人間は時間を経て良くも悪くも変わっていく生き物である

その他

先日、元日本一のニートのphaさんのイベントが大阪で開催された

私はphaさんの著書の10年来の大ファンであるため、一度はphaさんに会ってみたいと思っていた

phaさんは東京を拠点に活動しているので、関西に住んでいる私はなかなかphaさんのイベントに行ける機会がないのだ

元日本一のニートのphaさんにはニートの面影は全くない

そんなphaさんのイベントが大阪で開催されたので、私としてはphaさんにお会いできる千載一遇のチャンスだった

しかし、迷った末、その大阪のイベントに行くことはやめることにした

理由は色々とある

そのイベントは、某短歌作家の出版記念イベントであり、最近、短歌作家として活動しているphaさんがそのイベントのゲストとして呼ばれる形のイベントだった

phaさんにお会いできるチャンスではあったけど、私は短歌には全く興味がないので、私が期待したイベントではなく退屈するだろうな、と思ったのが私がこのイベントに行かなかった理由の一つだ

このイベントはもちろんタダではない

事前予約で2000円、当日券は2500円と結構な額を支払わないと参加できないイベントです

また、大阪の会場に行くまでの交通費もかかるし、夜に開催するイベントだから、現地での外食代もかかるだろう

なんだかんだで、4000円弱はかかる

平均年収を大きく下回る派遣社員の私には4000円は大金です

興味があるイベントなら出席したと思うけど、全く興味のない短歌のイベントに4000円も支払う気には到底なれなかったのだ

ニートとしての生き方、とか、お金がなくても幸せを感じる生き方などのイベントならば喜んで出席していただろうなと思う

phaさんはもはやニートではなく作家である

この10年で様々な作品を発表しているし、大型書店ではphaさんのコーナーが設置されているほどだ

売れっ子作家とまでは言わないまでも、プロの作家として十分にメシを食えるレベルの作家になったことは間違いない

ここ数年のphaさんは短歌や俳句に興味を持っているようで、自身でも短歌や俳句の創作にチャレンジしているし、そういう関係のイベントにかなりの頻度で顔を出しているようだ

私はphaさんのX(旧ツイッター)もフォローしているからそういうことがよく分かるのだ

ニートの生き方、お金がなくても幸せに生きていける方法などの自己啓発の本を執筆していたphaさんの姿は今は無い

phaさんの収入が上がって生活レベルも上がって、今は全く違うphaさんになってしまった

要はphaさんは社会的に成功して成り上がりに成功したと言えるだろう

著書の印税収入も結構あると思うし着実に人生をステップアップしているなと感じる

シェアハウスを運営して貧乏な暮らしをしていたphaさんの姿は今は微塵も感じられない

以前のphaさんの作品が好きだった私にはちょっと寂しい気がするけど、phaさんを見ていると人間は時間が経てば良くも悪くも変わってしまう生き物だと改めて認識することになった

私自身、この10年で、人生観、労働観等の諸々の価値観は大きく変わった

私はこの10年、ずっと底辺派遣社員として働いているので、phaさんと違って全く社会的地位を向上させることはできなかった

一時期は正社員を目指して頑張ったり、もがいていた事もあったけど、私の年齢や能力を顧みればそんなことは無理ゲーであることを悟ったのですでに正社員の道は諦めている

このまま派遣社員として働くか、早期リタイアして第二の人生を始めるのかを悩んでいるところだ

ただ、私も全く変わっていないわけではない

この10年で変わったことは幾らでもある

投資(お金)の勉強を自分なりに始めて、金融リテラシーは大幅に向上したと思う

以前はメガバンクに預金しているだけだったが、ネット銀行(楽天、住信SBI)の口座を開設し、ネット証券(楽天、SBI)の口座も開設して、株式投資を始めた

それに合わせて積立NISA、iDeCoを6年前に始めた

生保の個人年金保険は解約し、そのお金を特定口座での株式投資に回した

6年前に、保有していたマンションも売却した

地方都市のマンションだったので購入時よりもかなり値下がりしていて売却するかかなり悩んだけど、このまま保有していても更に値下がりをするのは明らかだったし、保有しているだけで固定資産税、修繕費、管理費などの固定費も大きくのしかかったいた

思い切ってマンションを手放すことでかなり身軽になれた

大きく値下がりしていたので大損してしまったけど😭、人口減少が酷い地方都市の不動産は資産ではなく負債でしかないことを身をもって(身銭を切って)学んだ

保有コストを上回る家賃を取れない不動産は負債でしかないことを、金持ち父さん貧乏父さんの著者であるロバートキヨサキ氏はだいぶ前から主張している

私は仮に今後、お金に余裕ができたとしても不動産を購入することはないだろう

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地方都市の新築マンションは購入しないのが無難。売却時に大幅値下がりで大損するリスクが非常に高いです。

そんなお金があれば迷わずにインデックス投資(オルカン、先進国株式、S&P500)に回すだろう

また、少額ではあるが、仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、リップル)やソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)にも投資先を広げた

ソーシャルレンディングはもうやめてしまったけど、仮想通貨はまだ保有している

ただ、仮想通貨はどこかのタイミングで売却したいと思っている

株式のように資産保証制度がないので全て自己責任で管理することになる

その管理方法がかなり面倒なので普通の人には全く勧められない

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仮想通貨に少額投資して一年。ビットコイン以外の通貨は大きく値下がり。仮想通貨に興味ある人は今は投資始めるのに悪くないタイミング。

ソーシャルレンディングは投資家保護制度がなく株式投資よりもリスク高いと思います。投資するなら業者と案件を分散しないと危険です。

金融リテラシー以外には、私の色々な価値観(人生観、政治的な思想信条など)もこの5年〜10年で大きく変わった

労働観や人生観が大きく変わったのは間違いなくphaさんの著書の影響が大きい

以前の私は懸命に努力すれば必ず報われるような思想を持っていたけど、そんなものは幻想に過ぎないことを様々な本、ブログを読んで確信した

要は、この世の中は権力者(経営者、政治家)に都合の良い思想で多くの庶民を洗脳しているに過ぎないことを知ることになった

・勤勉は美徳だ

・親孝行は良いことだ

・恋愛、結婚、友人は素晴らしいものだ

これらは常識のように考えている人が多いと思うけど、全て権力者が大衆を管理しやすくするために利用している大嘘(幻想)です

まあ、私は世間的に見ればこの10年、底辺派遣社員を継続しているのでなんの進歩もしていない中年ですが、自己評価ではかなり賢くなったな、と感じています(笑)

私は権力者たちの都合の良い道具(奴隷)にだけは決してならないことを心に決めている

ブログは頭の整理に役にたつ媒体

5年前からブログを始めたのも、私を大きく変えたと思う

まあ、元々はブログ運営して広告収入を稼ぐのが目的ではあったのだけど、その目論見は見事に外れました😭

このブログは全く儲かっていません。このブログを運営するためのサーバー代、ドメイン代も稼げていないので毎年赤字を垂れ流しています💦

そんな状態でも私がブログを運営しているのは、自分の考えを整理するのにとても役に立つからです

自分の考えていることを頭の中だけに置いていると意外と整理できていないことが多いです

考えていることを紙に書き出したり、ブログで可視化することは想像以上に自分の考えを整理するのに役立ちます

まあ、別にブログじゃなくても構わないと思います

Youtubeで自分の考えを動画配信しても良いし、Instagramで発信するのも良い

X(旧ツイッター)でもある程度は自分の考えを発信できるけど文字数が限られているので、自分の考えを整理するにはブログやYoutubeの方がはるかに優れている媒体だと思います

外部に情報配信する場合は、それなりに体裁を整える必要があるので、情報をある程度は整理する必要があるので自然と自分の頭の中を整理することができるのです

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人間関係も大きく変わった

大学時代の同級生とはここ6年ほど全く会っていない

7、8年前までは2年に一回程度は会っていたように思う

しかし、彼らの話題は仕事から家庭の話が中心になり始めていて私は違和感を感じ始めていた

独身の私は家庭の話などされても全く加わることもできないし彼らの家庭内の話など関心も全くなかった

あとは、私がずっと派遣社員という立場から抜け出せないので彼らも私に見切りをつけたのだろうとも思う

彼らは一流企業とは言えないまでも正社員で働いていて年齢相応の役職に就いていた

私のような底辺の派遣社員と付き合っても人脈として得るものは何もなくて時間の無駄だと感じ始めていたのだろう

彼らと私を取り巻く環境が大きく変わっていつの間にか疎遠になってしまった

彼らも今更私なんかに会いたいとも思わないだろうし私も正直会いたくもない

会っても共通の話題が何も無いから話も盛り上がらないだろう

思い返すと特別に彼らと仲が良かったわけでもない

同じ大学の研究室で3年間同じ釜の飯を食った仲間ではあったけど、仲が良いという関係ではなかった

この程度の関係性なので互いの環境が変われば自然消滅するのも時間の問題だったのだろう

 

私は13年前から3年間、ピアノ教室に通っていたことがあって、その縁で知り合ったピアノ同好会に年に1、2回顔を出していた

5年くらい前まではそのピアノ同好会に毎年顔を出していた

5年くらい前まではそこそこ話は盛り上がっていたし、私も仲間と思われていたように感じていた

しかし、昨年、久しぶりにそのピアノ同好会に顔を出したのだけど、私に対する対応が明らかによそよそしくなっていた

私が比較的仲の良かった人たちは殆ど出席していなくて、知らない人ばかりになっていた

なんというか疎外感というかアウェー感をモロに感じたのだ

そのピアノ同好会は初心者むけのサークルだったのだが、年を重ねるうちに上手な人が増えて私のような演奏が下手な人は殆どいなくなってしまった

要は上級者向けのサークルになってしまって初心者があしらわれてしまうような雰囲気を醸し出していた

私のような演奏が下手な人間はサークルのお荷物になってしまった感じがした

私と比較的仲の良かったピアノ初心者達もその排他的な雰囲気を感じ取ってこの同好会に参加しなくなってしまったのかもしれない

まあ、何が言いたいのかというと、組織(職場、学生時代の仲間、趣味のサークルなど)は年と共に良くも悪くも変貌するということだ

今まで居心地の良かった職場やサークルや飲み仲間などもいつまでも居心地が良いとは限らない

メンバーの入れ替わりで組織の雰囲気はガラリと変わってしまうので、一つの組織に依存するのは結構微妙だと思う

自分の居場所では無いなと感じる組織からは早めに抜け出して、新たに自分の居場所を探す必要がある

面倒なことだけど、人間は年と共に変貌するのだから致し方ないとも思う

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