一般の人はカシオなどの安価な電子ピアノで十分です
こんにちは
この度ヤマハの電子ピアCLP675を購入して1ヶ月ほど経過したので使用感などをシェアしたいと思います。
本体価格は26万円ほどでした。
その他に設置費用、運搬費用が少額ですがかかります。
また、不要な電子ピアノを処分する費用もかかるのですが、今回は電子ピアノの処分は費用はサービスしてもらいました。
結論から先に申し上げると、ごく普通の人にとって、電子ピアノは10万円以下のモノで十分です。
よほどのピアノ上級者などを除けば一般の人は安価な10万円以下の電子ピアノでも十分満足できると思います。
無理してYAMAHAやKAWAIやローランドの高価な電子ピアノを購入する必要はないと思います。
私が電子ピアノを購入したのは、6年ほど使っていたカシオの電子ピアノ セルビアーノ(ヨドバシカメラで9万円で購入しました)の電源が入らなくなってしまって使えなくなったからです。
修理してまた再度使うという手もあったのですが修理代にもお金がかかりますし、既に6年使っているわけですから、再度別の不具合がでるかもしれません。
色々と考えて思い切って新たなピアノを購入することに決めました。
YAMAHAのCLP675は品質に対して割高。カシオの電子ピアノの実力を感じた
カシオの電子ピアノを長く使っていた私にとって、楽器メーカーのYAMAHAやKAWAIは憧れのメーカーでした。
勿論、それらのメーカーのピアノはカシオよりも価格が高額です。
全くのピアノ初心者にとってはYAMAHAやKAWAIの電子ピアノは高額なので購入の敷居が高いのです。
勿論、購入しても全然構わないのですが、いくら高額な高品質のピアノを購入しても長く使うとは限りませんからね。
あまり上達せずにすぐに飽きてしまうかもしれませんしね。
初めてピアノを購入するなら10万円以下のピアノでも全然構わないと思うんです。
私も初めてのピアノは9万円くらいのカシオの電子ピアノを購入しましたが6年間飽きずに使えました。
3年くらい経った頃から鍵盤の打鍵音がやかましくなり始めましたが、ほとんどはヘッドホン装着で使用していたので気にはなりませんでしたね。
ペダルの操作感、鍵盤のタッチ、音質も初心者、中級者には十分でした。
そういう私にとって、今回購入したCLP675を1ヶ月ちょっと使用した感想は、
カシオのピアノで十分だったということです。率直に言って、CLP675高額な値段に見合う満足感は現在のところ得られていません。
YAMAHA CLP675の長所
1 スピーカー音質が良い。
→カシオのピアノよりは音質が良いのは確かですが、と言ってもカシオのピアノがダメだったのかというと全然そんなことはありません。私は集合住宅に住んでいることもあってヘッドホンで利用することが多く、大きなスピーカー音を近隣住民に巻き散らすわけにはいかないのです。ただ、ヘッドホンを装着してもカシオのピアノよりは音質は良いと思います(当たり前か)。
2 デザインに高級感がある
→部屋に置いておくだけで家具のようにインテリアになります。カシオのピアノは質感も外観も高級感はありませんでしたね(笑)。
3 木製鍵盤
→カシオは樹脂鍵盤でした。樹脂鍵盤よりは確かにタッチが良いし高級感もあります。ただ、樹脂鍵盤でも演奏には全く問題はありませんでしたよ。
4 iPadやiPhoneなどとの電子デバイスと連携させることが可能
→便利な機能ですが私はほとんど使いません。電子デバイスと連携して利用することが多い人には有り難い機能でしょう。
5 高さ、幅ともに十分な楽譜置き場がある
→これはいいですね。横長の楽譜でも十分にストレスなく置くことができます。カシオの電子ピアノの楽譜置き場は高さ、幅ともに十分ではなく置いた楽譜が安定せずに非常にストレスが溜まりましたね。
YAMAHA CLP675の短所
1 価格が高い
→アップライトピアノよりは安価ですが26万円という価格は電子ピアノとしては十分に高額です。
2 打鍵音がやかましく安っぽい。
→購入直後はそれほど感じなかったのですが、たった1ヶ月で打鍵音がやかましく感じるようになりました。カシオの電子ピアノでもここまで短期間で打鍵音が気になることはなかったのです。20万円以上する電子ピアノとしてはちょっと残念な質感です。YAMAHAにはもっと価格相応の作り込みを頑張って欲しいと思います。
3 付属のヘッドホンが安っぽい。
→サイズが小さい。小さいので耳がすっぽりと収まらずに演奏中にもやかましい打鍵音が侵入してきます。これには興醒めです。20万円以上する電子ピアノならばもっと高品質なヘッドホンを付けて欲しかった。もう少し高品質なヘッドホンに買い替え予定です。
4 鍵盤の打鍵感が重たい。
→軽い鍵盤の電子ピアノに慣れている人はこの重いタッチの打鍵感に慣れるまで時間が掛かると思います。
特に左指で弾く低音域にずっしりとした重さを感じます
私もカシオの軽い鍵盤に慣れていたのでCLP 675の鍵盤の重さは購入したての頃、だいぶ気になりました。今はだいぶ慣れましたけどね。
購入した山野楽器の店員さんによるとCLP675は試弾して鍵盤の重さが理由で購入を諦める人が少なくないようです。
そういう人はCLP635などより安価なグレードを購入するようです。ただ、クラッシック音楽を主に演奏する人ならばCLP675の方を勧めるそうです。
5 重量が重い(70kg以上)
→カシオのピアノは35kgほどでしたので2倍程度の重さです。CLP675は組み立て式のピアノですので配達日には自宅で組み立てになります。
一旦設置したら移動はできませんので、設置場所はよく考えましょう。重たいので引越しの時は分解、組み立てが必要になる可能性があります。そうなると引っ越しも手間がかかり引越し費用も高額になるのでその辺りはマイナスポイントですね。
カシオのピアノは引越しでも分解の必要はなく引っ越し屋さんが二人で運ぶことができました。
CLP675購入の決め手になったのは、高級感ある音質と外観です。
カシオのピアノが故障して買い替えを検討していた時、初めからYAMAHAを考えていたわけではなく、KAWAIかYAMAHA、ローランドあたりの20万円前後の電子ピアノを計画していました。
カシオも悪くないけどやはりYAMAHA、KAWAIなどの楽器メーカーの電子ピアノには漠然とした憧れがあったんですよね。
知り合いのピアノの上手な人はKAWAIを勧めていたし・・・
近所の山野楽器でKAWAIとYAMAHAを引き比べてみると私的にはYAMAHAの音質が気に入りました。打鍵感はどちらも大差ないかなと感じましたが、音質は明らかな差があります。
これは好みの問題でしょうね。KAWAIの音質を好む人も沢山いると思います。
3回くらい山野楽器に出向いてYAMAHAとKAWAIの電子ピアノ引き比べて音質、外観などからYAMAHA CLP675に決めました。
短時間の試弾ではCLP675の鍵盤の重さはあまり気になりませんでしたが、自宅で長時間演奏していると、やはり鍵盤の重さが気になる局面は結構あります。
CLP 675を購入検討している人は必ず楽器店で演奏することをお勧めします。
大抵の楽器店では楽譜を見ながらの演奏は禁止していますが、楽譜を見ない短時間の演奏なら大丈夫と思います。
できればヘッドホンを装着しての試弾演奏もした方がいいですね。電子ピアノはヘッドホン装着で使う人が多いので。
まとめ
新たに購入したYAMAHAの電子ピアノ CLP675について感想を述べてみました。
1ヶ月使用した感覚としては、残念ながら26万円という価格に見合う満足感は得られていません。
音質や外観には価格相応の高級感はあると思いますが、ヘッドホンをしても聞こえてくる打鍵音は安っぽいし興醒めしています。
私が購入したCLP 675だけがこうなのかもしれませんが、20万円以上するピアノの質感としてはこの安っぽい打鍵音は大きな不満です。
高額な価格を考えると多くの人に手放しで勧めることは出来ません。
よほどの上級者でもない限り、カシオの10万円前後の電子ピアノの方が性能と価格のバランスは良いと思います。
私も身近な人に電子ピアノの購入を考えている人がいたら、上級者でもない限り、カシオの電子ピアノを勧めると思います。
高音質なピアノを演奏したくなればピアノスタジオでアップライトピアノ、グランドピアノをレンタルして演奏すればいいのです。
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