悔しいですが自分に対する批判、意見は的確なことが多い。素直に受け入れた方が人生を生きやすくなりますよ。

仕事

他人からの批判、ネガティブな意見は的確なことが多い

こんにちは。知り合いからは頑固者と言われるmakoです。

皆さんは、会社の上司や同僚や友人から、ご自分の性格や能力などをズバリと指摘されて嫌な思いをしたことはありませんか?

会社では、お前は協調性がない、コミュニケーション能力がない、プレゼン能力がいまいちだ、ロジカルシンキングができていないなどダメ出しされることもあると思います。

良い評価なら嬉しいものですが、こういうネガティブな評価をずばりと指摘されると誰でも気分を害するものです。

私自身も先輩や会社の上司からネガティブな指摘を何度もされてきました。

自分を客観視できるのは他人しかいない

指摘されたときはもちろんいい気持ちにはなりませんが、しばらく経って振り返ってみると確かにそうだよなと、納得することも多かったですね。悔しいですけど。

やはり自分のことは自分で理解するのが難しいと痛感します。灯台下暗しという言葉がある様に、自分のことは自分ではわからないことが多いのだと思います。

私の体験談

学生時代

大学四年生の時のことでした。私は理系の私立大学生。理系は四年生になると教授の運営する研究室に入ります。そこでは、大学院生の先輩から色々と教わりながら実験や研究を進めていきます。

ある時、私のことを直接指導していた大学院生が、”お前は理系にしては機械に弱いし協調性もないから、民間企業で研究者や技術者として働くのは向いていないと思う、公務員を目指したらどうだ?”と言ってきたことがありました。

そのころの私はまだ、23歳の世の中のことも自分のことも全く分かっていない若造でしたから、失礼なことを言う奴だなと、その先輩の大学院生に対してある種の不信感を持ちました。

協調生のないことは自分でも薄々は気がついていたんですよ。研究室という閉鎖された環境で毎日過ごすことにある種の息苦しさを感じていました。研究室の仲間は、別に友人でもなんでもないので、嫌な奴や気が合わない連中も沢山いました。そういう連中とは距離を置いていたので、結構浮いていたと思います。そういう姿を大学院生の先輩が見て、こいつは協調性がいまいちだなと感じたのでしょう。

機械に弱いと言われたのも心あたりが全くなかったわけではありません。研究室では、様々な測定機器を扱いながら実験を進めなければならないので、様々な測定機器の操作方法を覚えなければいけません。私はその操作方法をなかなか覚えられなかったんですよね。同級生は一回使えば大体は覚えていましたが、私は無理でした。3回、4回と使わないと覚えられないんですよ。実験のやり方も同級生に比べて要領も悪かったし手先も不器用だったので、先輩から見たら、鈍臭い奴に見えたのでしょう。

悔しいですが、今振り返ってみると、私指導をした大学院生は、実に的確に私の能力を見抜いていたと言わざるを得ません。

協調生がないことは社会人になってからも言われましたし、人より測定機器の使い方を覚えるのに時間がかかるのも、社会に出てから嫌というほど思い知らされました。

今ならわかります。協調性もなく、測定機器を短時間で使いこなせない人間が、競争の厳しい企業の研究職や技術職で活躍できるはずがありません。

私の様な鈍臭い人間に競争が企業ほど激しくない公務員を勧めたのは、ある意味親切だったと言えるでしょう。

ただ、当時の23歳の若造で世間知らずの私に企業の技術者や研究者の厳しい環境など分かるはずもありません。

当時の私は公務員には全く興味が持てなかったので民間企業の技術者として働くことを無謀にも夢見ていました。

社会人

私は社会人になってからは、協調性がなく鈍臭い人間なので、様々な企業を転々とすることになります。

要は社会人としての基本的な能力がないので、居心地が悪くなり転職せざるを得なかったことが多かったです。

某企業で正社員として働いている時、ある時に社員同士の懇親会が土曜日に開催されました。私は休日に懇親会などに出たくはなかったのですが、半ば半強制だったので出席するしかありませんでした。ただ、予想通り懇親会は退屈で面白くもなんともありませんでした。だから、どうで誰も見ていないだろうと思って途中で帰りました。そのことを後日、上司から呼び出されて厳しく叱責されました。お前は協調性はなさすぎるということです。学生時代に先輩に指摘されたことと全く同じですね。

また、別の企業では、半期ごとの管理職との面談で、コミュニケーション能力が他人より圧倒的に不足していることを延々と説教されました。コミュニケーション能力がなさすぎて、仕事の進捗が遅れて、周りにも迷惑をかけているということでした。私も馬鹿ではないので気がついていましたけど、コミュニケーション能力がないのだからどうにもならないでしょと、開き直っていましたね。

某企業で営業職で働いている時も、お前は人の心が全くわからない奴だから営業マン失格だと、きつく叱責されたことがあります。

協調性がない、コミュニケーション能力がない、人の心がわからない・・・ こういう社会人としてうまく適応する能力が圧倒的に他人より劣っているという事実をまざまざと指摘されたのが30代前半の頃でしたね。

今思うと、この時点でサラリーマンには見切りをつけるべきだったと感じますね。年功序列制度が適用されている、ぬるま湯の大企業なら、こういうダメサラリーマンでも雇用する余裕があるかもしれません。

ただ、日本経済がこれだけ悪くなっている状況では、協調性もコミュニケーション能力も他人より劣る人間を雇用する企業は皆無でしょう。他に優秀な人間はいくらでもいるのですから。

馬鹿な私はその後もだらだらとサラリーマンを続け、案の定、中高年になってリストラされ、今は派遣社員で食いつないでいる状態です。

まとめ

私自身の経験も通じて、他人からのネガティブな指摘は的確なことが多いことを書いてみました。

勿論、他人の指摘を全て鵜呑みにする必要は全くないと思います。

ただ、多くの人から同じ様なことを指摘されるのだったら、意固地にならずに受け入れるべきだと思います。

その方が人生をうまく生きていけると思います。

頑固な私は全く適性がないサラリーマンをだらだらと続けて中高年でリストラされました。こうなると悲劇でしかありません。

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