株式投資を始めて5年以上が経ちました
投資を始めた最初の2年くらいは株式相場が不調で含み損を抱えていましたが、3年目以降は少しづつですが含み益が出るようになりました
現在は600万円ほどの含み益が出ています
マンション売却で大損したのが株式投資を始めたきっかけだった
株式投資をするときた多少勇気が必要でしたが、今は株式投資を始めて本当に良かったと思ってます
私が株式投資を始めるきっかけとなったのは不動産売却(マンション売却)でした
マンションを売却した資金を元手にして株式投資を始めてみようかと思い始めたのです
私はマンション売却で大損したのでもう不動産売買は懲り懲りでした
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株式投資を始める前はとにかく書店の投資コーナーでいろんな投資本を買い漁りました
不動産投資、インデックス投資、ETF(上場投資信託)、米国個別株、積立NISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)、仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、その他の草コイン)などなど、10冊以上の本を購入して読みましたかねぇ・・・
投資本を読み進めるうちに株式投資、特にインデックスファンドへの投資をするのが良いんじゃないか?との思いが強くなりました
多くの投資のプロは不動産投資を勧めていなかったので安心したものです
損切りしてマンションを売却したのは間違いではなかった!との思いを改めて強く感じたのを覚えています
私が特に良い投資本と思ったのは以下の3冊です
3冊とも株式投資未経験の方でも無理なく読めるように平易に書かれています
私はこの3冊を読んで、楽天証券、SBI証券に口座を作り積立NISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めました
楽天(モバイル)の経営が危ういので楽天証券に口座作って大丈夫なのか?と不安を感じる人もいるかもしれませんが、私は心配していません
楽天グループで経営が不安定なのは楽天モバイルだけで、楽天市場や楽天証券、楽天銀行などは業績は悪くないのです
仮に証券会社が潰れても個人の証券口座の金融資産は保護されますので安心です
株式投資に否定的な専門家もいます
株式投資は当たり前ですけど資産毀損リスクはあります
企業の株価(時価総額)は政治や経済の影響をモロに受けるからです
事実、3年前のコロナショックの時は米国株式を含めた世界株式は大暴落しました
コロナショック時に株式を売却して大損した人も少なくなかったと思います
ただ、私は事前に投資の本を読んで勉強していましたのでコロナショックの時も売らずに放置しました
株式で利益を出すにはとにかく、一旦購入したら数十年間、ホールド(保有し続ける)のが鉄則だからです
暴落は一時のことで半年程度で株価はほぼ回復したのです
先ほど紹介した2冊を読めば資産毀損リスクを最小限にする株式投資方法が分かると思います
個別株は流石にリスクが高すぎますが世界株式インデックスファンドならば全世界の数千社の企業に分散投資しているのでリスクを最小限に抑えることが可能です
世界株式インデックスファンドを積立NISAやiDeCoで積立投資して長期ホールドするのが、今や、多くの株式投資家の常識になっています
しかし、株式投資に否定的な専門家もいますね
代表的なのは経済評論家の荻原博子先生でしょう
メディアにもよく登場するので知っている人も多いはずです
荻原先生は不動産を持たず日本円を貯蓄するのが一番、老後の安心に繋がる!と主張していますね
荻原先生はiDeCoや積立NISAにも否定的な立場です
私も荻原先生の本を読みましたが、株式投資を否定する意見には一理あると思いました
荻原先生の主張は以下の通りです
⚪️ 生命保険は無駄なので加入しない
⚪️ 不動産は購入せず賃貸住宅で暮らす
⚪️ 親と仲良くして遺産をしっかり相続する
⚪️ 株式のようなリスク資産は極力保有しない
生命保険や住宅ローンにカネを使うくらいならそのカネをしっかり貯蓄せよ!ということです
遺産については個々人の家庭の事情がありますから難しい面もありますが、親との関係が良好な人は親としっかり話し合って生前贈与なども検討すべきでしょうね
相続もさまざまな抜け道があり節税ができるからです
また、株式は儲かる可能性もある反面、暴落により大損する可能性もあるので荻原先生は株式には否定的なんですよね
多くの株式投資家からは嫌われている荻原先生ですが、私も株式投資はリスクは高いと思います
将来の世界経済がどうなるかは誰にも読めないからです
世界恐慌のような経済暗黒時代が到来して数十年間、世界の株価が低迷する可能性だってゼロではないのです
一番最悪のシナリオは70歳くらいで世界恐慌が起こってその後20年以上株価が低迷してしまうことですね
こうなるとせっせと20年以上積み上げた積立NISAやiDeCoの資産が元本割れしてしまうでしょう
数十年の株式投資の努力が水泡に帰ってしまうのです
まあ、過去の株式相場を見ると暴落後も数年で回復していることが多いので積立NISAやiDeCoの資産が紙屑になる可能性は低いとは思います
とはいえ、暴落のタイミングが人生でお金が必要な時と重なると一時的に人生がピンチになるリスクは十分にありますね
私はそれを承知で株式投資しています
資本主義社会でノーリスクで生きていくことは困難(不可能)です
日本株には投資すべきか?
米国株や世界株に投資する投資家は基本的に日本株への投資には消極的です
かくいう私もその一人です
政治腐敗、少子高齢化、IT化、EV化への遅れ、製造業を主体とした古い産業構造、旧態依然とした保守的な教育制度などを考慮すると日本経済が将来的に堅調に成長することは考えにくいです
投資の基本は潜在成長性の高い対象にお金を投入してリターン(配当や株価値上がり)を期待することですから
日本政府が海外の新興国や先進国に大金を投資して厳しく批判されていますが、これも将来的なリターンを狙っているからでしょう
日本政府自体が国内投資に消極的なのは日本経済の成長性に疑問を感じているからに他なりません
しかし、私の考えではある程度は日本株のインデックスファンド(日経225やTOPIX)も保有した方が良いと思ってます
米国株式インデックスも世界株式インデックスも米ドルベースの資産です
世界株式インデックスには日本株も当然含まれていますが(7%程度ですが)、米ドルベースなんですよね
我々日本人は日本円で生活しているわけですから米ドルベースの資産は為替リスクを内在しています
為替リスクを分散するためにも日本株をある程度は保有したほうが良いのでは?というのが私の考えです
純粋な日本円の株式資産を保有するなら日経225やTOPIXなどの日本株式インデックスを保有するしかありません
戦後はずっと米国が世界の覇権国家だったので現在は米ドルは世界の基軸通貨ですが今後どうなるかは誰にもわかりません
中国やロシアをはじめとしたBRICS諸国が米ドル経済圏から離れる可能性もあると思うんですよね
オバマ政権以降、明らかに米国の世界覇権国家としての地位は下がっていると思います
中国やインドなどの新興国が急速に経済力、軍事力を付けてきたからです
資産の分散という意味で、日本円資産もある程度は保有した方が良いというのが私の考えです
こういうことを書くと日本円は円安になってどんどん資産価値が低迷しているではないか?と反論が来るでしょう
確かにその通りで今の日本はインフレが酷く日本円の価値が落ちている事をスーパーで買い物するたびに感じているでしょう
だからこそ日本円で”日本株”を保有すべきだと思うのです
日本円の価値はインフレで下がっていますが日本株の株価は上がっています
私が保有する日本株(TOPIXやひふみプラス)も15%以上株価が上がっています
日本株を保有するだけで十分日本円のインフレ対策になるのです
株式は怖いのは事実ですがリスクを取らなさすぎて日本円だけを保有することも大きなリスクなのです
実際、日本円預金しか持っていない多くの庶民がインフレで苦しんでいるではないですか?
私が保有している日本株のTOPIXとレオスひふみプラス😄 ↓
レオスひふみプラスはインデックスファンドではなくアクティブファンドなので信託報酬が高いですから頃合いを見て売却する予定です😃
日本円を外貨預金に分散すべきか?
為替リスクを分散するために日本円だけではなく、ユーロや、米ドル、人民元などにも現金を分散した方が良いとし主張する人は少なくありません
理論的にはそれが正しいのかもしれません
しかし、私は外貨預金は全くしていません
理由は
⚪️ ユーロも米ドルも人民元もそれそのものでは株式と違ってキャッシュ(現金)を生まない
⚪️日本円から他の通貨に替える際の為替手数料、また、他の通貨から日本円に戻す際の為替手数料が掛かります。この手間と費用はバカになりません。
⚪️資産の管理が煩雑になり長続きしない
からです
有事に備えて資産を分散するのは基本セオリーではあるのですが、分散するには当然、手数料や管理の手間がかかるのです
私はそれが嫌なのでやってません
外国株式(世界株式、米国株式)インデックス、日本株式インデックス、日本円の3本建で十分ではないか?と私は感じてます
株式以外の資産(ゴールド、債券、不動産)には投資すべきか?
株式だけでは値動き(リスク)が大きいのでゴールド、債券、不動産(リート)も保有した方が良いと主張する意見も根強くありますね
大人気のロボアドバイザーであるウェルスナビは日本円を振り込むだけで株式、債券、ゴールド、不動産(リート)に自動的に分散投資してくれます
ウェルスナビは楽チンで便利なサービスで当初は私も使ってましたが、手数料(資産額の約1%)が高すぎるのに嫌気がさして利用するのを止めました
ウェルスナビを辞めた後はSBI証券の特定口座でゴールド、債券、不動産(リート)を購入して今でも保有しています
債券も、不動産(リート:不動産投資信託)をそれぞれを少額保有していますが、今となってはそれほど必要性を感じません
ゴールドもリートも債券も株式に比べて証券会社に払う手数料(信託報酬料)が高いからです
保有するにしても手数料の関係上、少額が望ましいと思います
ただ、少額保有するくらいなら保有しないほうが良いという考えもあるのです
私も近い将来、債券、ゴールド、リートは売却して、その資金で世界株式や日本株を購入するかもしれません
私がSBI証券で少額保有している海外債券、ゴールド、リートファンド 😃↓
ゴールドの値上がりがすごい👍
不動産についてはリート(不動産投資信託)以外にも、現物不動産を保有した方が良いのか?という大きな問題があります
ロバート・キヨサキ氏は不動産は負債であると主張している
大ベストセラーになった金持ち父さん、貧乏父さんの著者、ロバート・キヨサキ氏は”多くの不動産は資産ではなく負債である”と断言してます
日本人は不動産信仰が強いのでこの言葉を信じたくはないでしょうが私は事実だと思います
多くの日本人は多額のローンを組み、退職金もローン返済に充てて住宅を自分のものにします
だから多くの不動産購入者は住宅を自分のものにしたとき(60歳前後が多い)に手持ちの現金、資産があまりないんですよね
年金が60歳から十分に支給されていた昭和の時代ならそれでも良かったのかもしれない
庶民が購入する家の場合、ローンを完済した頃には不動産価格が大きく下がり価値が無くなっている場合が多いのです
不動産の価値が下落しているのだから、賃貸に出しても借り手が付かず、借り手が付いたとしても安い賃料でしか貸せません
借り手が付いたとしてもその人が賃貸契約を解除したらすぐにまあた空き家になってしまいます
さらに、不動産というのは築年数が経過するごとに痛んできて多額の維持管理費が掛かるのです
これらの事実を踏まえるとロバートキヨサキ氏が”不動産は負債である”と断じるのも分かるような気がします
多額の不動産ローンを数十年組む余裕があるのならばその金で世界株式や日本株式を数十年間積み立てた方がよほど良いでしょう
株式は配当金や値上がり益を生むのでそのお金を部屋の賃料に当てる方が合理的な気がしますね
また、不動産は住む場所が固定されてしまうので、転職や転勤に柔軟に対応できません
良い転職話が舞い込んでも勤務地の関係で断るしかなくなれば、不動産は負債そのものになりかねません
地方公務員、開業医、自営業者などの転勤のない職種の人ならば転勤や転職のリスクは一般サラリーマンよりは減るでしょうが、基本的には住宅ローンにまわす資金を株式投資に回した方が資産形成的には合理的だと思います
まとめ 〜世界株式インデックスと日本円を保有するだけで良いと思う〜
株式投資については賛成だけではなく反対意見も少なくないですが、私は株式投資賛成派です
理由は日本円と持ち家だけでは資産が目減りしてしまう人が多いからです
持ち家(不動産)はインフレに強いと昔から言われていますが、それが当てはまるのは大都市圏の資産価値のある住宅だけでしょう
大都市圏でも交通の便が悪い住宅地は首都圏や関西圏でも不動産価格が暴落していて社会問題になっています
人口減少が醜く経済力が低下している日本で日本円と持ち家だけで資産を保有している人は、それだけで大きなリスクを抱えていると思います
もちろん、例外はありますよ
大都市圏の資産価値の高い住宅を保有して、数千万円の日本円預金があるのならば、あえて株式投資でリスクを取る必要はないのかもしれない
しかし、そんな恵まれた人達は不景気の日本ではごく僅かでしょう
だから成長する可能性の高い世界経済に投資して、世界株式インデックスファンドを保有した方が良いと思うのです
私は5年間の世界株式投資で600万円弱の含み益を上げています
別に特別なことは何もしていません
SBI証券や楽天証券で、世界株式インデックスファンド(三菱UFJ国際 eMaxis Slim オールカントリーなど)を毎月一定額積み立てているだけです
この先、世界経済が不景気になり暴落する時もあるでしょうが、数年経てばまた盛り返す可能性が高いことを信じて、今後も世界株式投資を継続していくつもりです
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