現代は飽食の時代と言われている
多くの人が運動不足にも関わらずガッツリと3食食べて間食もするのだから肥満や生活習慣病に悩まされるのも当たり前なのだと思う
私自身、45歳を過ぎてから健康診断の結果で毎回、血液検査で異常値が出るようになった
具体的には、悪玉コレステロール値が高い高脂血症だ
運動習慣が全くない上に加齢で代謝が落ちているからある意味当たり前とも言えるだろう
ある人のブログを読んでダイエットについて興味深い話を知った
農耕が始まる前の狩猟民族時代の人類は現代人よりも健康であることが最近の研究で分かってきているらしい、ということだ
現代人から見れば狩猟民族時代の人類は栄養不足で不健康というイメージを持つかもしれない
しかし、実態は全く異なることが分かってきた
狩猟でよく運動をしていた上に、タンパク質(肉や魚介類)や木の実などを主食にしていた狩猟民族は、炭水化物を過剰に摂取して運動不足の現代人よりも遥かに健康的だったというのだ
農耕が始まって(文明が進んで)小麦や米などの炭水化物を摂取するようになって人類が不健康になるとは何とも皮肉なモノです
興味ある人は、”サピエンス全史”を読むことをお勧めする
最近、健康法として一日一食などを提唱する人も多く出てきたのも、狩猟民族時代の食生活を模倣しているのかもしれない
1日3食は本当に必要か?
私は、狩猟民族時代の人類が健康だった話を知って、当たり前のように3食食べてきた食生活に疑問を感じるようになった
子供の頃からの習慣で3食食べるのが当たり前と思っている人が少なくないと思うが、これは近代化した現代において先進国だけの話に過ぎない
長い人類史においては毎日3食食べることは当たり前ではなかったのだから
狩猟民族時代の人類は、狩猟が上手くいかない時、数日間くらいは食事をとる事さえできなかったこともあるだろう
農耕が発明されていなかった狩猟民族時代は食物を保存することができなかったから
それでも狩猟民族自体の人類は絶滅しなかったし、現代人よりもむしろ健康だったというのだから、3食食べることは見直す価値があると思う
デスクワーク系の中高年派遣社員にとって3食は食べ過ぎだった
私自身は思考停止して1日3食炭水化物を食べていたので、狩猟民族を見習って大幅に見直すことにした
まず、出勤する日は朝食は原則取らないことにした
なぜかといえば、朝早くに起きた直後には大してお腹は減っていないからだ
だからミルクコーヒを飲むだけで出勤するようになった
それでも全く問題はない
勤務先で朝の10時ごろになるとお腹が空くのでその時にチョコレートを食べる程度にしている
ただ、在宅勤務の時は別だ
在宅勤務の時はなぜか朝の9時くらいにはお腹が空くのでバナナなどの果物類を食べる事が多い
ただ、それだけでは飽きてしまうので、その時はおにぎりやサンドイッチなどを食べる
バナナはともかく、おにぎりやサンドイッチは体に良くないことは承知しているが、無性に食べたくなる時は我慢せずに食べるようにしている
無理な我慢は所詮長続きしないからだ
そんな我慢(痩せ我慢)は無駄だと思っている
朝にはタンパク質や野菜を大して欲しいとは思わないので食べることほとんどない
タンパク質が欲しくなった時はナチュラルチーズを齧る程度だ
昼食は出勤した時は社員食堂で定食類を食べることにしているがご飯は抜くようになった
在宅勤務の時の昼食は卵焼きや焼き魚(鮭の塩焼き、カマスやアジの干物など)と野菜(トマトや茹でブロッコリー)を食べる事が多い
ご飯は基本的には抜くことが多いが食べたいときは白米よりは太りにくいと言われる玄米を食べる
だから以前はよく食べていた麺類(ラーメン、そば、うどん)は滅多に食べることは無くなった
ただ、昼の3時ごろを過ぎると小腹が空くようになる
炭水化物は極力控えたいのでナッツ類(アーモンド、ピーナッツなど)を食べるようにしている
ただ、毎日ナッツ類ばかり食べてると飽きるので、そういう時はどら焼きやポッキー、けー、アイスなどの甘いものも食べる
体には良くないだろうが、朝食の時と同じで、無理な我慢は長続きしないので欲しい時は甘いものも食べている
夕食は、結構がっつり食べる事が多いかな
豚肉の野菜炒めや焼き魚を食べる事が多い
炭水化物は原則は控えているが、昼食と同じく食べたい時は玄米を結構食べる事が多い
炭水化物を制限して3ヶ月以上経った
炭水化物を制限し始めて腰回りが明らかに細くなった
スーツのパンツやジーンズを履くときにそれをモロに感じる
ベルトをしっかり締めないとずり落ちてしまうほどだ
年末年始も自宅に引きこもっておせちなどの豪華な食事を全く食べないで普段通りの炭水化物制限を継続したのだから、短期間でも効果が出たのだろう
意外なことに炭水化物を制限することはそれほど苦痛でもなかったのだ
まあ、それほど厳しく制限していないからだろう
原則としては、食事から炭水化物を抜くようにしてはいるけど、ご飯が欲しくなる時は必ず食べるし、間食でも食べたい時は躊躇なく甘いものを食べる
無理しないことがある程度の長期間のダイエットが成功した理由だろう
極端な炭水化物制限をすれば間違いなく短期間でリバウンドしてすぐに元の体型に戻ってしまっていたはずだ
ダイエットは自分のペースで無理なく長期間行うことが重要だと思う
短期間で痩せようとする無理なダイエットは体にも大きな負担をかけて健康に良くないし、リバンドを引き起こして失敗する可能性が高いからだ
最後に 〜本当に3食必要か自分に問いかけましょう〜
現代人は3食食べる事が当たり前のようになっている
これは子供の頃からの教育というか習慣だろう
3食食べることが健康によい事であると教育で刷り込まれているためだ
確かに育ち盛りの子供やスポーツ選手や肉体労働者などは3食以上食べる必要があるだろう
しかし、運動不足の多くのデスクワーク系サラリーマンが3食本当に必要なのか、自分の体に問いかける必要があると思う
朝昼晩、自然にお腹が空くのであれば勿論食べる方が良いと思う
しかし、お腹も空いていないのに半強制的に3食食べるのはやめた方が良いと思う
そんな生活習慣は健康になるどころか、カロリーオーバーで生活習慣病になるだけだと思う
最近は、1日1食健康法なるものが1部の人たちの間でブーム?になっているようだが、これも3食は食べ過ぎと感じている人が多くなっている現れだろう
私は53歳のデスクワーク系の派遣社員だが、3食は間違いなくカロリオーバーだと感じている
感覚的には炭水化物抜き(もしくは制限)の昼食と夕食で十分だ
炭水化物を制限している分、タンパク質は多めに取っているし、野菜類は必ず食べる
朝はコーヒーを飲むだけか、お腹が空いていればバナナを食べる程度だ
それで全く問題なく生活できている
今後は週末に市営スポーツクラブ(民間は高額すぎて利用できません)で軽い筋トレによる無酸素運動とランニングマシンやバイシクルマシンによる有酸素運動をして少し体を鍛えたいとも思う
軽めの運動習慣は健康寿命を伸ばすことは周知の事実だ
ただ、年齢も年齢なので筋肉に負荷を過度にかけるような運動は控えた方が良いだろう
関節を痛めてしまったりしたら本末転倒だからだ
無理なく体を鍛えて更なるシェイプアップを図りたい
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