】有期雇用と無期雇用の比較。無期雇用はデメリット多い。

派遣社員

もうすぐ、有期雇用(登録型)から無期雇用(正社員型)の派遣社員になります

こんばんわ。派遣社員歴が五年になる、makoです。

今年の11月から現在の派遣先において有期雇用から無期雇用(正社員型)の派遣社員になることに決めました。

というのも、現在の派遣先がもうすぐ派遣期間が3年になるので契約期間が満了になります。今の派遣先で継続就業するならば、無期雇用(正社員型)の派遣社員に立場を切り変えるしかないんですよ。

 

今までは有期雇用だったので3ヶ月更新でした。無期雇用になると、半年更新になります。また、現在の派遣先で契約が終了すると、派遣会社が別の派遣先を紹介して、その派遣先へ就業することになります。

無期雇用の派遣社員というと待遇が上がるんでしょ?と考える人も多いと思いますが、基本的には変わりません。

派遣会社によっても待遇は変わるかもしれませんが、私の登録している派遣会社では、有期雇用から無期雇用になる場合、待遇はほとんど変わらないとのこと。

派遣先での評価が高ければ、多少給与が上がる程度で、それも微々たるものです。原則、ほとんど待遇は変わらないと思っていれば間違いありません。

無期雇用のメリット、デメリットとは?

私は有期雇用から無期雇用にすることはかなり悩みました。

というのもデメリットが結構あるからです。

無期雇用のメリット、デメリットはいろんな人が語っています。

正社員型のメリットは何か?将来性はあるのか?

→私と違って若い人が書いているので一般的にはこちらの記事の方が参考になるかな(笑)。記事も読みやすいです。

 

まずは無期雇用のメリットは

・3ヶ月更新から半年更新になり雇用が安定する。

・派遣先を切られても(契約終了になっても)、派遣会社の責任で次の派遣先を探してくれる。

・次の派遣先が決まるまでの待機期間にも給料は貰える。(実はこれには裏があります。あとで説明します)

 

一方、無期雇用のデメリットは

・3ヶ月更新から半年更新になることで、職場で何かトラブルが起きたり居心地が悪くなっても、長期間我慢しなければならなくなる。

・転職活動して、現在の派遣先よりも高待遇の職場から内定を得ても、タイミング次第では内定がを辞退せざるを得ない。3ヶ月なら待ってくれる企業も多いだろうが、半年待つ企業はだいぶ少なくなる。

要は転職チャンスを逃してしまう可能性が高くなります。派遣は有期雇用だろうが無期雇用だろうが、原則、契約期間は辞めることはできません。病気などで就業ができなくなる特殊な事情があれば別ですけどね。自己都合で辞めることは原則できません。

まあ、無理やり辞めることはできますよ、ただ、その派遣会社のブラックリストに入れられて、2度と仕事を紹介はして貰えないと思います。

 

・派遣会社が探した会社は無期雇用でいる限り辞退できない。自宅から多少遠くても、仕事内容が自分にとってイマイチでも就業しなくてはなりません。勿論、辞退することはできますがその時は有期雇用に戻ります。

要は無期雇用の立場を継続する限り、自分で就業先を選ぶ自由がなくなってしまいます。これは大きなデメリットだと思います。派遣会社は我々登録者のスキルや性格を100%分かっているわけではありません。ミスマッチの案件は沢山あると思います。

自宅から遠い職場でも就業しなければならないのも嫌ですよね。私が登録している派遣会社は、通勤時間が一時間半までの職場には就業しなければならないと契約書に記載されています。残業が多い就業先に当たってしまうとかなり大きなデメリットです。

 

・待機期間は給料は貰えるとはいえ、派遣会社での雑用係になってしまう。

これもかなり大きなデメリットです。派遣会社によっては、研修センターなどでスキルを身につける教育実習を実施会社もあるようですが、私が現在登録している派遣会社は、待機期間中は派遣会社の各支部で雑用(書類のコピーなど)をしなければなりません。

派遣会社に問い合わせると、大半の登録者はすぐに次の派遣先が決まるので待機する登録者はそれほど多くはない、とのことでしたが、不安は拭えません。

何故、私が無期雇用型の派遣社員を受け入れたか?

私は、悩んだ末に無期雇用型の派遣を選択しました。

何故なら、

・無期雇用を断ると、今の派遣先は3年ルールで契約満了になる。次の派遣先を自分で探さなければならない。私の年齢(50歳)がハンディキャップになり、すぐに次の仕事が見つかるとも思えない。

・今の派遣先よりも待遇の良い派遣先を見つけるのは相当難しい。正社員としての就職を見つけるのはさらに難しい。特に正社員の場合、一般的な優良な企業は私の年齢だと管理職経験が豊富な超エキスパートしか採用しません。

 

何故なら、優良企業には若くて優秀な人材がいくらでもいるので、敢えてリスクをとって職務経歴がイマイチの中高年を採用する必要は全くないからです。だから、本気で正社員を目指すなら、ブラックな業界(介護、タクシー運転手、不動産、生命保険の営業など)しかないわけですよ。

こういう業界が何故、中高年を採用するかというと、めちゃくちゃ人手不足だからです。要は仕事がキツくて給料が安いからですね。そういう仕事は当たり前ですが社員の離職率が高く絶えず人手不足です。

誰でもいいから働いてくれる人が欲しいのでしょう。

不動産や生命保険の営業は高給ではないのか?と反論が聞こえてきそうですが、このような仕事は基本給が安い歩合給の仕事が殆どなので、契約が取れない営業マンなんてずっと薄給のまま。契約取れない営業マンは社内では存在価値はないので居場所はありません。よほど鈍感な人以外は辞めざるを得なくなります。

まとめ

私は派遣無期雇用のデメリットを承知の上で、有期雇用から無期雇用への変更を選択しました。

まあ、選択しましたというとかっこいいですが、現実は他に選択肢がなかっただけです。非常に悔しいですけどね。

要は消去法で派遣の無期雇用しか選択する道が無かったんですよ(泣)。

 

一般論として、派遣無期雇用は、若い人には勧めませんね。若い人は正社員の道もチャンスはまだまだあるし、派遣でも条件の良い職場は、私のような中高年と違って沢山あるでしょう。

同じ派遣先で半年間も拘束されるのは、転職先を探しやすい若い人にはデメリットでしかありません。

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