アトピー性皮膚炎の注射療法(デュピクセント)について

健康

こんにちは

私は現在52歳ですが、幼少期からアトピー性皮膚炎に悩まされています

既に50年ほど厄介なアトピー性皮膚炎と付き合っていることになります

主にはステロイドの塗り薬や痒み止めの飲み薬で治療を継続していますが治療完治には程遠く、通常の人のように綺麗な皮膚を保てているわけではありません。

春や秋の季節の変わり目ににはアトピーの症状が悪化してステロイドの塗り薬もほとんど効果がないことも多いのです

これは私に限らず、多くのアトピー性皮膚炎患者が苦しんでいるのではないでしょうか?

私は重度アトピー治療の名医と言われる複数の先生を訪ねて治療してもらったことがあるのですが、ほとんどの先生は高額の治療費が掛かるだけで効果がありませんでした。

20年以上前、熊本県の一つの皮膚科だけ、私のアトピーに効果のある漢方薬を処方してくれたのですが、私はその時、転職が決まって熊本県から静岡県まで引っ越しをしなければならなかったのです。

その皮膚科は熊本市の藤崎宮近くにある牧野けんじ皮膚科医院です。

アトピーの名医として知られているようで私が通っていた時はいつも2時間以上待ちました。医院の中には患者が入りきれずに外にはみ出して待っていました。

熊本県近郊に住んでいて重度のアトピーに悩んでいる人は一回、牧野先生に診てもらうことをお勧めしたいですね。

牧野先生はすごく良い先生で私のアトピーがかなり改善したので引っ越しによってその先生に診てもらえなくなったのは非常に残念でした。

案の定、静岡県に引っ越してからは良い先生に巡り会えず、私のアトピーは再度悪化してしまったのです。

 

私はこの数年間、兵庫県に住んでいますが、なかなか良い皮膚科に巡り会えず悩んでいます。

在診てもらっている最寄りの駅近くにある皮膚科は悪くはないのですが、高齢の先生で癖が強く私とは相性が良くないのでこの皮膚科に通院することに苦痛を感じていました。

職場の近くを調べてみると、幸い職場の近くに皮膚科があるので、仕事の帰りに試しに診てもらうことにしました。

私の今までのアトピー治療歴や薬歴を説明すると、ステロイドの塗り薬で治療を続ける限り、アトピーがこれ以上治ることはないですねとあっさり言われました。

その代わりに、注射療法(デュピクセント)や光線療法(ナローバンド紫外線療法)を勧められました。

デュピクセントは免疫細胞から放出される炎症性サイトカイン(IL4、IL3)を抑制する薬剤です。

IL4とIL3が皮膚の内側の炎症を引き起こし皮膚のバリア機能や痒みを引き起こすのですが、デュピクセントはそれを抑制するわけですね。

デュピクセントも紫外線療法も保険適用されますし、ステロイド外用薬とは異なる治療法なので効果があるかもしれないから、試してみる価値はあると医師に勧められました。

問題はデュピクセントは薬価が非常に高額なことです。

医療費3割負担でも1本が2万円弱の価格です。

初回は2本打って、その後は2週間ごとに1本打っていくことになります。

最初の月の薬剤費だけで8万円、その後も4万円も掛かるのです。

更に診療費もプラスされるので最初の月は医療費が10万円超える事になるでしょう。

医師には高額療養費制度を利用するために、前もって、限度額適用認定証を発行してもらったほうが良いと言われました。

限度額適用認定証を医療機関や薬局に提示するだけで高額療養費制度を使うことができるので非常に便利ですね。

高額療養費制度とは医療費が高額になりすぎた場合、自己負担額をその人の収入に応じて下げる仕組みです

限度額適用認定証は加入している保険者(私の場合は全国健康保険協会(協会けんぽ))に請求します

私は派遣会社の保険担当者に限度額適用認定証の請求方法を教えてもらいました。

申請用紙に被保険者番号や保険者番号を記載するだけでしたので申請は非常に簡単でした。

申請から1週間ほどで限度額適用認定証が届きました。

派遣社員の人なら派遣会社の保険窓口、正社員の人なら会社の総務課の人に限度額適応認定証の請求方法を教えてもらってください。

 

で、デュピクセントの話に戻るのですが・・・

 

先生の話によると効き方には個人差があり、劇的にアトピーが改善される患者さんが多くいる一方で、あまり効かない患者さんも一定数いるとのことです。

高額な医療費を使っても効果が殆どなかったら貴重なお金をドブに捨てることになりかねないのです。

要は、デュピクセントの利用はある意味、博打なんですね。

先生からは、先ずは高額なデュピクセントよりもナローバンド紫外線療法を試したらどうか?と提案されています

ナローバンド紫外線療法はデュピクセントのように高額な治療法ではないので安心です

気になる副作用は最悪、皮膚癌になるリスクがあるとのこと。

ただ、私の年齢(52歳)ではほとんど皮膚癌のリスクは気にする必要はないと言われましたけどね。

高齢者は免疫力が弱っているので皮膚癌発祥リスクには注意が必要なようです。

 

まあ、私としてはまだ、デュピクセントか紫外線療法かどちらを試すか心が揺れています。

大事なお金を無闇に減らさないためにじっくりと考えたいところです。

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