2018年に読んだお勧め本です

読書

おはようございます。私は今日から派遣先が休みになるので1/6までの大型連休になります。お金があれば南の島で1週間豪華ホテルに滞在なんていうこともやりたいのですが経済的にそんなことは許されない身です。そうなると楽しみは読書とかになりますね。本を購入するお金もないという人は早めに図書館に行って連休中に読めるだけの本を大量に借りておくことをお勧めします。

とにかく連休って目的がなけれはTVとかネットとかで暇つぶししがちなんですけど、それでは時間が勿体無い。まとまった休みは勉強とか読書とかブログの更新とかをやるチャンスです。私はワードプレスに挑戦しようと思っています。はてなブログよりも拡張性がありますしアフィリエイトでも稼ぎやすそうなイメージがあります。

今年は沢山の本を読みました。というと読書家に聞こえるかもしれませんが難しい本は頭が良くないので読めません。平易な本を中心に大量に読むスタイルです。では私がよかったなと思う本を紹介します。

資産運用系

ビンボーでも楽しい定年後  森永卓郎

経済評論家の森永さんの本。私はまだアラフィフですが定年後の注意事項が知りたかったので購入。年金、不動産、相続、医療、介護、資産運用など目を背けられない厳しい現実がリアルに描かれています。定年後はお金も大事ですがそれ以上に活躍する場を見つけることの重要性を強調しています。それは仕事でも趣味でも良いのですが特に趣味は準備が必要なので定年後から始めても遅い場合が多いとのこと。私も今のうちから定年後の居場所を見つけることを真剣に考えなければなぁと考えさせられました。

投資バカ 50歳過ぎたら取ってはいけないお金のリスク  荻原博子

TVでお馴染みの経済評論家 萩原さんの本。今年から見境なく投資している私に取っては耳の痛い本ですが投資のリスクをリアルに知りたかったので購入しました。

株式投資は経済成長している時にやるべきものであって今のような不安定な世界経済ではやるべきではない、ドルコスト平均法による長期投資は証券会社のポジショントークなど見境なく投資している私にはためになることが沢山書いてあります。投資をしている人にはぜひ読んで欲しい本です。投資に夢中になっている人の頭を冷やすには良い本と思います

難しいことは分かりませんがお金の増やし方を教えてください  山崎 元、大橋 弘祐

初心者向けの資産運用の本です。私はこの本を読んでから資産運用を始めました。

投資信託、NISA、IDECOを始める方法とか手を出してはいけない金融商品がわかりやすく詳しく描かれています。

山崎さん(楽天証券研究員)と大橋さん(お金の素人)の対話形式で描かれているので投資知識ゼロでもストレスなく読めます。資産運用に興味がある人は一読すると良いです。

お金は寝かせて増やしなさい  水瀬ケンイチ

手数料の安い世界インデックスファンドの積立投資の重要性を説いている本です。ウェルスナビなどの手数料の高いロボアドバイザーには否定的なスタンスの方です。水瀬ケンイチさんは資産運用ブロガーとして業界では有名人です。リーマンショック前から積立投資を始めてリーマンショック暴落時にも売らないでひたすら積み立てて現在は大きな利益をあげている水瀬さんですから説得力がありますね。株式積み立て投資を検討している方は読んだ方がいいと思います

年収200万円からの投資生活宣言  横山光昭

投資について何の知識もなくても読むことができる初心者向け投資入門です。難しい経済用語などは使われていないのでサクサクと読むことができます。初心者向けの金融商品や購入してはいけない商品なども横山さんの失敗談を交えて描かれています。投資についてある程度経験がある人が読んでもあまり得るものはないでしょう。投資未経験者の入門書という位置付けと思います。

つみたてNISA 一般NISA活用入門 竹川美奈子

今年のはじめにNISAを始めるときに購入しました。積立か一般かどちらにするか迷う方も多いと思います。どちらも一長一短あるのでどちらがいいとは一概には言えませんがNISA制度が投資したことない人でも分かるように平易にかかれています。私は積立NISAを選びました。NISAについてきめ細かく書いてありますので現在、NISAで投資信託を運用している方でも十分役に立つ内容です。私も分からないことがあれば時々読み直しています

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 三戸政和

サラリーマンの資産運用として会社を購入して経営者となり老後の定期収入を安定して頂くというのが趣旨ですね。想定読者層は大企業の管理職層です。現在、日本では後継者がいなくて廃業する予定の大量の中小企業があり社会問題になっています。大企業を退職した管理職層に廃業予定の中小企業を購入してもらい、何とか廃業せずに存続させたいという著者の狙いがあります。会社を購入して経営を軌道に乗せるのはそう簡単ではないと思いますが、それだけ中小企業の廃業で日本経済に与える経済的損失が大きいということと思います。

率直に言って、私はこの本の内容に全く共感できませんでした。企業で普通に管理職をやっていたくらいの人間が会社の経営者になれるとは到底思えません。会社の経営なんて相当難しい舵取りが必要なはず。購入した会社の経営をうまくやれる保証は何もないですし、会社の経営を悪化させてしまったら責任をとらされたり、場合によっては損害賠償を請求されるかもしれません。そうなったら老後の資産形成どころの話ではないでしょう。

著者の提案はちょっと楽観的すぎると思いました。

自己啓発

引きこもらない  pha

元カリスマニートの phaさんの書籍です。家に引きこもらず社会ともあまり関わらずにお金をかけないで暮らしていく方法が具体的に描かれています。私も年取ったら派遣社員で生きていくのも難しくなるだろうし、近い将来は好き嫌いに関わらずこういう暮らし方を受け入れるしかないのだろうなと興味深く読みました。会社勤めにストレスを感じている人に読んでほしい一冊です

持たない幸福論 pha

元カリスマニートphaさんの著作。現代の日本社会での当たり前の慣習(家族をもつ、会社勤めをする、貯蓄する、家を建てるなど)に疑問を投じています。phaさん自身が会社勤めからドロップアウトしてシェアハウス運営や執筆活動で生活して会社員とは別の幸せを見つけている方なので本の内容にも納得してしまいます。私も就職氷河期世代で今は派遣社員ですし、普通の正社員からはドロップアウトした人間なのでこの本の内容には勇気つけられました。現代社会の価値観に疑問がある人や会社員からドロップアウトした人にお勧めしたい本です

仕事にしばられない生き方  ヤマザキマリ

テルマエ ロマエで有名な漫画家 ヤマザキマリさんの自叙伝です。ヤマザキさんの波乱万丈の人生が克明に記載されています。ヤマザキさんはとにかく毎日をがむしゃらに生きてきて現在の地位を築いたことがよくわかります。キャリアパスを事前によく考えて人生設計をしていくという生き方はしていないことがよく分かる内容です。一言でいうと深く考えずとも毎日懸命に生きていれば人生何とかなるとヤマザキさんは読者に伝えたいのかもしれません。

経済系

世界の潮流 2018→2019 大前研一

投資をしている身としては世界の政治経済を知らなくてはと感じて購入。中国、米国の経済2強体制が加速して日本は緩やかに没落していくだろうとの予測が具体例を交えて描かれている。日本が世界の潮流から取り残されていることが具体的に描かれているので若い人が読むと日本を脱出したくなるかもしれない(笑)。

武器としての経済学 大前研一

世界経済の課題を伝説のコンサルタントの大前さんの視点で分析して世界経済の今後の予測をしている本です。少子高齢化に苦しむ日本の経済活性化の処方箋も提案されています。産業界別の分析もされているので個別株を検討している方には参考になりそうです

君はどこにでも行ける 堀江貴文

ホリエモンが世界中を旅して印象に残った国の独自の分析をしているところが興味深い。その一方、日本の現状の分析も冷静にしていて日本の経済復活のホリエモン独自の方法論もかなりのページを割いて書いてあります。一番最後でヤマザキマリさんとの対談が描かれています。日本の没落と新興国の躍進が具体例を示して書いてあるので解りやすいですよ。外国のことはやっぱり国内でニュースだけ見ていても知ることには限界があります。新興国を実際に旅行して肌感覚で新興国の発展を知っているホリエモンの主張には説得力がありますね。

社会問題

未来の年表 河合雅司

近い将来の日本の少子高齢化の危機を訴える著書。ベストセラーですから本屋で見かけた方も多いのでは?著者は人口政策の専門家。感情論ではなく統計データを駆使して様々な角度からこの国の近い将来の年金、介護、医療費の危機を炙り出しています。私は読んでかなり背筋が寒くなりました。私が高齢者になる頃の2042年に少子高齢化の弊害が最も顕著に現れると書いているからです(2042年問題)。全国民必読の書と思いますができれば若い世代の人に読んで欲しいです。

 

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